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テーマ:ニュース(100162)
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最近ライブドアの問題がニュースをにぎわせていますね。
マスコミは今度はライブドアのことばかり取り上げて、 耐震偽装問題についての報道が少なくなってきています。 マスコミは相変わらずだなと思ってしまいます。 最近俺が気になることといえば科学の世界をにぎわせている 二つのデータ捏造問題。 一つは韓国、ソウル大の黄教授の研究で ヒトクローンから世界で初めてES細胞を作ったというもの。 サイエンス誌に投稿された論文はすべて誤りであった という調査結果が出たため、 韓国初の「最高科学者」の称号も剥奪されたようです。 世界的に見るとヒトクローンの研究は倫理的な面から 規制している国が多いのですが、 韓国では国をあげて研究を推進しています。 このような中でプレッシャーに負けて データ捏造を行ったのではないかと思います。 韓国の最高学府であるソウル大の教授がデータの捏造を行いましたが、 日本でも東大の多比良研究室がデータの捏造を行いました。 バイオテクノロジーの分野ではかなり有名な先生だったので はじめて話を聞いたときには驚きました。 ネイチャー誌に投稿されたRNAの遺伝子操作に関するその論文は 実際はその研究室の助手の先生が研究を行われていたのですが 研究内容は誤りであり「論文の再現性はない」という調査結果が出ています。 この研究に関して多比良教授は関与していなかったらしいですが 責任を取ることになると思います。 前にうちの大学に講演にこられたときは「うちの助手は私の望んだ結果をすぐに出してくれて非常に優秀だ」と言われていました。 この助手の方も非常に大きなプレッシャーがあったのだと思います。 おそらくこのようなことは大昔から多かれ少なかれあったと思います。 例えば有名な話ではメンデルの遺伝の法則のデータ捏造があります。 「優性種と劣勢種の遺伝子交配すると子の世代では優性種のみ 孫の世代では優性種と劣勢種が3:1の割合で現れる。」 というこの法則は当時の実験データを統計的に見てみると 明らかにデータがかたよっていたそうです。 統計的な処理をすると山の形のグラフ(正規分布)でデータが現れるのが 普通ですが、メンデルの助手が作ったその実験データを統計処理してみると グラフはある部分が極端に少なくある部分が極端に多くなっていたそうです。 これらのことを見ますと科学者は常に良心と戦って 研究を進めていく必要があると思います。 最近研究がうまく進んでいない自分としては 「ここをこう変えればうまくいくやろ。変えろ、変えろ」 という小悪魔のささやきに負けずに 少しずつ研究を進めていきたいと思います。 P.S ほぼ4ヶ月ぶりに書き込みましたがいつも訪問してくださっていた方々 ありがとうございます。またぼちぼち書き込みます。 ウソの科学騙しの技術 「東京大学」にダマされるな! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.29 18:34:29
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