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カテゴリ:環境問題
「もったいない」世界に響け ノーベル賞マータイさん 国連で日本語紹介
【ニューヨーク=長戸雅子】女性の地位向上などについて討議している国連の「女性の地位委員会」閣僚級会合で四日、ノーベル平和賞受賞者でケニア環境副大臣のワンガリ・マータイさんが演説し、日本語の「もったいない」を環境保護の合言葉として紹介し、会議の参加者とともに唱和した。 マータイさんは二月に来日した際、「もったいない」という言葉を知って感銘を受け、世界に広めることを決意したという。 この日の演説では「『もったいない』は消費削減(リデュース)、再使用(リユース)、資源再利用(リサイクル)、修理(リペア)の四つの『R』を表している」と解説、「MOTTAINAI」と書かれたTシャツを手に「さあ、みんなで『もったいない』を言いましょう」と呼びかけ、会場を埋めた政府代表者や非政府組織(NGO)の参加者とともに唱和した。さらにマータイさんは「限りある資源を有効に使い、みなで公平に分担すべきだ。そうすれば、資源をめぐる争いである戦争は起きない」と主張した。(産経新聞) 今、世界で日本の「もったいない」という言葉が広まりつつありますね。 ノーベル平和賞受賞者のマータイさんが「MOTTAINAI」を世界に広めています。 これはとてもいいことだと思いますが、本来ならば日本人が広めるべき言葉だったのではないかと思います。 日本では昔から物を大切にする習慣がありました。 子供のころ「一粒の米に7人の神様がいるから残さず食べなさい」と婆ちゃんに言われていたし、 「ご飯を残すともったいないお化けがでるぞ」と脅されていました。 もったいないお化けが怖かった俺は残さず食べる習慣がいつの間にか付いていました。 では今の日本はどうでしょうか? 戦前、戦後の「もったいない」という考えは少しずつ薄れ、 大量生産、大量消費を経験した日本人は、 物を大切にするということを忘れているのではないでしょうか? マータイさんが「もったいない」を世界に広めているということを知ったとき、 うれしい反面、恥ずかしいという気持ちが芽生えました。 俺もいつのまにか「もったいない」という認識が薄れていたと思います。 おいしくないと思ったものは残し、 時間がないときには食べかけでも捨てるといった生活をしていました。 この記事を読んだとき、まずは自分の生活をもう一度見直す必要があると感じました。 大学時代の講義で ゆがむ世界ゆらぐ地球 アースデイ・日本編 学陽書房 という本を読みました。 その本のなかで世界の貧富状況(1992年)を簡単に示す例がありました。 “100人の人間がいて、100個のパンがあるとします。 100人を20人ずつ5グループに分け、最初の20人が83個のパンを食べてしまいます。 次のグループが12個をとります。すると残りのグループ(60人)には5個のパンしか残りません。” これが今の世界の貧富の状況です。もちろん日本は最初のグループに属します。 このような状況の中で日本人は「もったいない」という考えを忘れ、生活を続けています。 この世界の状況を改善するためには、 「限りある資源を有効に使い、みなで公平に分担すべき」だと思います。 今後日本人は「もったいない」を世界に発信していくと同時に、 自分たちの生活をもう一度見直す必要があるのではないでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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