なぜ、秋分の日は年によって変わるのでしょうか?

2017年09月21日

(5)

カテゴリ：閑なゲンタのツブ！

これは秋分の日が二十四節気により決められていることに関係しています。

太陰暦では1年の太陽の動きを二十四等分して、季節の変わり目を表しました。

地球からみた太陽が、特定の位置にきた瞬間で、二十四節気を表したのです。

秋分の日は、太陽が秋分点を通過する日とされています。
ちなみに1年で最も昼が長く夜が短い日が「夏至」で、「冬至」はその逆になります。
そして太陽が秋分点を通過する「秋分」と、春分点を通過する「春分」は、昼と夜の長さがほぼ同じになるのです。

「巾着田　曼珠沙華まつり」開催中！

天上の花「曼珠沙華（まんじゅしゃげ）」妖しく、美しく

お彼岸にお墓参りをするのは日本だけといわれていますが、農耕民族である日本人の、太陽に対する信仰心も結びついたのでしょう。
彼岸のころに開花することからヒガンバナと呼ばれるのが、曼珠沙華（まんじゅしゃげ）です。妖しく魅惑的な赤い花は、「天上の花」という意味もあります。

この曼珠沙華が咲き誇る様を見られるのが、埼玉県日高市です。
日高市に流れる高麗川の蛇行により自然に造られた22ヘクタールの川に囲まれた平地に、約500万本の曼珠沙華が咲き誇ります。ぜひ、秋の行楽もかね、訪れてみてはいかがでしょう。

別名、曼珠沙華（まんじゅしゃげ）とも呼ばれる、お彼岸のころに咲くヒガンバナ

カレンダーどおりではない！？ 1年は365日と6時間弱

ご存じのとおり地球は1年365日かけて太陽の回りを一周するわけですが、

正確には365日と6時間弱でまわっています。

この6時間弱のずれが4年に一度の閏年（うるうどし）となり、

太陽が秋分点を通過する時刻にも少しずつ影響を与えていきます。

このため、秋分の日が9月23日ではない年も出てくるということになるのです。

国立天文台によると「今後は9月22日が祝日になる割合が増えていくだろう」と述べています。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう

最終更新日 2017年09月22日 04時17分12秒
コメント(5) | コメントを書く

[閑なゲンタのツブ！] カテゴリの最新記事