|
テーマ:高校野球(3682)
カテゴリ:野球
甲子園もついにベスト4が出揃いましたね。
これまで7年間甲子園は見ていなかったのですが、 何かの反動で今年はもう10試合以上見ています。 やはり高校野球はトーナメントの一発勝負だからこそ 大きな感動があると思います。 試合を見ていて何度か泣きそうになってしまいました。 自分達の最後の試合を思い出して・・・ 甲子園を見ていてよく思い出す曲があります。 あまり有名ではありませんが (ファンじゃなければ知らないでしょうが) さだまさしの曲でその名も「甲子園」です。 ♪喫茶店のテレビでは夏の甲子園 大観衆の声援が店のクーラーと戦ってる 君は男は皆野球好きねと笑い 大観衆の声援聞くだけで私は暑さがつのるわ 負けた人は今これを見ているのかしら それともまた来年を夢見ているかしらとソーダ水 でもたぶん君は知らない 来年なんて言葉に期待しない男は 案外多いってことをね ホームランと突然テレビが叫ぶ また誰かの夢を打ち砕く音がする 僕はふと君との来年を思う ふるさと行きの切符二枚握り締めたままで 青春のドラマですねと解説者 文字だけのニュース速報が海辺の事故を伝えてる 君は女は皆男が演じるドラマを 手に汗握り応援するだけでわりに合わないわとため息 3000いくつの参加チームの中で たったの一度も負けないチームは一つだけ でもたぶん君は知ってる 敗れて消えたチームも 負けた回数はたったの一度だけだってことをね あと一人と突然テレビが叫ぶ 君は僕の手を握り涙を流してる 背番号14の白いユニフォームが 彼の青春の最初で最後の打席に立ったところ ・・・やばい書いてるだけで涙が出てきた。 ちょっとうろ覚えなところもありますが この曲を初めて聞いたのは大学2年の夏休み、 実家から長崎に帰る兄の車の中でした。 ラジオからは8月6日に毎年行われる 「さだまさしコンサート」の再放送が流れていました。 「こんな青空の下にいると、この曲を歌いたくなりました」 と言ってさだまさしが歌いだしたのが「甲子園」 俺が運転していたのですが 聞き終わるころには涙を我慢するのでいっぱいでした。 そんなときにアニキが 「お前らホントに惜しかったよな」 と言うもんだから・・・ その後はアニキが運転するはめに 高校3年最後の夏 秋、春と準決勝で負けていたチームをやぶり うちの高校は38年ぶり決勝戦に進んだ。 勝てば甲子園初出場 守備のチームの俺たちの高校VS打撃のチームの相手高校 相手が先攻、うちのチームは後攻 当初の予想を裏切り乱打戦になった。 うちの高校が常に先手先手をとり、 追いつかれてはまた突き放すという展開に そして回は進み6対4で9回表の敵の最後の攻撃 あと3アウト取れば初めての甲子園 簡単に1アウトを取る 俺は補欠だったのでベンチにいた ベンチは全員右足をベンチの入口にかけている 「あせるなよ、あせるなよ」 と言いながらみんなマウンドに行く準備は出来ていた 気の緩みがあったのだろう やはり高校野球は簡単には終わらない。 その後相手の攻撃が続き1アウト2,3塁に 相手バッターが打った打球はセンターフライ。 「タッチアップ!間に合わない、投げるな!」 カットマンはホームに投げず進塁を狙った2塁走者を殺すためサードへ 送球がそれる、ピッチャーのカバーが追いつかない! ベンチにいる俺は何が起こったのか分からないでいた。 9回裏のうちの攻撃は無得点 6対6のまま延長戦に入った。 延長10回表を0でおさえた俺たちは 2アウト満塁のチャンス ここで迎えるは四番キャプテン カンウントは2-3 何球もファールで粘った後の9球目 見逃せば押し出しとなりそうな高めの球を 思い切り引っ張る 打球はレフトへ 打った瞬間バッターはガッツポーズ ベンチも皆ガッツポーズ 打球はレフトの頭上を越える大きな当たり もしかしてサヨナラホームラン!? どっちにしてもサヨナラヒットと誰もが思っていただろう ベンチもスタンドも、相手スタンドやベンチでさえ。 そう、相手のレフトの選手以外は レフトの選手はあきらめずボールを追いかける そして後ろ向きのままジャンプ! ボールはレフトのグローブに吸い込まれていった。 延長14回表、相手の攻撃、1アウト3塁 バッターはファインプレーをしたレフトの選手 「打ったー、打球はレフトへ。これはタッチアップになる」 「ランナー走った!レフトから返球が返ってくる。」 「タッチは?セーフ、ホームイン!ついに勝ち越し」 その裏うちのチームの最後のバッターは 延長14回を一人で投げぬいたエース。 「・・・レフト取りました。試合終了!!」 人前であんなに泣いたのは初めてだった。 たぶん最初で最後だろう 俺の地元の県は夏の県予選のみ勝利校の校歌が流れる 当然この試合も校歌を歌うはずだったのに・・・ 表彰式で首に掛けられる銀色のメダル その時、「ああ、本当に負けたんだ」 と実感し、また涙が流れてくる 表彰式後に応援してくれたスタンドに最後の挨拶に行く 「ありがとうございました!」 その時・・・ スタンドから聞きなれた曲が流れ出した。 ブラスバンドが校歌を演奏し始めたのだ。 そのあとは皆で大合唱。 スタンドでも多くの学生が泣いていたらしい。 あれほど歌いたかった校歌なのに 結局歌うことは出来なかった。 ・・・といったことがさだまさしの「甲子園」を聞いて 思いだされました。 この曲を聞いてさだまさしのファンになったんだよな この曲が出た当時3000いくつだった参加チームも 今では4000いくつ。 さだまさしも現在は4000いくつと歌っているそうだ。 夏の大会で負けて以来一度も甲子園を見ていませんでしたが 7年ぶりの甲子園はやっぱりいいもんですね。 でもあの試合を超える試合は一生ないと思います。 ちなみに今年は負けた回数が2回のチームがありましたね。 一度も負けないチームも2つになりますね。 今後こんなことが起こらないでほしいです。 いくつもの負けたチームの代表として甲子園に出場するのだから。 あれだけさだまさしのCDがあるのに 「甲子園」が入っているのはこの2枚だけみたいです。 かなりマイナーな曲だったのか・・・ さだまさし(監修) / Presents~Cafe de Masashi (CD) 【J-POP/歌謡曲:さ】さだまさし / 風のおもかげ (CD) ←お探しのCDはこちらからどうぞ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[野球] カテゴリの最新記事
|