シアターχ（両国）
演出：鈴木勝秀
出演：山本耕史　NAO
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初めての劇場シアターカイは両国駅から3分くらい歩いたところにある新しいのだか古いのだかよくわからない劇場でした。
座席の配列も観やすいのだか、観やすくないのか・・・？
ちょうど私が座った席くらいから段差が付いていて
舞台が八百屋（床が斜めになっている）なので、全体は足元までよく見えました。

山本くんとNAOさんの2人芝居で、生演奏。
（舞台の下手側にオケボックスがある）
2人が出会って別れるまでの5年間を
二つの時間軸で追っていきます。
ジェイミー（男）は5年前の出会いから別れまで。（普通の時間の流れ）
キャサリン（女）は5年後の別れから出会いまで。（時間を遡る）
途中交差する時があるのですが、この設定を最初に頭に入れておかないと
観ていて流れがわかりにくいです。
先にパンフレット記載の時間の流れをまとめた表を読んでおくといいかもしれません。
とても小洒落たブロードウェイミュージカルです。


（ここからネタばれ）
冒頭場面は、ジェイミーが去って、悲嘆にくれるキャシー1人。
NAOちゃんってチラシでも見ましたが、手足が長くて、顔も小さくとても綺麗でチャーミング。
綺麗なお顔の山本くんの横にいても大丈夫(^_^;)
2人とも日本人離れしたスタイルで、
洋物雰囲気は大変よく出ていました。
ストーリー的には、わりと淡々と進み、あまり盛り上がりはないので、
そのまま2人の力量で舞台が決まるという印象です。

で、その冒頭の悲嘆にくれるキャシー。
うーーん、ここのインパクトがいきなりイマイチ。
なので、キャシーの気持ちがうまく伝わってこない。
しかも時間の流れが逆なので、余計にわかりにくい。（私だけか・・・）
2人芝居って、2人の実力が拮抗していて、ぶつかりあい、そのエネルギーが
引き締まった空間を生み出すと思うのですが、
どうしても、余裕のある山本くんが、フォローする側に立ってしまい
そのため、たぶん作者が伝えたいと思っているものが私にはダイレクトには伝わってこなかった。
歌で進むこのミュージカルですが、やはり演技力は重要です。
しかも今日はNAOちゃん声の調子がいまいちだったのかな？

で対する山本くんですが、このジェイミーは天才作家、しかも女性にももてる。自信家っぽい。
なんとなく山本くんのイメージにぴったりではないですか。
で、このぴったり感が余裕につながり（その余裕は見ていて気持ちはいいんですけど）、緊迫感が薄れているという気もしました。

まあ１回しか見ていないので、何度もみるとまた違った感想になるのでしょうが。

舞台上には机とベンチくらいしか置いてなく、
後ろの壁がスクリーンとなり、綺麗な映像が映し出されます。
くっきり鮮明で、映像とは思えない素敵さでしたね。
本物の舞台装置では出せない効果がよく出ていたと思います。
時計がクルクル回ったり、大きくなったり、お月様がアップになったり、
窓の外に木陰が見えたり、薔薇いっぱいになったり。
センスがいい！
（頭の片隅にどこかの電飾が浮かぶ・・・）

山本くんの舞台はリンダリンダに続き、2回目ですが
どちらも持ち味に合った役柄だけに、とくに意外感はなく、
かといって、満足しなかったわけではなく、
のびのびと自分が好きな舞台を楽しんでいるな～という感想です。
もがき苦しみ、ガガーーンとショックを受けるような作品や共演者、演出家に出会えると、また違った一面が見られるんじゃないかなと思うのですが・・・・
次回は『リトルショップオブホラーズ』が決まっています。
ので、そういう作品は次々回に期待(^_^;)


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両国行くついでに浅草橋に寄ってビーズをたくさん買ってきました。
新しいお店も出来ていて、楽しかった～
2件目寄っていたら、開演時間が迫っていた。
どっちが目的かわからなくなるところだった・・・。

で、今日の一般発売、ダメでした(T_T)
完売早すぎ～
堤誠一郎見たい～