Simple Life

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• お引越

  オフィスの引越作業中。 ちょうど一年前も同じことやってたような気がする…

  Aug 3, 2010

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  今月のカルジェル

  風邪をひいてしまい、ヘロヘロになりながらも事務所の引越し（レイアウト変更）作業のため仕事は休めず死ぬ思いで日々過ごしているうちに気が付いたら８月になってしまっていました・・・しかし、夏風邪というのはツライものですね早く治すためには身体を温めろと言われてもこの季節に温かくするのは我慢大会か！？って感じでなかなか難しい。風邪の症状と暑いのと、どちらがマシかと言うと・・・究極の選択・・・？これは長引くわよねぇ・・・としみじみ実感しました。さて、そんな中ですがしっかりカルジェルのリニューアルに行ってきました。冷房がちょっと寒かったので顔と手だけ出して、全身柔らかいタオルケットでくるんでもらいふかふかのリクライニングシートに横になってうとうと・・・うーん、極楽今月のカルジェルはこちら。　　今回も斜めに塗り分けて、先端は明るいピンク、根元はクリア。境目にシルバーラメのライン、薬指だけライン２本です。なんだかキャンディーみたいな感じ？ちょっと可愛すぎちゃったような気もするけれど夏だから、ま、いっか

  Aug 2, 2010

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• 演舞場夜の部

  久しぶりの歌舞伎。 新橋演舞場７月大歌舞伎の夜の部を見てきました。 今日印象的だったのは親子共演！ 三津五郎・巳之助親子、歌昇・種太郎親子。 何とも微笑ましく頼もしかったです。 そして、久しぶりに見たけどやっぱり『馬盗人』最高！ もう、とにかく馬が素敵すぎ！！ あ～楽しかった… やっぱり歌舞伎はやめられませんわ♪

  Jul 16, 2010

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  今月のカルジェル

  先月のアップが遅れたので、あっという間に今月のカルジェルです（苦笑）あまり変わり映えしませんが、今月はこんな感じ。　　　また斜めに塗り分けて、根元はクリア、先端は濃いめのパールベージュ。境目にラメを散らし、薬指だけ白で模様を入れてもらいました。薬指のアップ。この模様、何て言うんだっけ？マーブル・・・？じゃないか。クジャクの羽みたいな感じです。どうやって作るのかは、まつげパーマ中だったのでわかりません。。。

  Jul 1, 2010

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• 水！

  楽天で定期的に買っているものの一つがミネラルウォーター。 重いものを玄関まで運んでもらえるのは便利です。 2L6本入りを二箱買うと 荷物を一個口にするためテープなどでくっつけてあるんだけど、 縦連結は初めて見た！ なかなかのインパクト！ でも、下のほうを持って肩にもたせかけるようにすると 結構持ちやすいのね。 頑張って持ち上げて家の中に運び入れてたら ちょうど庭に出てきたお隣の奥さんに怯えたような目で見られました… そんなに怖いかしら…？

  Jul 1, 2010

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• お疲れさまでした！

  日本代表、残念でしたね・・・でも、本当に良く頑張った！始まる前は、申し訳ないけど一勝もできないんじゃ？と危ぶんでいたのでここまで素晴らしい活躍を見せてくれるとは！以前は、日本選手の体力的、体格的な劣勢がとても目についてどう頑張っても世界で勝てるもんじゃないよな・・・なんて思ったりしてたんだけど今大会は、止まって並ぶと確かにちっちゃいんだけど動いている試合中の日本選手はとても大きく、外国の選手と遜色無く見えて、しっかりと普通に同じ土俵で戦っているように感じました。選手は代わっても、着実に経験を積み重ねて成長してるんだなぁ。パラグアイ戦はあと一歩のところで残念だったけれど、ベスト16だって初めての快挙。夢はひとつずつかなえていけば良いんです！お疲れさまでした。楽しませてくれてありがとう。４年後も楽しみです。しかし、もしパラグアイに勝っていたら、７月３日の深夜にスペイン戦だったんですね。７月３日の昼間にはスペイン人を交えた会議の予定が入っているのでもしも対戦を控えた状態だったら、会議が脇道にそれて紛糾したかも・・・それもちょっと楽しいかも、なんて思ったりして（笑）（でも長引くのは困る）

  Jun 30, 2010

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  今月のカルジェル

  で自分の手の画像をアップして今月のカルジェルを載せてなかったことに気付きました。今月・・・と言うか、5月末のリニューアルですが、こんな感じです。　　　前回と同じく斜めに塗り分けてますが境目は直線じゃなくて少し丸みを持たせてます。根元はクリア、先端が淡いパールピンク。境目にピンクベースのレインボーラメを散らしてあります。さりげなくてなかなかいい感じ。やっぱりこれくらいが一番落ち着くかな・・・

  Jun 23, 2010

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  新しいパソコンと今更ながらマラソン

  せっかく新しいパソコンになったのにまたまたサボってますが・・・（汗）約一週間経ち、ようやく新しいパソコンにも慣れて来ました。今までに何度も泣いたのでデータのバックアップはこまめに取っていたし前のパソコンも完全に壊れたわけではなかったので全てのデータを無事移行完了。Windows7もなかなか快適です。完全に壊れたわけではないのに新しいのを買うっていうのにはちょっと抵抗があったのだけれどお店に偵察に行ってみると、ちょうど夏モデル発売直前で春モデルが底値になってたんです。何というタイミング！で、いろいろ説明を聞いて、とりあえずカタログもらって帰宅し、夫のパソコンを借りて検索してみたら、楽天では同じものがさらに2万円ほど安いんですよ！その上、次の日からマラソンが始まるっていうじゃないですかー！！これは運命としか思えない。買うしかないでしょ！というわけで、久しぶりに走りました。マラソンパソコンという大物の贅沢品があるので、あとは水とか石鹸、シャンプー、化粧品などの消耗品と夫に頼まれた本やCDやDVD。これでオーバーランの12店舗。これだけにするつもりが、ついうっかりちょっとだけ自分のもの（苦笑）まずは、大好きなアモモさんでこちら。Caroline NajmanハートリングSMOKY QUARZ×PINK QUARZ価格：14,700円（税込、送料込）Caroline Najmanは、以前ひそかにネックレスを購入していてとても気に入ったので。ちょっと可愛すぎるかな？と思ったのだけれど、マラソン中だったし、思い切って行ってしまいました。届いてみると、思った以上に華奢で可愛くて、このぶっといオバさんの指にはめて良いものかどうかしばらく悩んだのですが石の輝きがとても綺麗だし、軽やかで夏のアクセサリーに良さそうなので普段使いに楽しもうと思います。ごつい手で恥ずかしいけど、こんな感じ。Caroline Najman、ネックレスはとてもしっかりとしたつくりで高級感ありますがリングはちょっとおもちゃっぽいかな・・・？でも、普段使いには可愛いです。アメジストは完売だけど、スモーキークォーツはまだあるようですね。そして、マラソンをほぼ走り終えてフラフラしていたときに見つけたこちら。■アウトレット■南洋ルース 15×14mm　ナチュラルゴールド　バロック価格：7,000円（税込、送料別）何ともいえない可愛いフォルムに一目ぼれ。クリッカー金具をつけてペンダントヘッドにしてもらいました。レザーチョーカーにつけるとこんな感じ。思った通り可愛いし、なかなか存在感のあるサイズだし、テリもそこそこで気に入りました。でも、一番可愛いのはちょこんと置いたところ。　　　ヒヨコみたいでしょ？喜び勇んで夫に見せたら、「それなに？デベソ？？」・・・まぁ、そう見えないことも・・・ない・・・けど気に入ってるからいいの！しかし、パソコンが不調の間ほとんど楽天のページもメルマガも見なかったので5月20日から6月8日までまったくお買い物してませんでした。お財布的にはパソコン無いほうがいいかも・・・？でも、やっぱりお買い物は楽しい

  Jun 22, 2010

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  お久しぶりでございます

  私がブログを放置するのは今に始まったことではないのですが・・・（汗）一か月も経ってしまっていたのにはわれながらビックリです実はたびたび調子悪くなって、なだめすかしながら使っていたパソコンがとうとうどうにもならなくなりまして。立ちあげてしばらく作業していると突然電源が落ちてしまうのです。一度落ちてしまうと、立ちあげてもまたすぐに落ちるの繰り返しで。二ヶ月ほど前同じ症状になったので修理に出し、冷却ファン周辺の掃除とファンの交換をして何とか治まっていたのですが、再発。いつ電源が落ちるかわからないパソコンでは、怖くて作業してられません。もう5年だし、そろそろ寿命かな・・・というわけで、新しいパソコン買いました！セットアップやデータの移行も何とか完了しWindows7や新しいブラウザやメールに戸惑いながらも何とかなりそう。さあ、これからちゃんと日記書く・・・つもり・・・です。。。ピカピカのパソコン。わ～い♪

  Jun 17, 2010

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• 新橋演舞場花形歌舞伎・夜の部

  またまた一週間近く経ってしまいましたが（汗）新橋演舞場５月花形歌舞伎夜の部の感想を。何度もしつこくしつこく書いたように、愛する歌舞伎座は建て替えのため先月末で閉場してしまいました。新しい歌舞伎座がオープンするまでの約３年間他のいろいろな劇場で歌舞伎公演が行われますが、その筆頭が新橋演舞場。歌舞伎座からほんの数分ほどのところにあり、花道も常設された伝統的な様式を採用する芝居小屋。今までにも一年の半分近くは歌舞伎の公演が開催されていたし演舞場で歌舞伎が上演されるのには何の違和感も無いのですが、歌舞伎座と比べて劇場の規模は格段に小さく和風だか洋風だか良くわからないどっちつかずの外観や内装と言い、どうしても「サブ」的存在という意識が拭い切れないのは私だけでは無いのでは？そんな観客の気持ちに応えるためだかどうだかわかりませんが、↓のように今月から演舞場に櫓がお目見え。江戸時代、お上から正式に許可された劇場の印だった櫓。歌舞伎座ではいつも「顔見世」月の１１月のみ揚げられていましたがさよなら公演中の昨年１１月に揚げられてからは４月末までずっとそのままでした。その櫓が今月から新橋演舞場へ。江戸の芝居小屋の伝統は新橋演舞場が受け継いだと言う心意気が感じられます。・・・でも、せっかくの櫓だけれど、演舞場の外観にどうにも似合わないのよねぇ・・・まぁ、20年ほど前に劇団四季が新橋演舞場で「オペラ座の怪人」を上演したのと比べればマシかも知れませんが（苦笑）さて、歌舞伎の伝統を受け継ぐのは劇場だけではありません。今月の花形歌舞伎、先月の歌舞伎座最終月と何と三演目も重なっています。『熊谷陣屋』、『寺子屋』、『助六由縁江戸桜』。先月の、現在の歌舞伎界での最高の配役による最高の舞台のすぐ後に若い花形役者が同じ演目に挑戦するのです。先月はみんな歌舞伎座に出演だったので袖や照明室などで先輩たちの舞台を見ていたんだろうなぁ・・・どんなことになるのだか、不安半分、期待半分。ドキドキしながら、まず夜の部を見て来ました。まず『熊谷陣屋』。熊谷直実に染五郎が挑戦します。先月の吉右衛門の『熊谷陣屋』が過去最高に素晴らしかったのでその余韻がぶち壊しになったらどうしようとちょっぴり危惧していたのですが線の細い染五郎が思いの外大健闘。教わった通りきちんきちんと丁寧に大切に演じているのが良くわかりその謙虚で誠実な姿勢が実を結んでかなり見応えのあるものになっています。相変わらず声が悪く、この人の響きの無いのど声の発声は子供っぽく聞こえてどうにも好きではないのですが、それでも戦物語の部分など思わず聞き入り、見入ってしまいました。なかなか大健闘だと思います。相模の七之助と松也の藤の方もきっちり神妙に演じていてとても好感が持てました。七之助は顔が大人びているせいか女房役が良く似合う気がします。若い二人の女方はとっても綺麗で見ていても楽しい。亀三郎の堤軍次、いつもながら良い声！これはこのまま大歌舞伎でも通用するのでは？海老蔵の義経、見た目はとても綺麗で御大将らしい威厳も気品も十分なのですが台詞回しが・・・うーん、何とも言えない違和感・・・声は悪くないんです。染五郎よりよっぽど恵まれた声をしてると思います。だけど、何なんだろう？抑揚の付け方とか語尾とかにときどき引っかかるものを感じて気持ちよーく舞台を見ていたのに、急に現実に引き戻されるんですよね。。。上置き的存在の歌六の弥陀六、存在感十分、それでいて出過ぎることなく若者ばかりの舞台をどっしりと引き締めて、さすがです。先月のように感情移入しまくって号泣ということは無かったけれど花形歌舞伎でこれほどの『熊谷陣屋』を見られるとは思っていませんでした。今回教わったことをきちんと守りながら自分のものにしてさらに成長して行ってほしいと思います。続いては松緑で『うかれ坊主』。とっても楽しい清元の変化舞踊です。願人坊主の扮装が、松緑にあまりに良く似合うので思わず笑っちゃいました。最近の松緑は、腰回りも足も一回り太くなって踊り頑張ってるんだろうなって思っていましたが身体がキビキビと小気味よく動き、愛嬌も十分で、見ていて引き込まれます。もう少し全体的に大きな流れが出てくればもっと良くなるかな・・・？『うかれ坊主』と言えば、忘れられないのは10年ほど前に見た富十郎。本当にすごくて、とても人間業とは思えないウルトラCの踊りでした。鷹之資に『うかれ坊主』を手取り足取り教えるのは松緑になるのかな？なんてちょっと思ったり。最後は海老蔵で『助六由縁江戸桜』。約20年ぶりに「水入り」まで上演されるのが話題です。海老蔵の助六、何回目でしょうか？新之助時代の初役、そして海老蔵襲名時に歌舞伎座、御園座、南座、博多座で出ましたから少なくとも今回で６回目になると思います。市川家の歌舞伎十八番の中でも重い狂言、海老蔵憧れの祖父１１代目團十郎の当たり役と海老蔵自身の思い入れも強い演目でしょうから６回目ともなると、もうすっかり自分のものにしているように思えます。見た目は本当に立派な男ぶり。惚れ惚れするほど美しく格好良い。台詞も動きも危なげなく堂々としていて、安心して見ていられる。染五郎の『熊谷陣屋』とは違い、教わったままきっちりやるだけではなく自分なりの味付けを加える段階に来ているように感じますし、実際あちこちに海老蔵風味が感じられます。・・・が、それが良いのか悪いのか・・・？「演者なりの工夫をする」のと「崩れる」のとは紙一重ですから、難しいですよね。以下、私の勝手な意見ですので何の根拠も無いのですが、演者が自分らしさを出すために工夫したり変えたりして良い部分と崩してはいけない部分があるような気がするのです。例えば、「堪忍してやんなせえ・・・よ」とか「こりゃまた何のこってえ」の言い方や白酒売りとのやり取りなどはいくらでも自分のやり方を工夫して良いと思うのですが意休に向かって「抜け・・・抜け・・・抜け抜け、抜かねえか！」と迫る部分の勢いと緩急、くわんぺらと朝顔仙平に「うぬは何奴だ！」と問われての名乗りの長台詞の言い方（台詞の勢い、イントネーション、早口部分のトーンや息継ぎの場所など）は義太夫狂言ほどのきっちりとした「型」は無いとしても勝手に変えてしまっては味が無くなると言うか世界が崩れると言うか、上手く言えないけれど、変えてはいけないんじゃないかと思うのです。海老蔵の助六、可愛いやんちゃぶりと愛嬌がとっても良く表現されていて素晴らしい部分と義経の台詞まわし同様何だか違和感を感じる部分が混在していて、見ていてちょっと疲れました。まぁ、私の勝手な感想なのですが。全体的には、若者中心のアンサンブルがとても良くて楽しかったです。こういう若い人たちの物語なんだよなぁ、と再認識したりして。くわんぺら門兵衛の松緑と福山かつぎの亀三郎、本当に子供の喧嘩みたいだしそこに割って入る海老蔵を見て、子供のころ本当にこんな喧嘩してたかもなんて思ったり。白酒売りの染五郎、さっきの熊谷とは全く違う役どころだけれど妙にハマってるし（笑）そこに絡む通人の猿弥ともども、助六と白酒売りの場面は抱腹絶倒でした。助六は登場人物がとにかく多いので、先月は違う役で舞台に出ていた人が結構いっぱい。意休の歌六は先月朝顔仙平だったし、揚巻の福助も先月は白玉でしたしね。先月新造で出ていた皆さんも今月は並び傾城。芝のぶちゃんが綺麗～♪その中で、先月と同じ役で出ていた人を二人発見。遣り手の右之助と田舎侍の市蔵。初めて見た水入り、水桶を用意したり所作板を全部撤去したりする舞台転換のために結構時間がかかるのでちょっと芝居の流れが途切れるかな・・・？いつもの終わり方のほうがスッキリして良いかも知れません。でも、助六の白い衣装は結構素敵だったしそれが濡れて肌にはりついている様子にはドッキリしたし追手に追い詰められてどうなることかとドキドキハラハラしたし、揚巻の啖呵はものすごくカッコいいし（こんな展開あり？って思いましたが）見どころ満載でなかなか面白かったので今回見られて大満足です♪新橋演舞場の花形歌舞伎、↓にも書いた通り若い花形役者たちの奮闘が清々しく見応えあり、やっぱり歌舞伎そのものが好きなんだなぁ、と再認識できました。例年５月は歌舞伎座で團菊祭、演舞場で吉右衛門一座の公演だったのでどうして今年の演舞場は吉右衛門じゃないの？とちょっと不満だったのですが歌舞伎座閉場期間のスタートは、どうしても歌舞伎座と比べてしまう大歌舞伎よりも花形歌舞伎で良かったのかも？とも思います。若者たちに感謝！昼の部を見るのも楽しみです。

  May 13, 2010

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• 新橋演舞場５月花形歌舞伎

  歌舞伎座閉場式から一週間。 演舞場の花形歌舞伎夜の部に来ています。 写真は今月から演舞場にお目見えした櫓。 江戸の芝居小屋は歌舞伎座から新橋演舞場へ、の象徴です。 どうしても演舞場では歌舞伎座の代わりにならないけれど 若い役者たちが精一杯の力を出し切って 真摯に大きな役に取り組んでいる姿は清々しく たくさん元気をもらいました。 歌舞伎座は大好きだけど、歌舞伎も大好きだったんだと再認識。 ３年待てそうな気がして来た！

  May 7, 2010

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  今月のカルジェル・・・まとめてドン！

  今年に入ってからますますブログをサボりまくってしまっていてカルジェルのリニューアルを全然載せていませんでした（汗）写真は撮っていたので、せっかくですから4か月分まとめて。もうはるか昔ですが、最後に載せたカルジェルは昨年の暮れのもの。クリアなベースに白で基本のフレンチ、薬指にストーン2つでした。例によって1ヶ月間綺麗な状態でストーンも落ちませんでしたが、白はどうしても黄ばんできてしまいますね。白のフレンチは3週間が限界かな・・・？と思いました。さて、1月末リニューアルのカルジェル。　　根元はクリアで先端に幅広めにマットなピンクベージュ。境目にゴールドラメで細くラインを入れてもらいました。ネイリストのお姉さんによると「逆フレンチ」だそうな。続いて2月末。　　パールピンクを斜めに塗って、境目にシルバーラメのライン。ラメのライン使いが気に入ったので。先月よりもややシャープな仕上がり。次は3月末。　　3月末に派手なネイルはできないイベントがあったので何も塗っていないかのようなナチュラルなマットベージュのグラデーション。地味ですけれど、これはこれで結構綺麗です。そして4月末。今ここです。　　2ヶ月前の斜めにラメのラインが好きだったのでマットな藤色にシルバーベースのレインボーカラーラメのライン。赤みの無い藤色がちょっと手から浮いてしまったかな？と思ったのだけれど陽射しが強くなって来る季節にちょうど良い明るさだったかな。可愛らしさもあって結構気に入っています。しかし、指の写真がこんなにまとまってるとなんか変な感じですね・・・

  May 6, 2010

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  ５年もの

  GWに入ってからずっと良いお天気ですね。４月の、寒くて雨ばっかりで雪まで降った異常気象を我慢したご褒美かしら？今年のGWは特に遠出の予定は無く、歌舞伎座閉場で受けた精神的ダメージの回復に努めつつ、家でのんびりしています。我が家の庭で果敢に生きのびているミニシクラメン。５年前の暮れにいただいたものですが、シクラメンは一年ものだと思い込んでいたので花が終わったらそのまま庭に放置。夏の間はただの枯れ鉢状態ですが冬になると毎年葉を繁らせ今年はこんなに花が咲きました。全然世話してあげていないのに、なんとたくましい！たくましいと言えば、同じく我が家の庭の一角。何だと思いますか？実は、ワイルドストロベリー。その名の通り野生的です。やはり５年ほど前小さな鉢を買ったのですがいつの間にか鉢から降りてこんなに広がっちゃいました。白くて小さな五弁の花はとても可愛い。花の数だけ実も成ります。こちらも全く世話していないのに、素晴らしい生命力です。さあ、いつまでもくよくよしていないで、私も頑張ろう！

  May 3, 2010

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  歌舞伎座最後の日

  四代目歌舞伎座は4月28日に本公演の千穐楽を迎え29日には関係者のみで修拔式、30日に一般公開で閉場式を行い約60年の歴史に幕を閉じることになります。歌舞伎座最後の公演となる閉場式、招待客も多い中数少ない一般販売のチケット幸運にも夜の部を取ることができ、歌舞伎座との最後のお別れに行って参りました。お天気に泣かされた4月本公演とは打って変わって爽やかな青空。　　　今日は迷うことなく着物。おろしたてのお気に入りの藤の帯です。カウントダウンの時計はとうとうあと1日（涙）歌舞伎座の周りは今日も人、人、人。中に入ってもまたまた大混雑です。みんな歌舞伎座に対するそれぞれの想いをかみ締めているかのよう。ワクワクした高揚感の中にも何か神妙な雰囲気を感じました。チケットは選んでいる場合ではなかったので（苦笑）今回は3階の端っこ。良く見てみたら、奇しくも昨年1月の古式顔寄せ手打式の席のひとつ後ろでした。ほぼ同じ席から、そして歌舞伎にはまったばかりの頃通いつめた3階席から歌舞伎座さよなら公演の始まりと終わりを見守ることになりました。プログラムは、まず松竹株式会社の大谷会長からご挨拶。「松竹！」「大谷！」と大向こうの大合唱。今日は3階席なので大向こうさんも近くて大迫力（笑）続いて長唄舞踊『都風流』。幕が開き、立方がせり上がってくると場内割れんばかりの大拍手と大向こう。上手から團十郎、勘三郎、吉右衛門、菊五郎、幸四郎、仁左衛門、三津五郎、梅玉。素顔に袴姿の素踊りです。着物が色とりどりでとても綺麗。これだけの役者が一度に揃うのはなかなかの壮観。キリッとした立ち姿が凛々しく美しい。ひとしきり8人で踊ったあと、後方の床机に二人ずつ腰をかけ最初に團十郎が踊り、続いて仁左衛門が加わり、梅玉が出てくると團十郎が引込み、と言う具合に次々と連れ舞い。短い踊りですが、それぞれの個性が表れて面白かったです。そして5人の女方による『京鹿子娘道成寺』。玉三郎、魁春、時蔵、芝雀、福助の5人が、この大曲をどのように分けて踊るのか興味津々です。まず登場の所化たちは種太郎以下20歳前後～高校生くらいの若い御曹司たち13人。一生懸命健気に務めていてとても頼もしかったです。新しい歌舞伎座は、彼らが受け継いで行くのですよね。さて、道成寺の構成ですが、道行は福助。途中でスッポンから玉三郎登場。玉三郎版二人道成寺と同じです。玉三郎はスッポンに姿を消し、福助のみ本舞台に出て所化たちと問答。烏帽子をつけての乱拍子～中啓の舞～手踊は時蔵。引き抜いて鞠唄になったところで両脇と花道から他の4人も登場。5人花子は圧巻！鞠唄の途中で芝雀と福助が引込み、鞠唄の最後は玉三郎、魁春、時蔵で決まり。花笠は芝雀。恋の手習いは玉三郎。途中で福助が登場。手拭投げもこの二人。括弧の踊りは時蔵と芝雀。後半で玉三郎と福助が加わる。ただ頼めは魁春。引き抜いて鈴太鼓になったところで玉三郎が加わる。鐘入りで残りの3人が登場。鐘の上に玉三郎が立ち、魁春が座り、鐘の下におかれた二段に時蔵が立ち、芝雀が座り、その下の床に福助が座って5人連なって鐘に巻き付くさまを作って幕。『京鹿子娘道成寺』というのは本当に華やかな大曲で見応えのある演目ですが花子が5人、それも今の歌舞伎を代表する女方勢揃いと言うのは本当に言葉にならないほどの迫力でした。鞠唄で5人揃ったところでは背筋がゾクゾクし、すごいものを見ているんだと言う思いで自然に涙が出てきました。立役の『都風流』同様それぞれの個性の違いが際立って面白く、それぞれに踊りこんでいるでしょうから振りや表現方法も違っていて興味深かったです。玉三郎のこの上なく優雅で美しい姿に心から驚嘆し、魁春の鞠唄での可愛らしさには心をギュッと鷲づかみにされ、時蔵の烏帽子を被って少しうつむいた顔の美しさにドキッとし、芝雀のふっくらとした優しげな姿に心がなごみ、福助のおきゃんで華やかな姿に心が明るくなります。素晴らしいものを見せていただきました。続いて、芝翫、藤十郎、富十郎の大御所たちによる口上。それぞれの歌舞伎座の思い出を自分の言葉で語っていて、さりげないけれど感動的でした。芝翫の「悲しさ半分、嬉しさ（期待）半分」には全員うなずいていたと思います。ここで、総勢200人以上が舞台に勢揃いする手締め式の準備のため45分の幕間。この間に舞台上のスクリーンでは昨年の手打式のために制作された記録映像「歌舞伎座を彩った名優たち」を上映。お宝映像満載なのでもう一度見たいとも思ったのですが、やはり歌舞伎座の姿を少しでもたくさん目に焼き付けておきたい、と劇場中をくまなく歩き回って過ごしました。そして最後の手締め式。手打式と同様、舞台上真っ黒。どこを見て良いかわかりません。今回はしっかりオペラグラスを持参し、悔いの残らないようしっかり見てきました！ただ一つ残念だったのは、ジャッキーのお姿が見当たらなかったこと。大丈夫でしょうか？心配です・・・松竹の迫本社長と芝翫の挨拶に続き、藤十郎の発声で劇場一体となって手締め。これで四代目歌舞伎座に最後の幕が引かれました。毎月少なくとも二回の歌舞伎座通いはすっかり生活の一部分になっていましたからこれからはそれが無くなるのだと思うと寂しくてなりません。今はまだ何となく興奮状態が続いているのだけれどこれからどんどん喪失感が大きくなっていくのだろうなぁ・・・歌舞伎公演自体は新橋演舞場など他の劇場で続いて行きますがどうしても歌舞伎座の代わりにはならないんですよね。でも3年（正しくは2年11ヶ月）後の新しい歌舞伎座の?落としを心の支え過ごして行こうと思います。何より、歌舞伎と出会えて、いろいろなものを見ることができ、いろいろな経験をし、いろいろなことを学ぶことができたこの10数年の日々に心から感謝し、四代目歌舞伎座の思い出を一生大切にしたいと思います。最後に見た歌舞伎座の姿。今まで本当にありがとう！　

  May 1, 2010

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• 歌舞伎座閉場式

  最後の最後、閉場式に来ています。 今45分（！）の幕間。 残すところ手締めだけです。 五人道成寺、圧巻でした…！

  Apr 30, 2010

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  四代目歌舞伎座本公演最後の一日

  さよなら公演が始まったときにはあと16ヶ月もあると思っていたのについに最後の月の千穐楽が来てしまいました。歌舞伎座との別れを惜しむかのように朝から土砂降りの雨。そんなお天気にもかかわらず朝早くから当日券を求めての長蛇の列。歌舞伎座の周りはただならぬ熱気に包まれているようです。私は千穐楽は第三部のみの予定でしたが幸運にも直前に良い席が手に入ったので第二部からの観劇。昼頃はまだ小雨が降っていましたが、頑張って着物を着ました。思い起こせば、着付けの練習を始めたのは着物を着て歌舞伎座に行きたかったから。今日着なくていつ着るの！歌舞伎座に到着すると、劇場の前は二部の開場を待つ人、一部が終わって出てきた人、切符売り場に並んでいる人、歌舞伎座最後の日の様子を見に来た人でごった返し、何がなんだかわからない状態。何とか劇場の中に入ると、中は外以上の大混雑！劇場内にいる人の人数はいつもとたいして変わらないはずなのに、幕間でロビーに出るたびに人をかき分けないと歩けないほど。皆さん歌舞伎座の様子を目に焼き付けようと、寸暇を惜しんで歩き回っているようです。芝居自体は千穐楽だから特別なことがあるわけではありませんが、この歌舞伎座の板の上では最後の芝居ですから、役者たちはいつもに増して気合入りまくり。観客も、役者たちの一挙手一投足を見逃すまいと真剣そのもの。そして大向こうたちの大集結＆大合唱！全てが相乗効果でどんどんと熱気が増し、ものすごい空間になっていました。最後の幕間は、第三部から観劇のおかんむりさんと地下食堂で夕食をとり懐かしい食堂にもお別れ。そして最後の演目『助六』になると報道陣も場内に入り、熱気は最高潮！芝居を見ているのは楽しいのだけれど、刻一刻と終わりが近づいていると思うと胸に迫るものがあり、勘三郎の通人が花道で涙ぐんでいるのを見て一緒にうるうる・・・通人に泣かされるなんて前代未聞なんですけど！？（笑）そして最後の助六の引込みになると「ああ、本当にこれが最後なんだ・・・」と思いついに涙腺が崩壊。最後の幕が引かれる様子は、涙でかすんでよく見えませんでした。舞台が終わっても場内は名残を惜しんで歩いたり写真を撮ったりする人、人、人・・・私は前のほうの席だったのでなかなか外に出られず、やっと劇場の外に出るとまたもや人、人、人。ものすごい大混雑なのだけれど、人ごみにありがちなイライラ感は無く、みんなやや上気した心地よい高揚感に包まれ、まさにお祭りのよう。いつまでも立ち去りがたかったけれど、いろいろな思い出をかみしめながら家路に着きました。歴史に残るであろう四代目歌舞伎座の最後の舞台を生で見ることができたこと心から幸せに思います。本当にどうもありがとう・・・！後日、歌舞伎チャンネルで放映された千穐楽のダイジェスト番組でしっかり助六の後ろに映り込んでいる自分を発見（笑）この席を確保しておいて良かった～～～♪せっかくなので、記念のため載せておきます。うふ

  Apr 29, 2010

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• 歌舞伎座千穐楽！

  とうとうこの日が来てしまいました。 今日は第二部、第三部を続けて観劇。 今第二部が終わったところ。 すでに泣いちゃいそうです…

  Apr 28, 2010

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  御名残四月大歌舞伎　第一部

  御名残四月大歌舞伎、最後は第一部。勘三郎贔屓の母と一緒に、いつもの一階二等席最前列です。ここの席は見やすくてコストパフォーマンスも良くて、本当に大好きでした。新しい歌舞伎座にこういう席の設定があるか、とても気がかりです・・・一階二等席最前列ほぼ中央からの眺め。舞台からの距離が程よく全体が見渡せ、花道も全部見え、前が通路なので前の人の頭もほとんど気にならなくて足も伸ばせる！さて、第一部は『御名残木挽闇争』、『熊谷陣屋』、『連獅子』。『御名残木挽闇争』、今月のために新しく作られた演目で華やかな幕開けです。今月は若手はあまり大きな役をもらえないので、ここで御曹司たちの勢揃い。これだけ揃うとなかなか見応えあります。最初はまるで『曽我対面』のよう。海老蔵の五郎に菊之助の十郎。第三部の助六では、この二人の父親がそれぞれ五郎と十郎を演じてると思うとちょっと面白い。勘太郎の朝比奈がキビキビして良い感じ。染五郎に工藤はちょっと貫禄不足？松緑の庄司重忠、踊りを良く頑張っているようで動きがとても綺麗。そして、だんまりになってから登場する三津五郎の景清、小柄ながら若手たちを従えてリードする存在感！六方の引っ込みはさすがの大迫力でした。続いて『熊谷陣屋』。これも本当に良くかかる演目で何度見たかわかりませんが、今月はもう本当に震えるほど感動しました！吉右衛門の熊谷、姿の立派さといい、舞台全体に広がる存在感といい、台詞回しの上手さといい本当に惚れ惚れするような熊谷です。そして勇壮な武者と言うだけではなく主命のやめやむなく息子を死なせてしまった親としての悲しみ、それを思いがけず妻に知られてしまう戸惑いや焦りなど人間的な感情の機微がものすごく伝わって来て、胸がいっぱいになりました。藤十郎の相模も素晴らしい。吉右衛門の熊谷との息がピッタリで、二人がどのような夫婦か、どのように生きてきたかがまるで見えるようです。そして、息子敦盛を失った藤の方の嘆きを受け止めている場面、じっとしているだけなのに表情が素晴らしく良くて実は死んでいたのは自分の息子のほうだったとわかる場面が、より感動的になります。藤の方の魁春はあくまで品良く、でも息子のために必死にここまで来たという凄みが感じられ、梅玉の義経も、この人の命令だからこそ熊谷は息子を殺したのだと納得できる御大将ぶり。この四人の思惑がぶつかり合う首実検の緊迫感と言ったら！劇場中が固唾をのんで見守りました。私も、義経が「敦盛の首に相違ない」と言ったときには体中の力が抜けて汗がふき出し、その後の相模の嘆きを聞いて涙涙・・・あ～～疲れた。。。富十郎の弥陀六、足が悪いため床机を使った変則的な演技ですがそんなことは気にならないほどの存在感と明瞭な台詞回しで引き締めてくれました。最後の「十六年はひと昔・・・」がズシンと心に響き、幕外の引っ込みの前では「日本一！」の声が。こういう声がかかるといつもは客席から笑い声が出たりするのですが、この日はシーンと静まり返ったまま。劇場全体が「日本一！」って感じていたのだと思います。本当に素晴らしかった。これを見られただけで生きていて良かったと思えるほどの舞台でした。最後に勘三郎、勘太郎、七之助の三人で『連獅子』。中村屋のお家芸とも言えるもので何度も見ていますが、最初の頃と比べて勘太郎と七之助の成長が目覚しく、揃って来ました。親も子もこれだけ充実して動ける連獅子は貴重ですよね。勘三郎が元気なうちに親子三代での連獅子が見られると良いなぁ・・・チケットを取ったときには気づかなかったのですが、実は観劇日の4月16日は先代勘三郎の命日でした。きっと劇場のどこかで息子と孫の勇姿を見守っていたことでしょう。そう言えば、でっかいハエを見たような・・・気がする（笑）

  Apr 27, 2010

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  御名残四月大歌舞伎　第三部

  御名残四月大歌舞伎、続いては第三部の感想を。ひとつ前に書いた18年前とは大きく変わり、最近の歌舞伎座はずっと盛況でした。もちろん毎月25日毎日上演されているのですから毎日毎日大入り満員というわけではありませんでしたが、私が毎月通うようになってから10年ちょっと、一度も18年前のような閑散とした寂れた歌舞伎座を見たことはありません。そして16ヶ月間続いた「さよなら公演」の最後を飾る今月、チケットは早々に全日程売り切れ、連日補助席が出て大賑わいです。中でも一番人気は第三部。『助六』というお祭り的な特別な演目、團十郎が完全復活してから初めての助六、普段では考えられないような豪華な配役、さらに開演が18時20分と仕事帰りでも大丈夫な時間、とさまざまな要素が重なったためか大人気。歌舞伎のチケットは各後援会の持ち分や松竹が大切なお客のためにキープする分があり一度売り切れても必ず戻りチケットが出て来るものなのですが、今月の第三部だけはめったに出て来ないようです。人気の第三部、歌舞伎を見始めたころ毎月必ず一緒に見ていた友人を誘って出かけました。彼女は出産後しばらく歌舞伎から遠ざかっていたので、今の歌舞伎座のさよなら公演中にぜひ一度一緒に行こうと相談していたのです。久しぶりの彼女のために少しでも良い席を！と頑張ったのですがチケット入手超困難な第三部、一階ではなかなか良い席が取れず、結局二階最前列での観劇となりました。歌舞伎座には長年通ってますが、実は二階席には2～3回しか座ったことがありません。超VIP用ロイヤルシートになるのは二階最前列中央ですから二階最前列からは舞台がどんなふうに見えるのか興味津々で着席。二階最前列下手（花道のほぼ真上）からの眺め。想像通り、本舞台は額縁に入った絵のように綺麗に全体が見渡せます。大好きないつもの定席一階二等席最前列からの眺めに少し似ているかな？でも高さがあるので少し角度が違います。また、最前列なので遮るものが何もなく、とても快適。花道は当然全部は見えませんが、七三はしっかり見えます。花道の真上の席だったので、花道から役者が登場する際に最初は頭の先が見え、徐々に全身が見えて来るというのがなかなか面白かったです。特にこの日の演目は助六、揚巻の登場は最初に盛大に結い上げた豪華な鬘が見え、続いて帯に飾られた巨大な海老が目の前に飛び込んで来て、かなりのインパクトでした（笑）また、助六の出端も目の前真正面でとても良く見え、なかなかお得な席だったと思います。さて、肝心の芝居の感想を。第三部は『実録先代萩』と『助六由縁江戸桜』。『実録先代萩』、これは初めて見る演目でした。配役から芝翫の演し物だということはわかるのですが、さよなら公演最終月になぜこの演目？と思ったら、芝翫の祖父五代目歌右衛門の得意演目だったのですね。息子と孫を従えて祖父の当たり役を、という芝翫の気持ちはわかるのですが、うーん、演目としては今ひとつ面白くない。同じ伊達騒動を基にしたものとしては『伽羅先代萩』のほうがずっとドラマチックです。だって、子供：忠義のために自分の命を犠牲にして主君を救う⇒母：涙をこらえて「でかしゃった！」のほうが、子供：母に会うためはるばる訪ねて来たが忠義のために寂しさをこらえて国に帰る決心をする⇒母：涙をこらえて「でかしゃった！」よりも感動的ですよねぇ・・・もちろん、子供が殺される演目は惨いし可哀想だしつらいし、「実録」のほうが安心して見ていられるけれど、な～んか生ぬるいと言うか、良くわからないと言うか。でも、子役ちゃんたちは文句なく素晴らしくて健気で感動的でした！亀千代君に仁左衛門の孫千之助クン、千代松に芝翫の孫宜生クン。二人とも可愛いし、台詞も演技も上手だし、どんな役者になって行くのかなぁ。新しい歌舞伎座で、成長した姿に会えるのが楽しみです。続いて『助六由縁江戸桜』。助六と言えばやはり成田屋！この歌舞伎座でもう一度團十郎の助六を見られた幸せをしみじみと感じます。豪華な舞台装置にものすごくたくさんの出演者、奥には河東節ご連中、口上での幕開きと「特別な演目なんだなぁ」と思わせる要素満載！だいたい、開幕後40分も主役が出て来ない、やっと出て来たと思ったらずっと花道にいて席によっては良く見えない、なんて演目他にはありませんよねぇ（笑）そして、これ以上考えられないほどの豪華配役。幕空きにちょっと出るだけ（でも最初に吉原の雰囲気を作る重要な役目）の金棒引まで御曹司で固めています。並び傾城は松也を筆頭に二十歳前後の若手揃い。巳之助と新悟が結構可愛いのが微笑ましい。そして、玉三郎の揚巻はやっぱり圧巻です！本当にこの世のものとは思えないほどの美しさとオーラ！傾城の衣裳はどの演目でも豪華ですけれど、揚巻の衣裳は中でも特別です。帯に巨大海老がくっついているかと思えば前から見ると全身鯉の滝登りだったり、帯全体が短冊満載の七夕の笹だったり・・・と一歩間違えば笑っちゃいそうなんですが玉三郎の揚巻が着こなしている姿は一種の凄みさえ感じます。そんなこの世のものとは思えない姿でいながら、意休に憎まれ口をポンポン叩く姿は何だかとっても人間らしくて可愛らしくて、痛快です。助六の團十郎、声と台詞回しは今ひとつ好みでは無いのだけれど、江戸一番の伊達男でやんちゃ坊主の「助六」というキャラクターを納得させるだけの天真爛漫な明るさはこの人ならでは。姿はとても綺麗だし、出端の美しさも最高です。そして、白酒売の菊五郎とのコンビも最高！（笑）今回は花道が良く見える席だったので、白酒売が助六に蹴散らされて逃げていく若党に混ざって登場するシーンをしっかり確認できました。それから、何とも贅沢な仁左衛門のくわんぺら門兵衛と三津五郎の福山かつぎ。仁左衛門、カッコ良すぎです～～あの門兵衛さんだったら、頼まれなくてもお背中お流ししますわよ！なぜ女郎に振られるのかぜんっぜんわかりません！！憎々しくてちょっと間抜けな門兵衛を楽しそうに演じている仁左衛門、見ているだけで嬉しくなってしまいます。三津五郎はさすがの台詞回し！小柄な体型も役にぴったり。仁左衛門と三津五郎のやり合いは、とてもテンポ良く小気味良いシーンでした。そして、やはりご馳走的配役の勘三郎の通人。出て来ただけで面白く、何かするたびに客席大喜び（笑）ちょっとはしゃぎ過ぎのような気がしないでもありませんがまぁ、お祭りだから、いいのかな？個人的に大好きな東蔵さんが母親役で出ているのもとても嬉しかったです♪どこを取ってもものすごく豪華な『助六』、思い切り堪能いたしました。第三部は千穐楽にもう一度見に行きますので、楽しみです。

  Apr 25, 2010

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  御名残四月大歌舞伎　第二部

  今月のお天気はいったいどうなっちゃってるんでしょうね？？昨日は初夏のような暖かさだったのに、今日は冬の寒さですよ・・・今月は何度「ようやく春らしくなった」と思って裏切られたことか。今日なんてウールのニット着てますよ。先週編みあがったの♪４月に入ってもウール編んでるおバカですが、とりあえずすぐ着られて良かった・・・かも（笑）しかし、今月は大好きな歌舞伎座最後の一ヶ月だというのに、私なんて観劇日すべて肌寒くて冷た～い雨が降る日だったんです。ん？これって、歌舞伎座との別れを惜しむ私の気持ちを代弁してくれてるってこと？？・・・なんて、どーしよーもないこと言ってる場合じゃなくて最後の一ヶ月くらいちゃんと観劇記を書かなくては・・・！さて、御名残四月大歌舞伎、先月に引き続き三部制です。第一部は『御名残木挽闇争』『熊谷陣屋』『連獅子』第二部は『寺子屋』『三人吉三巴白浪』『藤娘』第三部は『実録先代萩』『助六由縁江戸桜』さすが最後の一ヶ月、人気演目を取り揃え、配役も超豪華！観た順番に、第二部から。やっぱり最後の一ヶ月、まず初日から駆け付けなくては！と初日に第二部を観劇。大切なブログ友、観劇友であるおかんむりさんとご一緒できて、幸先の良いスタートです♪まずずっしりと『寺子屋』。もう何度観たかわからないほど良くかかる演目です。今月は、幸四郎の松王、玉三郎の千代、仁左衛門の源蔵、勘三郎の戸浪。今までに数えきれないほどいろいろな組み合わせで観て来ましたが、さすがにラスト、すごい豪華メンバーです。仁左衛門はもちろん松王も素晴らしいのだけれど、源蔵も素敵です～♪とにかく姿が良いし、戸浪と不義をして破門されたというのが納得できる色気があるし、悶々と苦悩する様子がとても美しい。また『菅原伝授手習鑑』のような義太夫狂言は、歌舞伎に移す際のやり方が江戸と上方の違いや家の型、役者の考え方などによっていろいろ細かく違って来るものですが私は仁左衛門の源蔵のやり方がとても好きなんです。有名な台詞「せまじきものは宮仕え」を義太夫に語らせるところとか、管秀才を戸棚じゃなくて奥の部屋に匿うところとか、春藤玄蕃と松王を迎えるにあたり神棚に上げていた筆法伝授の一巻を懐に隠すところか、小太郎に焼香するときに奥に入って羽織を着てくるところとか・・・どこを取っても理想的な源蔵さまです。勘三郎の戸浪、嗄れ声が美しくないのは気になるけれど役柄をわきまえてでしゃばり過ぎることなく、それでいてさすがにきちんと存在感を示してなかなか良かったと思います。小柄なので、源蔵と嘆き合うところ、仁左衛門の腕の中にすっぽりはまって良い感じ。うーん、一度で良いから代わってほしい・・・（殴）玉三郎の千代、何度か観てますけれど、私はこの人の千代は結構好き。抑えた中に深い悲しみが伝わって来る気がするのです。綺麗だしね。源蔵が千代に斬りかかるところ、息の合う二人だけにすごい緊迫感でした。そして幸四郎の松王丸。いつもの幸四郎節炸裂ですが、今月は周りもみんな濃いメンバーなのでそれほど突出せず。存在感と独特の演技力はなかなかのものなので観応えはありました。幸四郎にしろ勘三郎にしろまだ初日なので神妙にやっているという部分はあると思うのでこれからどういう風に変化して行くか（崩れて行くか）ちょっと怖いですが。管秀才に幸四郎の孫金太郎クン。あんなに小さいのに大丈夫かしらと思ったのだけれど、健気に頑張っていました。二つ目の台詞「我に代わると知るならば・・・」のところで一つ目の「一日に・・・」を言いかけてしまって、横を向いて固まってしまった時はどうなることかとドキドキしてしまいましたが、何とか頑張って軌道修正。しかし、大切な孫のこの一大事、あのポーカーフェイスの幸四郎もさすがに動揺を隠せなかったのでは？と思ったのですがこの瞬間にはオバちゃんも息を止めて金太郎ちゃんを見守ってしまったので幸四郎がどうしていたかは確認できず。でも、何も目に止まらなかったので、表面上は何も変化無かったのかな？さすが、あの伝説の「菊五郎の服部のジジイ」を前にしても眉毛一つ動かさなかった幸四郎！（なんじゃそりゃ）続いては『三人吉三巴白浪』から「大川端の場」。これも何度も何度も観ている演目です。確か18年ほど前、まだ歌舞伎にはまる前にふと思い立って幕見したのがこの演目でした。確か羽左衛門の和尚、梅幸のお嬢、團十郎のお坊。・・・全然面白くなかった。おそらく私に歌舞伎を観る準備ができてなかったのだと思いますが。でも、歌舞伎座自体盛り上がってなくて確か日曜日だったのに幕見のお客は私たちを含め7～8人。幕見席から見える三階席にも観客はまばら。それから考えると、チケット入手困難な今の歌舞伎座はすごいことだと思います。さて、今月の三人吉三は團十郎の和尚に菊五郎のお嬢、吉右衛門のお坊。これ以上は無い！と思えるほどの組み合わせ。この三人での通し上演は本当に素晴らしかった。あの時の菊五郎の美しさは忘れられません。あれから数年経ってしまったけれど、相変わらず美しく、さらに深みが出た三人。黙阿弥の台詞をこんなに気持ち良く聞けるのはまさに至福の時です。最後に藤十郎で『藤娘』。六代目菊五郎工夫の、大きな松と藤の舞台は本当に明るくて華やか。藤十郎の丸い顔と身体も日本人形みたいで可愛らしいし、理屈抜きで歌舞伎舞踊を楽しめる一幕でした。

  Apr 22, 2010

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• な、なんじゃこりゃあ！

  午前９時現在のわが家の庭。 ４月半ばに雪が積もるなんて！？ 今日は籠城だ…

  Apr 17, 2010

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• 4月歌舞伎座第一部

  第一部を見てきました。 あと15日って…(涙) 日記に書きそびれたけど今週月曜日に第三部を見たので すでに今月の公演は全部見ました。 刻一刻と歌舞伎座とのお別れが近づいて来ます… 第一部、『熊谷陣屋』がこの上なく素晴らしかった！ この演目でこんなに泣いたのは初めて。 いつも素敵だけど、今日の吉右衛門はまさしく神でした。

  Apr 16, 2010

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• ４月歌舞伎座第二部

  すっかりご無沙汰しております。 ３月後半はいろいろと忙しく怒涛のように過ぎて行き、 いつの間にか４月になってしまいました… 愛する歌舞伎座もいよいよ最後の１ヶ月。 さっそく初日から観劇です。 あと29日の文字が物悲しい… 今日は第二部。 おかんむりさんと腹ごしらえしてから歌舞伎座へ。 さすがにラスト、ものすごく贅沢な組み合わせで どこを取っても濃い出演者に濃い内容、 目一杯堪能いたしました。 仁左さまの源蔵、素敵過ぎ…

  Apr 2, 2010

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• 歌舞伎座第二部

  歌舞伎座第二部を見て来ました。 カウントダウンの時計はあと50日…悲しい… 写真は桟敷席からの眺め。 やっぱり最後にもう一度座っておきたいと奮発しました。 桟敷から見る白浪五人男、最高！

  Mar 12, 2010

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• 3月歌舞伎座第三部

  2月の観劇記も書かないうちに 3月歌舞伎座に来てしまいました… 今の歌舞伎座最後の二ヶ月間は三部制。 今月は第三部から観劇。 大好きな『菅原伝授手習鑑』の「道明寺」 堪能しました。 休み無しの約二時間がちっとも長く感じない。 あぁ、幸せ…！

  Mar 3, 2010

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• 歌舞伎座昼の部

  歌舞伎座昼の部に来てます。 あと67日なんて、いよいよ現実味が出てきたわ… 寂しい…

  Feb 23, 2010

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  歌舞伎座寿初春大歌舞伎　昼の部

  またまた一週間経ってしまい、歌舞伎座では二月公演が始まっていますが（汗）一月の初春壽大歌舞伎昼の部の感想です。26日（火）、千穐楽に行って参りました。　　この日はおかんむりさんとご一緒。実は、夜の部も同じ日に観劇していたのですが、お互いに全く知らずすれ違い。やはりあれだけ大きな劇場だと、なかなかバッタリ会えるものではありませんね。まぁ私は以前、やはり歌舞伎座で、終演直前まで一人置いて隣の席に知人が座っているのに気付かなかったこともありますが・・・（汗）で、夜の部が終わった直後に実は一緒に見ていたことがわかり、あわてて連絡を取り合って今後のスケジュールを確認したところ何と昼の部も同じ日のチケットを取っていたことが判明（笑）席は離れていましたが、お昼を一緒に食べて終演後にお茶して、たっぷり語り合いました。一人の観劇には慣れているし、気楽でもありますがやはりすぐに感想を言い合えるお友達と一緒の観劇は格別です。おかんむりさん、どうもありがとうございました♪さて、昼の部は『春調娘七種』、『梶原平三誉石切』、『勧進帳』、『松浦の太鼓』と華やかでお正月らしく、めでたい演目ぞろいです。確かお正月の劇場中継で、すべてハッピーエンドの演目と言われてましたね。『春調娘七種（はるのしらべむすめななくさ）』お正月演目のお約束、曽我ものです。曽我十郎、五郎兄弟になぜか静御前がからみ、七草粥の支度をするという意味はサッパリわからない踊りなのですが舞台装置や衣裳が華やかでいかにもお正月狂言という感じ。曽我ものだったら何だっていいんですよね、きっと。染五郎の十郎、橋之助の五郎、福助の静御前。染五郎はやっぱり五郎よりも十郎が似合いまね。荒事役者じゃないんですよね。高麗屋の弁慶はどうなるんだろうなぁ・・・？橋之助、姿は本当に錦絵のよう。面長の顔にむきみの隈が良く似合って、やっぱり芝翫と親子なんだなぁって思います。続いて『梶原平三誉石切（かじわらへいぞうほまれのいしきり）』。いわゆる『石切梶原』、いろいろなキャラクターが登場するし、衣裳も華やか、親子の情愛で泣かせながら途中はドキドキハラハラ、そして最後はスカッとハッピーエンド、となかなか気分が良く、よくかかる人気演目で、私も結構好きです。今月の梶原は幸四郎・・・スゴイです！しょっぱなから幸四郎節炸裂！幕が開いてまず幸四郎の台詞なんだけれど、声自体は美声だし、歌うような台詞回しでなかなか良い調子じゃない、と一瞬錯覚しそうになるのですが我に返って冷静に聞いてみると、何を言ってるんだか全然わからない！で、次に歌昇が幸四郎の台詞を受けて「それは違うだろう」と反論するんだけれど歌昇の反論を聞いてようやく幸四郎が何を言っていたかわかりましたよ・・・歌昇に同時通訳手当を出したいんですけど（笑）全幕通してこの調子で、何だか幸四郎だけ別世界の人物。ここまでぶっ飛んでしまうと、これはこれで面白い気もしましたが（苦笑）三味線さんも、幸四郎の台詞に合わせるの大変そうだったなぁ・・・夜の部の『車引』では普通にしゃべってたのに、どうしてこうなっちゃうんでしょうね？歌昇の俣野五郎は台詞はもちろん動作もキビキビしてとても良かった。左團次の大庭三郎も存在感がありました。東蔵・魁春の六郎太夫・梢親子は個人的にとても好き。クライマックスの手水鉢を切るところは後ろ向きの播磨屋型でした。手水鉢の向こう側で正面を向いて切って、切れた手水鉢の間から飛び出して来る橘屋型のほうが華やかだけれど、ただでさえ刀で手水鉢を切るというとんでもない場面なので下手すると滑稽に見えてしまうんですよね。手水鉢が役者に隠れて全体が見えなくて、「え？何？どうしたの？・・・切れてる？？」ってなったほうが効果的かも知れません。ひとつ気になったのだけれど、この場面って六郎太夫と梢が両側から手水鉢を覗き込んで、水面に映る親子の姿を二つ胴に見立てて切るんじゃなかったっけ？六郎太夫と梢は梶原の後方に座ったままだったんだけど・・・次は『勧進帳』。あまりによくかかるので「またかの関」とも言われる人気演目で、年中やっているような印象がありますが、実は結構ムラがあってよく出る年とそうでもない年があります。確か私が歌舞伎を見始めた年は、見たくて見たくてたまらないのになかなか出なくて次の年になったらあちこちでかかってビックリしたんじゃなかったっけ。それでも毎年一回は必ずどこかでやっていると言うのはすごいと思いますが。で、やはりさよなら公演中は何度もかかりますね。今月で三回目です。そう言えば、私はさよなら公演で見たい演目のアンケートに『勧進帳』を團十郎、吉右衛門、仁左衛門の弁慶・富樫日替わりで見たいって書いたんでした。まぁ、日替わりは無理だろうとは思っていましたが、さよなら公演中に團十郎と吉右衛門の弁慶は見られたわけです。仁左衛門も一昨年見ているし、幸四郎も比較のためには見て良かったと思うし昨年５月には矢車会での富十郎のちょっと異色の弁慶も見られたし、ここ二年間で現在の弁慶役者は全部見たことになります。改めて考えてみると贅沢ですね。さて、今の歌舞伎座最後の弁慶は團十郎。やはり『勧進帳』と言えば歌舞伎十八番、成田屋の家の芸ですから満を持して本家本元の登場って感じです。昨年のお正月に久々に舞台に復帰してから初めての『勧進帳』。弁慶を一ヶ月務められるくらい元気になって、本当に良かったと思います。持ち前の、上手下手を超越した華やかで大きな芸風は健在。この弁慶の一生懸命な様子を見たら、富樫でなくても通しちゃうだろうと思います。ただね・・・10年間は私は團十郎の弁慶がこの上ないほど大好きだったんです。でも今回は、何かが違うと言う違和感を感じてしまった。それが何なのか良くわからないんだけれど。うーむ・・・富樫は梅玉、この人にしては熱かったと思います。義経は勘三郎、義経の扮装が良く似合うし、気品があって良かった。ただ、やっぱり声が惜しいですね・・・最後は『松浦の太鼓』。これはもう、本当に明るくて他愛ない楽しい話で、何とも可愛らしい松浦の殿様を吉右衛門が機嫌良く演じています。吉右衛門がすねたりはしゃいだりする様子は本当に可愛くて素敵で見ていてニコニコしてしまう。大高源吾は梅玉、富樫に引き続き大変な台詞量。お疲れ様です。キリッとした若武者ぶりはなかなか素敵。この人、姿は本当に若々しいですね。お縫の芝雀は相変わらず品が良くて可愛い。終演がほとんど午後４時という長丁場でしたが最後に吉右衛門に癒されて、幸せな気持ちで劇場を後にしました♪

  Feb 3, 2010

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• 新橋演舞場初春花形歌舞伎　夜の部

  続きまして、新橋演舞場初春花形歌舞伎の夜の部。こちらは22日（金）に行って参りました。出演は海老蔵、獅童とオモダカ屋若手の皆さんですがこれはもう海老蔵ショーですね。海老蔵の海老蔵による海老蔵のための公演に、獅童以下が賛助出演って感じ。昼の部も見れば他の役者もそれぞれ活躍していたのだろうと思いますが私は夜だけしか見ませんので海老蔵ショー、まぁ、それなりに堪能して参りました。『慙紅葉汗顔見勢（はじもみじあせのかおみせ）～猿之助十八番の内　伊達の十役（だてのじゅうやく）』確か、猿之助がブレイクするきっかけになった演目だったと思います。江戸時代に七代目團十郎が初演して以来忘れ去られていた演目を、復活歌舞伎公演を手がけ始めていた猿之助が昭和54年に復活。これが大評判になり口コミで大入り満員。普段歌舞伎など見ないような若者が「イタチの十役下さい」とチケットを買いに来てチケット売り場のお姉さんが目を白黒させたとか。まぁ、歌舞伎を見る見ないに関係なく「伊達」が読めないのは問題だと思いますが（笑）とにかく、大当たりを取った猿之助の代表的な演目の一つです。私は平成11年7月の歌舞伎座での公演を見ました。猿之助が「体力的に今回が最後」と言って臨んだ公演でしたが当時の猿之助はまだまだ元気いっぱい、身体もものすごく良く動いてサービス精神てんこ盛りですごかったです。もうおなかいっぱい、お願い許して・・・って感じ（笑）早替りの一つ一つや十役の演じ分けも本当に素晴らしく、歌舞伎を見始めたばかりだった私は、目を皿のようにして見入ったものでした。ちなみに、私は『伽羅先代萩』を生の舞台で見る前に『伊達の十役』を見てしまったので政岡も八汐も仁木弾正も細川勝元も、初めて見たのは『伊達の十役』でなんです。その後いろいろな役者でもっと素晴らしい政岡や仁木、勝元にめぐり合えましたが、八汐だけはこのときの宗十郎を超えるものにはまだ出会っていません。・・・と、思い出話はこれくらいにして今月の話。この猿之助の代表的な演目に、今回は海老蔵が挑戦します。海老蔵はやはり猿之助の代表作の一つ『義経千本桜・四の切猿之助ヴァージョン』もやっていますから、猿之助型が本当に好きなんですね。この型が海老蔵に似合うのかどうかは甚だ疑問なのですが、若いのだからいろいろなことにチャレンジするのはいいこと・・・かな・・・？？さて、最初は舞台上に十役のパネルを用意して、ストーリーと人物の紹介から始まります。舞台上でかしこまった海老蔵、涼やかな良い声で弁舌爽やかに解説と挨拶、なかなかの好感度です。やはり婚約が良い影響を与えているのかも（笑）・・・と思ったのもつかの間、芝居が始まると相変わらずの妙な台詞回し。普通にしゃべるときはあんなに爽やかなのに、台詞だとどうしてこうなっちゃうかな・・・最初に登場した仁木も、赤松満祐も、絹川与右衛門も、台詞が気になってどうにも集中できなくて、早替わりも今ひとつ楽しめない。そして伊達の殿様足利頼兼登場。何？この声としゃべり方・・・　まるでバカ殿じゃん！何年か前にやっぱり演舞場で見た『彦一ばなし』のバカ殿とおんなじ！・・・と思った途端私の中で変なスイッチが入ってしまい、おかんむりさんの「鏡獅子の弥生はボインのパツキンねーちゃんに見えた」発言がよみがえりその後は腰元累も、傾城高尾も、みんな同じくパツキンねーちゃんに見えちゃう始末。特に右近の鬼貫に迫られている高尾、小柄な日本人のおっさんに言い寄られてる日本語のアヤシイ、でかい外人ホステスに見えて仕方なかったです・・・うーむ、違う意味で楽しめたかも（苦笑）いや、別に海老蔵の悪口を言いたいわけではないんです。早替り自体は素晴らしく鮮やかだったし（元気すぎて替え玉が完全に引っ込んでないのに飛び出したところもありましたが・笑）これだけの長丁場の大役を演じ切った力は大したものだと思います。きっとものすごく稽古したのでしょうし、必死に頑張ったのでしょう。でも、これは今の海老蔵がやるべきことなのかなぁ？余計なお世話ですけれど、このパワーをもっと他の面に向けたほうが良いのでは、と思えて仕方ありません。十役を演じ分けるというのは、役者にとっては挑戦し甲斐のある大仕事だと思いますが十役すべてを本役のように完璧に演じ分けると言うのは無理な話で、あくまでもその役者の本役である何役かが完璧にできた上で＋αの何役かだと思うのです。今回の海老蔵は、十役を演じ分けようとするあまり本役であるはずの仁木弾正、細川勝元、絹川与右衛門などが妙なことになってしまっていたように思います。特に絹川与右衛門、御家を追放された身でありながら忠義のために妻や妻の姉を殺し、ついには自分の命も犠牲にして主家を救うと言う、悲劇のヒーローです。でも今回の海老蔵の絹川与右衛門、物陰からそーっと現れる様子や高めの声は私には滑稽にしか感じられなかった。おそらく猿之助の真似をしているのだと思います。もちろん師匠の真似から入るのは正しいのですがやはり猿之助と海老蔵では持ち味が全く違うのだから、ただ真似するだけではダメなのではないかしら。役の演じ分けられるだけの引き出しがまだ無いから、真似を自分のものに消化することができないのでしょうね。もともと海老蔵は器用な役者ではないのだから十役演じ分けや早替りなどのケレンに挑戦するよりも今は自分に合った役にじっくり取り組んで自分のものにすることに集中するべきでは・・・？平成11年の猿之助の『伊達の十役』は細川勝元の「めでたいのう」で終わりでしたが今月は最後に大喜利として道成寺のパロディのような舞踊が付きます。伊達騒動の犠牲になって非業の死を遂げた累と高尾姉妹の亡霊が現れて鐘入り、蛇体になって出てきてひと暴れして最後は押戻しの登場、と大サービスです。でも、これが無いほうがスッキリ終わるような気がするんだけど・・・道成寺は歌舞伎座でやってるからもういいよって感じだし。あ、妙な鬘が似合うのは圧倒的にお父さんの勝ち！って思いました（笑）海老蔵以外の役者では、市蔵の渡辺外記左衛門が印象に残りました。あと、右近の八汐もまぁまぁ。この人の女形は結構好き。門之助の沖の井はすごく良いのに、出番があまり無くて残念。とにかく海老蔵ショーなので、他の役者は気の毒ですね。そうそう、大江鬼貫役は本来猿弥だったのですが、病気休演で右近が代役でした。大丈夫かなぁ？ちょっと心配です。『伊達の十役』、お芝居自体は面白いし、ケレン味たっぷりで見どころ満載だし、興行としては成功なんだと思いますが、うーん、ちょっと複雑。でも海老蔵の大奮闘は心から素晴らしかったと思うし、拍手を送りたいです。今月の経験から何かを学びとって成長してくれればいいなと思います。

  Jan 25, 2010

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• 歌舞伎座壽初春大歌舞伎　夜の部

  もう一週間以上経ってしまいましたが、歌舞伎座夜の部の感想を。壽初春大歌舞伎、15日（金）に夜の部を見てきました。年が明けて半月も過ぎてしまえば世間にお正月らしさはほとんど感じられなくなっていますが歌舞伎座はやっぱり何だか華やいだ雰囲気です。繭玉や大凧などの飾りのおかげかしら？さて、今の歌舞伎座では最後のお正月公演、めでたくて歌舞伎らしい演目が並びます。夜の部は『春の寿』、『菅原伝授手習鑑』から『車引』、『京鹿子娘道成寺』そして『世話情浮名横櫛』から『見染』と『源氏店』。『春の寿』、雀右衛門出演のために作られた新作舞踊ですが残念ながらジャッキーは休演。代役は魁春でした。とても綺麗でお正月らしく華やかな舞台でしたが、やはり寂しい。ジャッキーは初日からずっと休演だそうで、もう全く無理なのかな、舞台の奥で座ってるだけでいいのにな・・・と思ってたら19日に一日だけ出演したそうです。ただそこにいるだけでほとんど動けず、痛々しい姿だったと聞きましたが、私としては、あの素晴らしかった八重垣姫や時姫、雪姫、お三輪などを思い出しながら今の歌舞伎座の舞台の上のジャッキーをもう一度見たかった気がします。続いて『車引』、これはもういろいろな組み合わせで数え切れないほど見ていますが今月のはすごいです。吉右衛門の梅王丸、芝翫の桜丸、幸四郎の松王丸に富十郎の時平！さよなら公演にふさわしい大顔合わせです。しかし、吉右衛門、幸四郎と芝翫は三つ子の兄弟には見えない（笑）吉右衛門と芝翫が並ぶと大人と子供・・・と言うか人種が違うんじゃないかってくらい大きさが違う。顔の大きさはそれほど変わらないんですけど（笑）吉右衛門の梅王丸、でっかくて凛々しくて力強くて、もうとんでもなくカッコイイです！荒事の高めの声の台詞回しも気持ち良く決まるし、花道を鞠のように飛びながら引っ込んで来るのは大迫力でした。そして、芝翫の桜丸も予想外の良さ。姿は小さいのだけれど、存在感たっぷりです。むきみの隈が思いのほか良く似合って凛々しいのにも感心しました。なよなよした桜丸になるんじゃないかと思っていましたが、吉右衛門の梅王丸にも決して引けをとらない力強さ。さすがです。幸四郎の松王丸、この人もやっぱり役者ぶりはでっかい。そして、いつ聞いても素晴らしい声です。今回の松王丸は台詞をこねくり回さず普通にしゃべってくれたのでとても良かった。いつもこういうふうにしゃべってくれたらいいのに。富十郎の藤原時平、トミーなりの工夫でしょうか、通常の藍隈の公家悪ではなく、白塗りの普通の顔。でも、それがものすごく怖かった！公家悪の顔は確かに悪そうで迫力あるんだけれどちょっと作り込み過ぎでお面のように見えてしまってあまり怖くなかったりするんですよね。今回の、目だけを利かせた真っ白な顔は一見普通なんだけれどトミーが息を詰めてキッと睨みつけると目に炎が見えるようで背筋がぞーっとするほど怖かったです。本当に白眼が金色に見えた気がした。あれだったら、あの強そうな梅王丸も身がすくんでしまうかも。どこを取っても本当にでっかくて充実した『車引』この一幕だけでも見に来て良かった～♪と思えるほどでした。次は勘三郎の『京鹿子娘道成寺』。團十郎の押戻し付きです。勘三郎の道成寺は定評があるだけに、目が覚めるほど鮮やかで華やか。道成寺の扮装、本当に良く似合いますね。素顔はおっさんなのに、ものすごく可愛い。鐘入りでは、鐘が落ち切る瞬間にちゃんと中で飛び上がってました。團十郎の押戻しの登場で、舞台はますます華やかにお正月気分満開。相変わらず、ヘンテコな鬘が良く似合う團十郎！最後に染五郎と福助でお富与三郎。見染と源氏店です。染五郎の与三郎、ものすごく良く似合います。こういうのがニンって言うんでしょうね。見染の甘やかされた坊ちゃんはまさにピッタリだし、源氏店で一端のワルになっても生来の品の良さを無くしてない様子なんかもすごく上手。ただねー、あの声何とかならないんでしょうか・・・？？ホントに惜しい。福助は、やっぱりちょっとクネクネだけれど、お富は似合ってると思います。見染では、与三郎が鳶頭の金五郎を連れて舞台から降りて場内をひと回りするので、二等席最前列に座ってるとすぐ目の前を通ってくれるんです。私も当然二等席最前列を確保して待ち構えていたのですが（笑）目を惹いたのは染五郎よりも金五郎の錦之助！ホント綺麗です～～～♪そうそう、この日はクドカンがご観劇だったようで染五郎にさんざんいじられていました。

  Jan 24, 2010

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  最長記録！？

  ・・・何が？？って感じですが（笑）実は先月の23日、花屋の前を通りかかるとゴールドのバラに目が留まりまして。造花？と思って良く見たら、白バラに金色をコーティングしたものでした。クリスマスのアレンジ用だったのかな？全体がべったりゴールドだとちょっとグロテスクになってしまうと思うのだけれど花びらのふちだけゴールドがかかっている具合がとても絶妙で何だか心惹かれたので一輪だけ買って帰りました。あれから一ヶ月、現在のバラの状態。バラの切り花って、なかなかうまく水が上がらなくてすぐにダメになってしまうことが多いので、こんなに長持ちするバラは初めてです。夫は「ドライフラワーになっちゃってるんじゃないの？」なんて言ってますが触ってみると花びらも葉っぱもとても瑞々しいし、花瓶の水もどんどん無くなっています。花を上から見るとこんな感じ。なかなか綺麗でしょ？玄関に置いているのですが1ヶ月も同じところにあるともうすっかり家の一部分って感じです。いつまで元気でいてくれるかなぁ・・・？

  Jan 23, 2010

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  アモモ福袋

  私、告白をしなければなりません・・・巷で話題のアモモさんの福袋、ひっそりと買っておりました。いや、こっちじゃなくて（笑）これには正直グラっと来たんです。セゼールのバッグは素敵だし畑中さんとのデート＆アモモ実店舗でのお買い物には惹かれるし何より畑中さんの心意気が素晴らし過ぎる！それに、旅行券＆宿泊券は一年有効だと言うのだから年末の京都南座遠征に使えるじゃない！われながら良い考えだと思ったのですが一瞬後には現実に立ち返り、どこにそんな資金があるのか、と。南座だって遠征したくなる座組と演目かどうかまだわからないし、顔見世は年末なんだから、今から500円貯金したほうがよっぽど現実的かと。と言うわけで、買ったのはこちら。正直お得なのか？とは思ったのですが今年「福袋」と名の付くものは一つも買っていないし初売りの運だめしはやっぱり大好きなアモモさんで、と思いまして。畑中さんのブログ見ているうちにとっても欲しくなって来ちゃったし（笑）白を選んだのは、単純に数が多かったから。しかもちょっとお安いし。届きました！気になるオマケはこちら。雑誌「JEWELRY」です。畑中さんのブログを見て何か可愛いもの、楽しいものをちょこっと期待していた身としてはちょっと拍子抜け・・・な気がしないでもないですがこの雑誌本当に綺麗で見ごたえあります。ジュエリー好きにはたまらない！　　右はメリッサが載ってるページ。そして、さらに気になるクーポン券を開いてみると・・・ビックリした～～～～～～！！！たっぷり３分間は絶句しておりました・・・何度も目をこすりましたよ。数字が読めなくなったのかとも思った。。。私、菊ちゃんの枡とこのクーポン券で今年の運は使い果たしたものだと思われまする・・・な、何買おう？？そうそう、トートバッグの使い道ですが、こんな感じ。一昨年から細々と続いている編み物、編みかけや毛糸や編み針や本があちこちに散乱してしまうので一箇所にまとめたくて。思ったとおりたっぷり入ってなかなか良い感じです。これを持って移動すれば、家中どこでも編み物できる♪ちなみに全部が入っていたアモモさんロゴ入りの不織布の袋こちらのほうが、普段の買い物のエコバッグとして使えそうです。　　結構しっかりしたつくりで、雑誌もすっぽり入るくらいの大きさ。アモモさん、福をどうもありがとう♪

  Jan 16, 2010

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• 12月の歌舞伎観劇記

  とっても今さらなのですが、PCが入院して書けなかった12月の観劇記を。12月歌舞伎座大歌舞伎、昼の部は既に書きましたので夜の部。12月18日に見に行きました。この日はおかんむりさんが紹介して下さったように銀座のサバティーニ・ディ・フィレンツェで忘年会ランチをいただきまして、すっかりいい気分で観劇。サバティーニのアフタヌーン・コースは本当にオススメです。メニューは3ヶ月ごとに変わるので今はまだ12月と同じメニューなのですが、毎月食べても良いと思えるくらい。そろそろまた行きたいなぁ・・・・・・と、観劇記でした。えーと、12月歌舞伎座夜の部は、『双蝶々曲輪日記』より「引窓」、舞踊「雪傾城」、そして「野田版鼠小僧」。古典に舞踊そして新作と、昼の部に劣らずバラエティに富んだ狂言立てです。「引窓」、南方十次兵衛に三津五郎、母おかやに右之助、妻お早に扇雀、そして濡髪長五郎に橋之助。この「引窓」と言う芝居、ちょっと地味ですけれどすごく良い話で、泣けるポイントがたくさんあるんですよね。それが私にはことごとくツボなので、鼻水グズグズになっちゃって大変なんですが、でも大好きな芝居です。意外なことに、三津五郎は初役だそうです。もうやってるかと思ってました。この真面目で心優しく、ちょっと可愛らしいところもある十次兵衛は三津五郎にピッタリだと思ってましたが、まさにその通り。右之助の母や扇雀の妻との息もピッタリでとても仲睦まじい家族。ここで幸せな家族をたっぷり描いておくことで、後の悲しみが際立ちます。橋之助の濡髪はちょっと線が細い気もしますが、全体のバランスは良いかな。「引窓」の濡髪は「角力場」とは違って、押しも押されもせぬ堂々とした関取ではなく母に甘える一人の息子ですから、そんなに強そうじゃなくて良いのかも。そう言えば、以前国立劇場で見た『双蝶々曲輪日記』の通し上演は絶品だったなぁ・・・「角力場」から「引窓」への話の展開も良くわかるし、もう一度通しで見たいですがなかなか難しそうですね。続いて「雪傾城」。これはねー「芝翫じいさんと６人の孫～成駒屋の繁栄」と言うサブタイトルをつけたいくらいで、ほほえましく、めでたく、結構なものを見せていただきましたって感じ（笑）でもホント、芝翫さん幸せですよね。勘太郎と七之助が頼もしいお兄さんぶり、児太郎の背がとても伸びていたのにはビックリ。国生も大きくなりましたね。宗生と宜生はお人形のように可愛い。これからどんなふうに成長していくか、楽しみです。そして、数年前の納涼歌舞伎の再演となる「野田版鼠小僧」。初演の舞台を詳しく覚えているわけではないのですがかなり練り直したのではないでしょうか？以前よりも話の展開がわかりやすく、面白くなっていたと思います。特に、以前は勘太郎扮する目明しがどうして最後にあのような行動に出るのか良くわからなかったのですが、それが今回はスッキリと腑に落ちました。登場人物それぞれのキャラクター設定もずっとクリアになっていたし、悲しいラストだけれど希望を持たせるような幕切れも、今回のほうが良かった気がします。こう言う例を見ると、クドカンの「りびんぐでっど」ももう一度洗い直せばもう少し良くなるかな、とも思います。しかし初演は納涼歌舞伎だったけれど、クリスマスの話だから12月のほうがピッタリだったのね。そして、野田版の相変わらずの台詞の洪水には驚愕です。みんな良く覚えるなぁ・・・さて、続いては12月の国立劇場。真山青果の「頼朝の死」、坪内逍遥の「一休禅師」、岡本綺堂の「修善寺物語」と新歌舞伎尽くしです。12月の歌舞伎座の、「これって納涼？」って思ってしまった座組と演目を見たときに2009年の歌舞伎観劇の締め括りは国立劇場にしようって思ったんです。結果は大正解。華やかさにはちょっと欠けるけれど、極めて上質な舞台で締め括ることができました。「頼朝の死」、私の中では苦悩する若きプリンス頼家のデフォルトは歌右衛門が亡くなった直後（2001年4月）の梅玉なんだけれど今回の吉右衛門もなかなか感じが出ていたと思います。でも、やっぱりちょっと堂々とし過ぎていて、悩み苦しむ前に自分ですべて解決できそうに見えないことも無い（笑）芝雀の小周防がとっても可憐で素敵。畠山重保は歌昇。私が見た「頼朝の死」はすべて歌昇が重保だった気がする。そして、トミーの尼御台が絶品！政子と頼家母子の対決は大迫力でした。「一休禅師」、愛子ちゃんがめちゃめちゃ可愛い！歌舞伎座では芝翫と６人の孫だったけど、こっちはトミーと・・・って、孫ぢゃないじゃん！トミーが本当に幸せそうで、こちらまで嬉しくなってしまいます。そして「修善寺物語」。最初の「頼朝の死」では悩み苦しみ、追い詰められていく頼家の姿が描かれ「修善寺物語」で頼家の最期が描かれるわけです。４月に横浜能楽堂で、トミーの素晴らしい一人語りを聞きました。今回はトミーじゃなくて吉右衛門の夜叉王です。今まで見た「修善寺物語」では、夜叉王はまず「芸術家」というのが先に立って偏屈なおじいさんと言う印象だったのですが、吉右衛門の夜叉王はとても人間的な普通のお父さんと言う感じに思いました。それだから、幕切れ、瀕死の娘桂を前に「若い女の断末魔の顔を写したい」と言うとき、いつもは凡人には理解しがたい芸術家の行動のように見えていたのですが、今回の吉右衛門は、父として娘が生きているときの顔を永久に残しておきたい、と言っているのだと感じられ、思わず号泣。いやー、やっぱりすごいです、吉右衛門。姉娘・桂の芝雀、小周防とは打って変わって勝気な娘を好演。でも、どんなに高飛車でもどこか可愛らしく見えてしまうのはこの人の人徳？妹娘・楓の高麗蔵、この人の女形は何だか一癖ある役柄が多い気がするのですが今回は素直で優しい普通の娘でなかなか良かったです。春彦の段四郎、楓の婿という若い役を違和感なく演じていてビックリ。そして頼家に錦之助。惚れ惚れするような美しい若武者ぶり。うんうん、やっぱりプリンスはこれでなくっちゃ！（笑）

  Jan 14, 2010

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• 新春浅草歌舞伎　昼の部

  8日（金）、新春浅草歌舞伎昼の部に行って参りました。このところお正月恒例になっている浅草歌舞伎、実はもう30年の歴史があるそうです。そう言えば、松緑、菊之助、海老蔵が「三之助」として出ていたこともありましたね。今のメンバーにほぼ固定して約10年、最初のころは上置きとして大幹部が出てくれたこともありましたが今では若手がアイディアを出し合って自分たちだけで作り上げるチャレンジの場という感じになっています。今年の主要メンバーは、亀治郎、愛之助、勘太郎、七之助、男女蔵、亀鶴。昼の部は、亀治郎の五郎に勘太郎の朝比奈で「草摺引」、愛之助の綱豊卿、亀治郎の富森助右衛門、男女蔵の新井勘解由、七之助のお喜世、亀鶴の江島で「御浜御殿」、七之助の滝夜叉姫、勘太郎の大宅光圀で「将門」。それぞれ大きな役に意欲的に挑戦、なかなか楽しみな座組です。まず「草摺引」。亀治郎と勘太郎で「草摺引」と聞くと勘太郎の五郎に亀治郎の舞鶴だろうと考えてしまいますが今回は意表をついて亀治郎の五郎に勘太郎の朝比奈。勘太郎の朝比奈には合ってると思いますが、女形の亀治郎にが五郎？？亀治郎は確かに立役もやるけれど、公家とか若衆とかが多いのに、荒事？？一抹の不安を感じながら観劇、でも全く違和感は無かったです。亀治郎って案外声が太いんですね。声量もあるし、身のこなしはキビキビしてるし。それに、荒事というのは子供っぽさが必要。五郎は力持ちだけれどまだ若者。亀治郎の細身の体型も合っていたと思います。むきみの隈も良く似合っていたし。両足の親指もきちんと立ってました。バビンスキー反応！（覚えた・笑）勘太郎の朝比奈は安心して見ていられました。続いて「御浜御殿」。これはもう何度も何度もいろんな役者で見ていて、好きな演目でもあります。見どころは何と言っても綱豊卿と助右衛門の緊迫感あふれる丁々発止のやり取り。私的ベストは数年前の仁左衛門の綱豊卿に段四郎の助右衛門なのでその甥と息子の対決というのはなかなか楽しみなものがあります。愛之助の綱豊卿、パッと見仁左衛門にそっくりなんですけどね・・・なんか違う。いや、もちろん同じなんてあり得ないし、同じじゃいけないと思うし、愛之助なりによく勉強していて熱演だと思うのだけれど、なまじ似ているだけにこちらが変な期待をしてしまうのでしょう。これは見ているほうの責任ですね（反省）対する亀治郎、こちらもなかなかの熱演です。お父さんの段四郎にも伯父さんの猿之助にもちょっとずつ似ていて、でもコピーじゃない亀治郎なりの人物像がしっかりできているような気がしました。ここでも亀治郎の予想外の男っぽさにビックリ。案外骨太な役もできるんですね。さすが御屋形様！（笑）「御浜御殿」は台詞も話の展開も良く知っているのだけれど、若い二人の熱演に引きずられるように台詞の一言一句を一生懸命聞いてしまい、改めて「うーむ、なるほど、そうなのか・・・」と納得できた気がします。見終わったときにはどっと疲れましたが、心地良い疲労感。これって、かなり面白かったってことじゃないかと思います。七之助のお喜世は行儀よくとても可愛い。綱豊じゃなくても寵愛したくなる（笑）亀鶴の江島、地味ながらしっかり支えていました。案外女形もいけるかも？勘解由の男女蔵、なんかちょっと痩せた？（そこかい）最後に「将門」。勘太郎、七之助兄弟が頑張ってて見応えありましたが、「御浜御殿」で疲れ切ってしまったのでやや眠気が・・・蝦蟇登場でしっかり目が覚めましたが。これはおそらく近い将来歌舞伎座で見られるんじゃないかな。若手が真剣に頑張って、とても清々しい良い舞台でした。ただ、若手だけというのはちょっと単調になってしまうかな・・・？やはりだれか上置きがいたほうが、全体が締まってグンと良くなるような気がします。あと、全体を通して感心したのが大道具さんの仕事。回り舞台もセリも無い浅草公会堂で、いろいろな工夫を駆使して舞台転換をしていました。「御浜御殿」は本当大変だったと思います。「将門」の滝夜叉姫の登場も、スッポンがないのによく考えたなぁ。歌舞伎は地方巡業があるのでどんな会場でも公演できるよういろいろなノウハウがあるのでしょうが、実際に見ると感動的です。昼の部の終演は午後3時、せっかくなので一緒に行った友人と浅草を散策してみました。浅草というのは、友人も私も普段の行動範囲に入っていないので、いろいろと新鮮。せっかくなので浅草寺にお参りもしましたが、現在修復作業中で本堂全体が覆われているのがちょっと興ざめ。歩き疲れたのでどこかでお茶を・・・と浅草公会堂の並びにあるちょっとレトロな喫茶店に入りました。その名も「アンヂェラス」。チに点々ですよ！何とも昔懐かしい雰囲気のお店で、螺旋階段のような階段を上り3階へ。席は結構あるんですけれど、狭いんだか、広いんだか、うーん・・・メニューがテーブルに張り付いているんですけれど、内容がとっても素敵。「クリームソーダー」「プリンアラモード」などちょっと懐かしいメニュー満載です。パフェ類だって、コーンフレークなんて入ってない正統的パフェです！（たぶん）ダッチコーヒー発祥の店だそうで、梅酒入り梅ダッチなんて気になるものも。結局お店の名前と同じアンヂェラスというケーキをチョイス。これは小さなロールケーキをチョコレートコーティングしたもので、中のクリームは昔懐かしいバタークリーム。ホワイトチョコと普通のチョコがあったので、当然両方頼んで半分こしました。それほど甘すぎず、素朴な感じで結構おいしかった♪他のメニューにも興味津々なので、また浅草に来たら寄ってみようと決心。もしかしたら、新歌舞伎座建築中は浅草公会堂も使うかも知れないので、今までより浅草に来る機会が増えるかも知れないので楽しみです。

  Jan 12, 2010

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  国立劇場初春歌舞伎　旭輝黄金鯱（あさひにかがやくきんのしゃちほこ）

  改めまして、国立劇場の初芝居です。１月３日、母を連れて国立劇場初春歌舞伎の初日に行って参りました。我が家のお正月恒例行事です。芝居の開演は12時ですが、初日は開演前にロビーで鏡開きが行われるため10時半に開場。10時過ぎに劇場に着いたのですが、例年通りすでに長蛇の列・・・！振舞い酒の順番にこだわらないならば別に並ばなくても良いのですが、毎年ついつい並んじゃうんですよね（笑）寒い中震えながらもワクワク感いっぱいで開場を待ちます。10時半ころようやく中へ。何とか鏡開きを斜め正面から見られる場所を確保できました。今年の鏡開きは菊五郎、時蔵、松緑、菊之助。黒紋付袴で清清しい姿。人の頭の間から、何とか全員の顔を見ることができました。それぞれから新年の挨拶の後鏡開き。役者はすぐに拵えのため退場・・・と、たったこれだけなのですが毎年これを見ないと始まらない！（笑）その後は並んだ順番に枡でお酒をいただけます。無事お酒をいただき、人ごみを避けて母と夫と三人で乾杯しようとしたら夫が「枡に何か書いてあるみたいなんだけど・・・？」見てみたら、菊之助のサインが！今年も役者のサイン入り枡が何個がランダムに混ざっていたようです。菊ちゃんのサイン入り枡、その場で奪い取ったことは言うまでもありません！しかし、昨年は團十郎、今年は菊之助のサイン入り枡が当たるなんて、すごい確率ですよね？撒き手拭いより嬉しいかも。ただ、昨年は私のひとつ前の母、今年はひとつ後ろの夫、私は常に前後賞なのがちょっと気になるところです・・・（苦笑）さて、肝心のお芝居。菊五郎劇団お得意の復活通し狂言です。2006年～2008年の3年連続で国立劇場の初春歌舞伎は菊五郎劇団でしたが昨年は一回お休み。二年ぶりの菊五郎劇団のお正月です。今年は「名古屋開府400年」にあたることに因み名古屋城の金の鯱の鱗を盗んだという伝説の盗賊を主人公とした江戸時代の人気狂言に大胆なアレンジを加えた楽しい作品ということで、その名も『旭輝黄金鯱（あさひにかがやくきんのしゃちほこ）』なんともめでたくて楽しい感じの外題ですよね。そして、芝居の中でも言ってましたが、「しゃち（ほこ）」は魚に虎と書く。まさに今年にピッタリです（笑）内容は、復活狂言にありがちのグダグダがかなりスッキリ整理されていてストーリーもわかりやすく、とても面白かったです。菊五郎劇団らしい楽しい演出や工夫があちこちに施されていてお正月らしく豪華で華やか。芝居も劇団らしく息が合っていて、みんな楽しそうなので見ていて嬉しいです。菊五郎劇団のアイディアと国立劇場大道具の技が集結した注目の演出の数々。大凧に乗っての宙乗りは3階客席から登場して舞台に降りると言う斬新なアイディア。しかも、舞台装置が客席にせり出します。ビックリです。しかし、確か高所恐怖症の菊五郎、凧に縛り付けられて顔も身体も固まってましたね。大丈夫かなぁ？？本水を使っての「鯉つかみ」ならぬ「鯱つかみ」の立ち廻り、一見の価値ありです！ものすごい水の量です。そして、菊之助がスゴイです！惚れ直しましたわ～♪あのしなやかな身体、とても30オトコとは思えません！あの菊ちゃんがサインしたかと思うと、枡が愛おしい・・・（変態）しかし、毎日あれだけの水を浴びての舞台、大変ですよねぇ。本人も「一月の水は冷たい」と言ってましたし親子ともども、事故や風邪に気をつけて頑張って下さいね。そして、菊五郎劇団お約束のお楽しみの場、金鯱観音は必見です！大爆笑間違いなし！！今回印象的だったのは、若手が育って来て充実して来たな～ってこと。以前は一人が何役も兼ねることが多く見ていて混乱してしまったのですが今回はストーリーに大きく絡む役を二役演じているのは時蔵だけ。松緑、菊之助が充実して来たことはもちろん（松緑の花道の引っ込みがものすごい迫力だった！）松也、梅枝、萬太郎などの若手にとても存在感が出て来て、これからが楽しみです。小学生だったころを良く覚えている尾上右近も、大きくなったと言うことは承知してましたが、今回は改めてビックリしました。声も落ち着いてきたし、身のこなしは相変わらず綺麗ですね。そして、男寅クン！いつの間にそんなに大きくなったの～～？？しかも声変わりしてるじゃない！！声変わり中の声をお客に笑われてちょっとかわいそうでしたが、本人は堂々としたもの。もしかして、注目されて笑われることをオイシイと思ってるのかな、と感じるくらい。もしそうだったら、役者として将来が楽しみです。しかも、お祖父さんは歌舞伎座、お父さんは浅草に出演中なのに一人で国立に出演なんて偉い！でも、なぜ？名前が寅だから？？というわけで、初芝居思いっきり楽しんでまいりました。菊五郎劇団の復活狂言は、始まってからもいろいろ練り直されることが多いので後半に見に行くといろいろ変わっていて面白かったりするのですが、時間とれるかなぁ？って言うか、今度は最前列で菊ちゃんがはね飛ばす水を浴びたい・・・（変態）初芝居なので、頑張って着物を着ました。藤色の江戸小紋に袋帯。着物がやや地味なので、若い頃の袋帯でちょっと派手にしてみた。結構キンキラの帯なので幕間にご挨拶したおかんむりさんに「しゃちほこみたいー♪」と言われました（笑）劇場で写真を撮れなかったので、妙な背景ですが・・・しかも、一日劇場にいた後なのでかなりクシャクシャ（苦笑）

  Jan 5, 2010

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• 大神楽

  いつもながら鮮やか。 女性もいるのね。

  Jan 3, 2010

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• うふふ…♪

  鏡開き見物してお酒もいただきました。 本日の戦利品♪

  Jan 3, 2010

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• 国立劇場初春歌舞伎初日！

  今年も初芝居は国立劇場です。 大好きな菊五郎劇団、きっと楽しいはず！！ お正月らしく華やかな場内です。

  Jan 3, 2010

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  今月のカルジェル

  全然お正月の話題じゃないんですけど年末に書きたかったけど書けなかったネタシリーズと言うことで・・・（笑）12月末にリニューアルしたカルジェルです。まず一ヶ月経過状態。マーブル模様は健在です。前回思い切って短くしたので、それほど伸びた印象は無いかな。左薬指のストーンは見事に取れております。大掃除で取れてしまった・・・と言うことにしておこう（笑）右手のほうは、最後まできちんと付いていました。リニューアル後はこちら。　　　年末年始はパキっと潔く（？）クリアカラーと白でフレンチ。両手とも薬指に大小二つのストーンを乗せてもらいました。今度のストーンはどれくらいもつかな・・・？

  Jan 2, 2010

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  明けましておめでとうございます

  2010年、明けましておめでとうございます。2000年だ、ミレニアムだって言ってたのがついこの前のように思えますが、もう10年も経ってしまったんですね。10年前の自分を振り返ってみても、あまり変わっていないような・・・？すっかり世の中の流れについて行けなくなっているような気がします。まぁ、大きな時の流れを考えても仕方ないので一日一日を大事に一生懸命生きて行こうと思います。皆様にも、実り多い一年となりますように。毎年変わりばえしませんが、おせち料理の写真を。　　いつも同じものを作っているはずなのに一年経つとすっかり詰め方を忘れてしまって毎年すごく時間がかかってしまってたのですがブログに写真を残しておくようにしたおかげで詰めるのが格段に早くなりました（笑）これから、このお重を持って夫実家に行ってきます。これも毎年恒例（笑）

  Jan 1, 2010

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  良いお年をお迎え下さい

  すっかりご無沙汰してしまっているうちに、あっという間に大晦日になってしまいました。二週間ほど前にまったく立ち上がらなくなってしまい入院中だったパソコン、結局ハードディスク交換ということで、すっかり初期化されて戻って来たのですが、今度はモニタが真っ白でぜんぜん表示されない状態に。すぐに逆戻りして再度入院しておりました。チェックしてもらったところ、なぜか本体とモニタの接続がおかしくなっていたようで組み直したところ症状は改善。特に修理は必要ないのでこのまま戻します、と連絡があったのが一昨日。ただし、修理センターが休みに入ってしまうので、出荷は１月５日過ぎとのこと・・・年末年始はパソコン無しなのね・・・セールのチェックもブログの更新もできないのね・・・と思っていたら、今日の昼頃、ひょっこり戻って参りました。ビックリ！修理センターも、あまりに時間がたってしまうので急遽発送してくれたのかしら？ただでさえ忙しい大晦日にパソコンのセットアップをする羽目になってしまい時間が足りなくて本当に大変だったけれど、年内に戻って来てくれたのは嬉しい誤算。今年の最後の最後に良いことがあったから、来年は良い年になるかな～？牛から寅へバトンタッチ今年も仲良くしていただき、どうもありがとうございました。今年はいろいろと書き残してしまったことがたくさんあるのですが、来年はできるだけ頑張って書きたいと思います・・・（昨年も同じようなこと言ってたような気がする）今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

  Dec 31, 2009

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• 12月歌舞伎座大歌舞伎　昼の部

  観劇記、ずっとサボってしまっているのですが（汗）取り急ぎ今月の歌舞伎座昼の部を。11月の分は、未完成のまま下書き状態で放置されています・・・忘れないうちに何とか頑張って完成させたいと思っていますのである日突然変な日付でアップされるかも知れませぬ。どうぞお気になさらないで下さりませ。。。12月の歌舞伎座、座組を見たときに何だか納涼歌舞伎みたいと思ったのですが納涼歌舞伎が始まった約20年前には若手花形だった勘三郎や三津五郎も今では立派な中堅、と言うかほとんど幹部。決して「薄い」座組ではないのですよね。でも、やっぱり先月のあの重厚で豪華な舞台と比べるとやはり少々寂しいような。まぁ、一年で一番豪華な顔見世と比べること自体間違ってるのですが。（今月顔見世は京都南座だし）さて、昼の部。最初の三つはいかにも歌舞伎らしい古典が並び若手～中堅の役者陣が真摯に挑戦しています。一つ目は『操り三番叟』。獅童の翁、鶴松の千歳、勘太郎の三番叟に松也の後見。うーん、若手中心と言っても、獅童の翁ってどうなんでしょうね？何だか重みや厳かさが足りないような。踊りがとっても上手な鶴松くんも、この静かな儀式的な場ではいまひとつ存在感が薄い。自然と勘太郎の三番叟への期待が高まります（狙いか？笑）勘太郎は持ち前の若さとバネを生かしてキビキビとした小気味良い人形振り。後見の松也との息も良く合っていて、糸が絡まってめちゃくちゃに動き出す様子などがとても面白くて楽しい。ただ、若さのみで突っ走っちゃっている感じがして、踊りとしてはどうなのかなぁ？ずっと見てたら、最後はちょっと疲れてしまいました。次に『野崎村』。これも本当に良くかかる芝居です。記憶に新しいのは、昨年だか一昨年だかの国立劇場の鑑賞教室。福助のお光に芝のぶちゃんのお染、芝のぶちゃんがお人形のように可愛かった～♪そして忘れられないのが、数年前の芝翫のお光、ジャッキーのお染、藤十郎の久松、トミーの久作、田之助のお常（お染の母）と言う「全員人間国宝野崎村」。あれはホント凄かった・・・大御所たちの底力を見せつけられました。違う意味で凄かったのは、俳優祭での團十郎のお光と左團次のお染！これも忘れられない（笑）今月は福助のお光に孝太郎のお染、橋之助の久松、弥十郎の久作、秀調のお常。バランスはなかなか良かったんじゃないかと思います。最初の場面では、恋い焦がれた久松との祝言を控えてウキウキしているお光の福助が気持ちはわかるんだけれどやり過ぎで、クネクネニヤニヤし過ぎでちょっと気持ち悪くて、あちゃーって思ったのですが、後半の、お染と久松の気持ちと事情を知って身を引く決心をするところの演技がとても良くて、ものすごく心にしみて、泣けました。。。まさか福助にこういうふうに泣かされる日が来ようとは。やればできるじゃん、福助！最後が両花道じゃなかったのはとても残念。続いて『身替座禅』。これまた人気演目で、いろいろなカップルを見て来ましたが今月は勘三郎の右京に三津五郎の奥方玉の井。好敵手の二人ですから、さぞかし素晴らしい競演になるに違いないとの期待にたがわずとても充実した舞台でした。玉の井は立役が演じて滑稽味を強調することが多いけれど、この奥方、夫や太郎冠者に怖がられてはいるけれど決して化け物のような怖い奥さんではなく、ただ夫が好きで好きでたまらない、ちょっとKYなウザい奥さんなだけなんですよね。三津五郎は立役だけれど小柄だし、丁寧な役作りでとても可愛い奥さんになってました。勘三郎も結構可愛げのある右京。色気もあったし。この夫婦、実は結構仲良しなんだよね～と素直に思えました。太郎冠者は染五郎。まぁ、普通。腰元の千枝と小枝が巳之助と新悟。二人ともずいぶんさまになって来ましたね。そして、問題の（？）クドカンこと宮藤官九郎による新作『大江戸りびんぐでっど』。勘三郎が以前から歌舞伎の新作を依頼していたのが実現したものだそうです。いったいどういうものになるのか全くわからず、期待半分不安半分でしたが初日の幕が開いて以来聞こえてくるのは怒りの声（苦笑）新聞の投稿欄には「腹が立って途中で退出した」という声まで載ったりして、どうなっちゃってるんだろう？？と思いながら観劇日を迎えました。結論から言うと、私は全然好きじゃないし良い出来だとも思わないけれどそんなに湯気を立てて怒るほどのものでも無いかと。確かに下品で下ネタ満載だけれど、もともと歌舞伎ってそういうところあるし、ストーリーも、別に派遣社員をバカにしているとも思わないし。ただ、くさや汁とかソンビとか汚くて臭そうなものばっかり出て来るのには参ったけど。ところどころ面白い小ネタもあったし（「死神」ネタは、つい最近落語の「死神」を聞いたばかりだったので嬉しかった）おおー、そう来るか！って言う展開もあったりして、楽しめる部分もありました。でも、いろいろなものを詰め込み過ぎたのか、何だかとっ散らかってしまって、落としどころと言うか落ち着きどころはどこなのか、いったい何が言いたいのか、結局何だかさっぱりわからないまま延々と続き、とにかく長い！たとえば、ちょっとネタバレになってしまうけれど、死んだと思われていた男が実は生きていて、殺した男のほうが実は死んでいた、ということがわかったところでジャーン！と終わりにしてしまって、ゾンビやら何やらの事件はすべて実は死んでいた男の妄想だった・・・というふうにすればずっとスッキリ終われたと思うのだけれど。私はてっきりそこで終わりだと思ったのに、そのあとも延々とグダグダ。。。あの続きで何が描きたかったのかなぁ？永代橋を落とさなくちゃいけない訳でもあったのかしら。スッキリ終わっていれば、夜の部の開演を遅らせなくても良かったのに。新しい試みというのは素敵なことだし、意味はあると思うのだけれどやっぱり納涼歌舞伎向きかな・・・？スケジュールの都合やら何やらでこうなってしまったのでしょうけれど、歌舞伎座さよなら公演中にやらなくても良かったような気もします。

  Dec 17, 2009

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  今月のカルジェル

  ちょっと日にちが経ってしまいましたが、11月末にリニューアルしたネイルです。まず、いつもの一カ月経過状態。藤色もラメも綺麗なままですが、爪がずいぶん伸びてます。お色直し後はこちら。　　　写真がボケてて良く見えませんが、薄いピンクベージュと白でマーブル模様になっています。両手とも薬指の端っこにクリアなストーンを一粒。お世話になっているサロンがキャンペーン中でまつ毛パーマ＆カルジェル（4種類のアートから選択）で特別価格だったので今回初めてマーブル模様にしてもらいました。淡い色なのでそれほど目立たず気になりませんが、マーブル模様はネイリストさんが一つ一つ作るので爪によって出来不出来があるのがちょっと笑えます。爪は思い切って短くしてもらいました。大掃除の季節ですし。大掃除、きちんとやるかどうかわからないけれど爪を短くして臨むという意気込みが大切かと。（何か違う気もする・・・）

  Dec 17, 2009

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  PC受難とマラソンと・・・

  またまたご無沙汰しております。数ヶ月前にメモリ増設してサクサク動くようになったはずのパソコン今月に入ってからなぜか調子が悪く、だましだまし使っていましたがついに15日の深夜、突然フリーズしたかと思うと全く立ち上がらなくなってしまいました・・・仕方ないので、入院の手続きをとりました。極力データを残すように復旧してくれるということですがハードがだめだった場合データはすべて無くなっちゃいます。ちょうど前日、そろそろバックアップとらなくちゃって思ったところだったんです。なぜかそういうタイミングで壊れるんですよね。最新のバックアップは11月なので何とかなるとは思いますが・・・しかし、年賀状作成に間に合うよう戻って来るのか？？そして、15日～16日の深夜と言えば、マラソン真っ最中！これは「走るな！」と言う神のお告げかとも思いましたが、夫のパソコンを奪い取り、見事完走いたしましたわよ。ええ、私には何が何でも走らなくちゃいけない訳が・・・それははい、バカです・・・先週入荷のエルバの来年春夏新作、カンガルーMサイズのベージュ。サイズと言い、色と言い、とってもツボだったのですが必死で諦めたのですよ。なのに、一週間後にこんなどエライものが控えているとは。アレをあきらめたのはコレのためと勝手に脳内変換。気がついたら突っ走ってました。全く、この年末に何をやってるんだか。冷静に考えたら、お値段倍近くぢゃない・・・無事に年が越せるのだろうか・・・？？

  Dec 16, 2009

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  MelissaとYukiko

  昔から天然石を使ったアクセサリーが大好きなのですが最近購入してとても気に入ったのがこちら。Melissa McArthur JewelleryミックスクォーツネックレスLB1mntゴールドチェーンご存知アモモさんで購入。Melissa McArthurは以前のパールネックレスもとても気になっていたのですがこのクォーツにはメルマガと畑中さんのブログで一目惚れでした。写真がイマイチですが・・・天然石を使用するとどうしても大きく重くなりがちだけれど、Melissaはとても繊細でしなやかな作り。クォーツの透明感も素晴らしく、キラキラ、ツヤツヤで眺めていると嬉しくなります。良く見ると、チャームが3種類付いています。3つ付けるのが一番可愛いけれど、気分によって1つにしたり2つにしたりいろいろ付け替えて楽しめます。また、チェーンにアジャスターが一箇所付いていて45cmか50cm、洋服に合わせてチェーンの長さが調節できます。なかなか使いやすそうな優秀ネックレスでした♪このタイプは完売してしまいましたが、在庫がある中ではこのあたりが気になるかな・・・　　Melissa McArthur Jewelleryオニキス＋クォーツネックレスBGStnゴールドチェーンMelissa McArthur JewelleryオニキスネックレスBGSmnaシルバーチェーン以前の入荷だけれど、これも素敵かも。Melissa McArthur Jewelleryクリスタル・ネックレスひとつ残念なのは、Melissaにはイヤリングのお作りが無いこと。インポートものは仕方ないとは思いますが、イヤリング派としてはちょっと寂しいです。さて、もう一点。「ユキコ・オオクラ」というブランドのアクセサリーは以前から某通販のカタログでよく目にしていましたし、購入して愛用しているものもあり結構気に入っていました。で、なんとなく楽天で検索していましたら、そのものズバリユキコ・オオクラ アウトレットというお店を発見。喜び勇んで中を見ていたら、このイヤリングに目が留まりました。シックな色合いのイヤピア。タイガーアイは金運!さりげなく金運を耳元に!アウトレット特価で！...オニキス、タイガーアイ、淡水パールのイヤリングです。オニキスとタイガーアイは大好物！お値段も税込、送料込5000円ととてもお手ごろなので、早速注文してみました。届いたのはこちら。石も綺麗だし、結構ボリュームもあるし、なかなか良い感じです。実はこのイヤリング、昨年購入したドゥミ：イグレックのネックレスに合うのでは？と思ったのです。ほら、ピッタリ！まるであつらえたよう。われながらビックリです。ユキコ・オオクラアウトレット、他にも気になるものがたくさんあります。　　　　このイヤリングも良いし、ロングネックレスも素敵だし、誕生石のペリドットにも惹かれる。　　天然石のくり抜きリングにはとても憧れるけど、このゴツイ指に付けこなす自信がない・・・新作もどんどん投入されるようですので、しばらく目が離せません。さらに、今月中の購入者には抽選で楽天ポイントカードが当たるそうです！天然石好きの方は、ぜひぜひのぞいてみて下さい♪

  Nov 17, 2009

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  突き指のその後と結婚指輪

  10月はじめに思いっきりすっ転んで突き指した左手薬指ですがおかげ様でだいぶ良くなりました。ネイルもしてもらえたし、包帯も湿布もはずして大丈夫だし、日常生活にはほとんど不自由ありません。が、まだぎゅっと握ると第二関節と指の付け根の間が痛むし少し腫れぼったい気がします。こうなると、完治するのには時間がかかるだろうなぁ・・・まぁ、焦らず気長に治して行きたいと思います。さて、そこでちょっと困ったことが。どうも第二関節が太くなってしまったみたいなんですね。問題の指は左手薬指。結婚指輪がはまらなくなってしまったんです・・・ぜんっぜん無理！お見苦しい指で申し訳ありません。怪我直後、指がどんどん腫れ上がっていくので指輪が取れなくなったら大変！と必死になって外したので、指の付け根にはまだ痕がくっきり残ってます。アクセサリー類の修理やリフォームでいつもお世話になっている店に聞いたところこの指輪は2～3号だったらサイズアップするのは技術的に可能だそう。ただし、裏に彫った文字は消えてしまうそうです。そう言えば、指輪を買った店では「結婚指輪は切ってはいけないのでサイズ直しはできません！」って言われたっけ・・・うーむ、縁起かつぎなど気にしないでこの指輪をサイズ直しするか、タンスのこやしになってしまっている婚約指輪をリフォームして普段使いにするか、この際もっといい指輪を買わせるうか、結婚10年目に買わせたってもらった指輪を代用品にするか・・・いずれにしても、指が完治してサイズが落ち着いてからだな。。。 

  Nov 15, 2009

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  今月のカルジェル&衝撃的な爪の変化

  またまた日記を休んでしまっております。書きたいことはいろいろたまってるし、書きかけのものもあるのだけれどそれはおいおい・・・ということで、今月のカルジェル。リニューアルしたのはもう10日も前なのですがせっかくなので（？）アップしておきますまず、一ヶ月経過状態。相変わらず、一ヶ月ではビクともしません。ツヤもそのまま。でも、やはり根元は伸びてきてしまうので、どうしても一ヶ月が限界かな。この淡いブラウンは、落ち着いているけれど良く見ると細かいパールがキラキラして華やかさもあり、とても気に入っていました。リニューアル後はこちら。　　　写真が赤っぽくなってしまったのでピンクっぽく見えますが実際は赤みの無い薄紫です。藤色って感じかな？上にシャンパンゴールドの細かいラメを散らしてもらいました。あまり色味は無いけれど、ちょっとクールな感じで素敵です。この薄紫は、ビックリするような濃い紫にパールホワイトを混ぜて作ってもらいました。絵の具を混ぜるように、好みの色を自由自在に作れるのもジェルの楽しいところです。そして、今回私のミスで急遽予約日を変えてもらったのでネイルとまつげの施術の時間がずれてしまいいつもはまつげパーマ中でほとんど見られないネイルの施術を見ることができました。昨年の4月に初めてカルジェルにしてからずーっと欠かさずジェルにしているのでなんと、約１年半ぶりにジェルを落とした素爪に対面。・・・・・・・・・・！！ビックリです！キレイなんです！！私の爪！！！以前自分でネイルしていたときは、どうしても頻繁に除光液を使うのでなんとなく爪全体が黄ばんだ感じになってしまってました。が、久々に対面する爪はネイルベッドはほんのりと自然なピンク色、そしてフリーエッジは真っ白。しかも、ネイルベッドが伸びている？？以前は良く爪が割れたり裂けたりしていたので、そこが白くなってしまったりしてネイルベッドとフリーエッジの境がガタガタだったのですが今では境目のラインが綺麗な弧を描いて、それが全部の爪で揃っているんです。素爪にトップコートを塗れば、ナチュラルフレンチネイルって感じですよ？カルジェルは爪を保護して健康にしてくれると聞いていたけれど、本当だったのだと実感！いやー、ちょっとした感動でした

  Nov 10, 2009

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• 芸術祭-10月歌舞伎座大歌舞伎　夜の部

  10月歌舞伎座大歌舞伎の夜の部に行って参りました。この日は偶然おかんむりさんとご一緒、しかも間に一人挟んだ並びの席！以前お隣の席になったことがあったけれど、またまたこんな偶然があるとは！今回は直前までお互いに同じ日のチケットを買ってたことも知らなかったので2日前の志の輔らくごのときに判明しなかったら劇場でばったり出会ってビックリだったかも。歌舞伎を一人で見に行くのには慣れていますが、お友達と一緒だとさらに楽しみが増します。おかんむりさん、どうもありがとうございました♪さて、盛り沢山の芸術祭大歌舞伎、夜の部は三大義太夫狂言のひとつ『義経千本桜』から「渡海屋・大物浦」の知盛編と「吉野山・川連法眼館（四の切）」の忠信編の半通し。超人気演目ですからどれも何度も見ていますが、今回は本当に今の歌舞伎座最後ですから豪華な配役で気合が入っています。「渡海屋・大物浦」、渡海屋銀平実は新中納言知盛に吉右衛門。素晴らしかった！いやー、凄いものを見ました！！知盛の執念と無念がぐわーっと伝わって来て、台詞の一つ一つが魂の叫びのよう。滅びるべき自らの運命を悟り宿敵である義経に大切な帝を預けて入水する最期まで目が放せず、もう涙、涙でした。幕間におかんむりさんとも話したんだけど、文字通り魂のこもった、まるで命を削っているかのような舞台で、こんなの25日間やってたら寿命が縮まってしまうのではないかと心配になるくらい。吉右衛門の知盛を見るのは3回目だけれど、最後の後ろ向きの飛び込み、今回のように高く飛んだのは初めて。今まではちょっとおっかなびっくりな感じが見えたりしたこともあったのだけれど再演を重ねて、吉右衛門が知盛になり切った結果なのではないかと思います。周りを固める役者も粒揃い。今考えられる理想的な配役かも？銀平女房お柳実は典侍の局に玉三郎。意外なことに初役だそうです。今回の玉三郎は女としての綺麗さや色気を前面に出さず、乳母に徹した役作りでした。見た目は相変わらず綺麗なんですよ。世話女房の姿も素敵だし、女官姿は美しいし。でも、いつものように「綺麗～～～♪」と感じさせないんです。あら、この人良く見るとものすごく美形だったのね・・・みたいな。こういう演技もするようになったんだ・・・と今回の新たな発見。しかし、吉右衛門と並ぶとデカいカップルですね（笑）。とても見栄えがして素敵。義経に富十郎。情があって、気品があって、良い義経です。この義経にだったら、知盛も帝を預ける気持ちになるだろうと感じさせます。しかし、あのプロポーションで鎧姿になるとまさに五月人形です。似合いすぎ！義経に従う四天王が、種太郎、巳之助、右近、隼人と超若いのも面白い。トミーの孫たちって感じですよね。でもトミーの実の息子は彼らより年下っていうのも凄いです。若い彼らには、この素晴らしい舞台に出て先輩たちを間近に見たのは良い経験になるでしょうね。種太郎は、既にいろいろな役をこなしている分一日の長があるかな？しかし、隼人は綺麗過ぎ（笑）。まだ背も伸びているようだし、どんなイケメンになっちゃうのかオバちゃんちょっと心配です（余計なお世話）弁慶の段四郎が、また良い味を出しています。知盛が海に消え、義経一行が花道を去り、一人残った弁慶が万感の想いを込めて吹く法螺貝の音は心にスーッとしみて、素晴らしい余韻を残した幕切れでした。相模五郎と入江丹蔵を歌六、歌昇兄弟がやっていたのも嬉しい。息が合って楽しい魚尽くしと、印象的な注進でした。続いて「吉野山」。菊五郎の忠信、菊之助の静に松緑の藤太。「吉野山」はもう何回見たでしょうねぇ・・・役者によって、また組み合わせによって雰囲気が変わるので何度見ても面白いし桜が満開の、歌舞伎らしい美しい舞台がとても美しく、楽しめます。菊五郎と菊之助親子の息の合った主従。菊之助が、いつの間にか堂々とお父さんの相手役を勤められるようになったんですね。今度は菊之助の忠信も見てみたいなぁ。籐太の松緑、イキイキと楽しそうに演じていました。忠信が投げる笠、本日はナイスキャッチ！これ、時々とんでもない方向に飛んでっちゃうんですよね（笑）そして「川連法眼館」。四段目の切場なので通常「四の切」と呼ばれます。「吉野山」から引き続いて忠信に菊五郎、静に菊之助。菊五郎の忠信は、狐忠信より本物の忠信のほうがキリッとして素敵。狐は・・・可愛くて親を慕う子供の切ない気持ちは良く伝わってきたけど体力的にキツイのか動きがやや物足りない。ちょっと着膨れ状態だし（笑）何度も演じて来た当たり役だけれど、これが見納めかも知れません。菊之助の静、ちょっと冷たいと言う批評もあるようですが、可愛くて私は好き。でも、次回はぜひ忠信で見てみたい。義経に時蔵、この人はやっぱり女形のほうが好きだー！歌舞伎座さよなら公演なのだから「木の実、小金吾討死、すし屋」の権太編も入れて通しで見たかったところですが、「荒事、舞踊、和事、初御目見え」の盛り沢山の昼の部も堪能したので、満足です。さよなら公演も残すところ6ヶ月。いよいよカウントダウン・・・？何だか落ち着かない気分になって来ました。。。

  Oct 25, 2009

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  志の輔らくご＠新宿

  21日（水）、おかんむりさんにお誘いいただいて「志の輔らくご」に行って参りました。おかんむりさん、いつもいつもありがとうございます！生で志の輔を聞くのは二回目でしたが、今回も期待を裏切らず素晴らしかった！前回と同じような構成で、一席めは長～いまくらから展開して軽めのお噺、二席めはじっくり聞かせる人情話。「猫の皿」は落語初心者の私でも聞いたことのある噺ですが、まくらから本題に持っていく話術が絶妙！しかも、まくらが例によってものすごく面白いです。宮崎の落語会、最高！まつたけ山にはぜひ行ってみたい！！「紺屋高尾」は初めて聞きましたが、内容は、まあ、江戸の良くある人情話、ハッピーエンドのラブストーリーなのですが志の輔の登場人物の語り分けや表現が素晴らしくて、本当に芝居を見ているよう。これって、歌舞伎になるよなぁ・・・と思いながら聞いていました。聞いたあとは、おなかいっぱい幸せ気分になれます。幕間の松元ヒロの「今日のニュース」は相変わらず抱腹絶倒！やっぱり出たか、亀井○香！（笑）前座の志の彦（だったっけ？）も頑張ってました。「金名竹」も超メジャーなネタですよね。しかし、良く口が回るなぁ・・・新宿での志の輔らくごは今年で10年目ということで、来月が最終回だそうです。新宿は仕事帰りにも行きやすいし、見やすいホールだったのに残念・・・でも、おかんむりさんのおかげで来月も行けそうなので、楽しみです♪

  Oct 22, 2009

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  染五郎の落とし前？　国立劇場10月歌舞伎『京乱噂鉤爪』

  国立劇場10月歌舞伎公演は乱歩歌舞伎第二段『京乱噂鉤爪（きょうをみだすうわさのかぎづめ）―人間豹の最期』昨年11月の乱歩歌舞伎発案者の市川染五郎が「また会おう！」と明智小五郎に告げて大凧に乗って去っていった人間豹恩田乱学の落とし前をつけなくては、と続編を企画したものです。続編を作るにあたっての染五郎の意気込みはあぜくら会特別企画「座談会―新作の競演」でも熱～く語られています。昨年のを見てしまった私も、落とし前をつけてもらうべく（笑）行って参りました！今回は原作は無く全くの新作です。大凧に乗って何処かへ消え去った恩田乱学が、幕末の動乱の真っ只中にある京都に姿を現し、天下を狙う謎の陰陽師、それぞれの思惑の中で世の行く末を憂えながら生きる道を探す公家、武士、町人、そして恩田を追って来た明智小五郎が絡み合いながら物語が進みます。うーん、いろいろと良く工夫して作っているし、芝居としては、まあ楽しめますがストーリーはいろいろ盛り込みすぎて表現したいことが曖昧になっているような・・・？タイトルにも入っている「人間豹の最期」、恩田乱学は落とし前をつけるべく最期を迎えます。陰陽師鏑木幻斎に操られて悪事を重ねながら、いろいろな場面に遭遇し、いろいろな人を見るうちにいつしか人間の心を取り戻し、人間として死ぬ・・・ということらしいのですが、人間の心を取り戻して行く過程や葛藤がはっきり描かれていないし表現されていないので、伝わって来ないんですね。明智の台詞で「恩田～！お前には人間の心が残っていたのか～～～！！」って説明されてもねぇ・・・って言うか、明智小五郎はいったい何のため出てきたのか？事件の解決にはほとんど関わってなくて、目撃者、証言者としてのみの存在です。名探偵明智小五郎じゃなくていいじゃん（笑）恩田乱学vs明智小五郎という1対1の対決ではなく幕末の混乱に乗じて日本国を我が物にしようと企む陰陽師鏑木幻斎という第三のキャラクターが関わってきたため明智の存在感が薄まってしまったような気もします。歌舞伎のいろいろな演出が盛り込まれているのは楽しいです。舞台が京都なので上方歌舞伎の演出とか、舞踊「京人形」や「戻り橋」が上手く取り入れられていました。鏑木幻斎のおどろおどろしさと人形しか愛せない設定はちょっと乱歩風味？そして宙乗りは、ヴァージョンアップして斜めに飛びます！通常宙乗りは花道の上をまっすぐ飛ぶんだけれど、今回は花道からスタートして対角線上を飛び3階上手へ。しかも、どういう仕掛けになっているのか、腰の部分を固定してあって、ぐるんぐるん回りながら飛びます！サーカスみたいです！染五郎大奮闘！！私の席は3階上手側最前列だったので、宙乗りの終着点のすぐそば。引っ込む寸前にポーズをとった染五郎＠人間豹とちょうど同じ高さでこんにちは状態（笑）えーと。。。すっごく怖い顔なので、あんまり嬉しくなかったかも。役者は、みんなイキイキと楽しそうでした。染五郎は、恩田乱学と京の人形師の娘大子二役で大活躍。この大子、本名はみすずと言うのですが、あまりの巨体のため大子と呼ばれてます。この娘が心優しい良い子で可愛いの！確かに巨体なんですけど、コロコロした着物姿になんとも言えない親近感が。（いつも鏡の中で見てる我が姿に似てる気がする・・・苦笑）大子と恋仲になる松吉、実は公家の御曹司鶴丸実次に翫雀。誠実で、全ての人が平等に幸せに暮らせる世界を夢見る若者を好演。鏑木幻斎に仕える女隠密綾乃に高麗蔵。人形しか愛さない鏑木に想いを寄せる屈折した女性。前回もそうだったけれど、この人の女形の退廃的な雰囲気は乱歩の世界に良く合っている気がします。と言っても、乱歩に詳しいわけではないのであくまでもイメージですが。そして鏑木幻斎に梅玉。パリッとスーツを着こなして穏やかな笑みを浮かべる素顔はどこかの大企業の部長？って感じですが、顔をすると何だか凄みが出ますね。永遠の貴公子だと思ってたけれど、こういう役も案外良いかも。本人も悪役大好きと言うだけあって、嬉しそうに演じてました。綾乃をいたぶる姿はみょーにいやらしくて、ちょっとドギマギしちゃいましたわよ。明智小五郎には幸四郎、前にも書いたとおり出てくる必要性が良くわかりませんが全てを見届けて落とし前をつけるのに必要なのかな。確かに、この人が出てくると舞台が締まる気はしますが。そして、子役ちゃん二人が大活躍！鏑木が恋い慕う人形花がたみに美貌の梅丸クン。先月の歌舞伎座「勧進帳」太刀持ち姿も可愛かったですが今回の人形姿は、本当に人形としか思えません。何て可愛いの～♪梅丸クンの美しい姿を見ただけで、この舞台見に行って良かったと思いましたよ。鏑木じゃなくても、あの人形は欲しくなるでしょ！私もひとつ欲しい・・・梅玉の部屋子なんですよね。いいなぁ、梅玉さん・・・それから大子の兄の店「きはものや」の丁稚に扮した高麗屋の部屋子錦成クンも大活躍。健気な姿にオバちゃん涙が出ました。と、まとまりの無い感想で訳わからないかと思いますが、なんと、国立劇場のHPでちょっとだけ動画が見られます。ぐるんぐるんの宙乗りも、大子の巨体ぶりも、アヤシイ陰陽師も、私の大好きなかわゆい梅丸クン＠花がたみも、バッチリ見られます！ご興味のある方はぜひぜひご覧下さいませ♪

  Oct 20, 2009

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  10月の軽井沢

  もう一週間経ってしまいましたが（汗）先週の三連休、また軽井沢に行って来ました。軽井沢はもうすっかり秋・・・と言うか、初冬？朝方なんて、ほとんど0℃ですよ～～泊まったのはまたまたいつもの小瀬温泉ホテル。あまりにワンパターンだけれど、すっかり馴染んで居心地が良いので、軽井沢では他のところに泊まる気がしないのです。今回は二泊と少しゆっくりできたので、久々にたっぷり歩きました。信濃路自然歩道の小瀬→白糸の滝→峰の茶屋を往復、計14km。台風が過ぎた後でお天気にも恵まれ、暑くなく寒くなくちょうど良い気候で、とても快適なハイキングでした。大好きな竜返しの滝からスタート。　　こんな感じの道が続いています。　　　　　　　　　　　　　ところどころ紅葉が綺麗。落葉松の落ち葉はフカフカで気持ち良い。時々水の流れにぶつかると疲れが引いてリフレッシュする気がします。　　ご存知白糸の滝。観光客が鈴なり（笑）　　　　　　　ちょっと離れたところから眺めるほうが好き。往復14km歩き通して戻って来るとちょうど竜返しの滝に日の光が差し込んでまぶしいほどでした。この滝は何度も見ているけれど、こんなに輝いていたのは初めて。さすがに足がパンパンになったけれど、気持ち良く運動した後の温泉＆ビールは最高！！さて、とっても気に入っている小瀬温泉ホテルですが唯一の難点（？）は、食事の量が多いこと！朝食と夕食が付いているので昼食は自由なのですが夕食がハンパない量なので、お昼に街に出てご馳走を食べるなんてできません。この夕食、最近は少し量が落ち着いて何とか完食できるようになりましたが、数年前に初めて泊まった時は罰ゲームかと思いましたよ・・・もちろん食事は美味しいし、私たちの場合滞在中はほとんど街には出ず昼食用のおにぎりを持って山歩きしているのでまぁ良いんですけど。おかげで頻繁に軽井沢に行ってるくせに、オシャレなスポットや美味しいお店をほとんど知らないというちょっと情けない状況ですが、気に入っているレストランを一軒ご紹介します。シェ草間旧軽銀座から六本辻を経て離山通りをしばらく進んだところにある一軒家レストラン。とても繊細で手が込んでいるけれど、素材の味をきちんと活かした身体に優しいフレンチです。店内はシンプルで落ち着いた雰囲気で居心地が良く、ゆったりとくつろげます。山桜に面した大きな窓の近くの席が特におススメ。毎年軽井沢の友達の別荘に遊びに行く母に旧軽井沢銀座にとても美味しくて雰囲気の良いレストランがあると教えてもらい2年ほど前に行ってみたところ、まあまあ美味しいのだけれどどうも聞いていたのと感じが違う・・・と思ったら草間シェフは独立して新しいお店を作っていたのでした。母や母の友人たちも喜びそうな、年配の人にも重過ぎないお料理と落ち着いた雰囲気。でも、リゾート地ですからかしこまらずにカジュアルな格好でOK。私たちはいつも発つ前のランチをここでいただくのですが、高速の混み具合が心配なので早く出発しなくちゃと思いながらもついついゆっくりしてしまいます。でも、渋滞に巻き込まれても、美味しかったから仕方ないか・・・と思えるお気に入りのお店です。

  Oct 19, 2009

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