|
テーマ:今日の出来事(292579)
カテゴリ:カテゴリ未分類
大学時代長崎にいるころ、実家に帰らずにお盆をすごしたことがあった。
8月15日 次に日からの旅行の準備のために俺は長崎の繁華街に買い物に出かけた。 普段は8時過ぎまで店が開いているはずなのに、この日は5時半になると どの店も閉店となってしまった。 お盆だから閉店が早いのかな と思っているとしばらくして爆竹の音が鳴り出した。 表の道路に出てみると爆竹を鳴らしながら 大きな船を10数人で引っ張っていた。 ああ、これが精霊流しか・・・ これまで精霊流しとは小さな船を海に流すのかなと思っていたが 本物は大きくてびっくりした。 この時、俺はさだまさしの精霊流しを思い出していた。 全然違うやん! さだまさしの精霊流しを聞いて何となく静かな感じをイメージしていたが 実際はすごくうるさいと思った。 旅行の準備をするために早く帰る必要があったので 俺は原付バイクに乗って変えることにした。 今日は路面電車も走っておらず、車もほとんどいなかった。 俺が原付で通っていると、いたるところから 俺目掛けて爆竹が投げられた。 パパパパパパン、パパパパン 俺の原付のすぐ下で爆竹が鳴り響く。 みんな性格悪いなぁと思いながら路面電車が普段通る道の真ん中を通って 何とか家にたどり着いた。 家に帰ってさだまさしに文句を言いながら 「精霊流し」を聞いてみた。 はじめは「やっぱ、全然イメージが違うわ!」と思っていたけど しばらく聞いているとさだまさしが 約束どおりに、あなたのきらいな涙は見せずに過ごしましょう と歌ったとき、はっとした。 そうかあの人たちは亡くなった人たちが寂しくならないように 爆竹を鳴らして明るく送り出していたんだ。 どうやら精霊船の横を原付で通り過ぎる俺のほうが よっぽど性格が悪いやつだったようだ。 一昨日、久しぶりに実家に帰った。 久しぶりにさだまさしを聞いた。 入院中のばあちゃんが元気になってて良かった。 さだまさし / ベスト (CD) 精霊流し 精霊流し(shourounagashi) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.17 16:59:47
コメント(0) | コメントを書く |