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カテゴリ:ミュージカル
9/27 マチネ
1階N列上手 今日は、久しぶりの井上ルドルフとしばらく見れないかもしれない内野トートを満喫するぞ~!!とオペラグラス片手に準備万端で、幕が開くのを待ちました。 が、しかし、結局オペラで追っていたのは トートダンサー桜木涼くんと 石川フランツでした・・・ 前回ちっともチェックできなかった桜木くんの位置を先々週見た友達が事細かに教えてくれたので、 今回はほとんど(全部とは言わない・・・顔見たら違ってたことも度々あり)追うことができた。 で、よくわかったのは、トートダンサーズの振りはかなり素敵で魅力的。 引きずったり引きずられたり、妖しく絡みあったり。 私は今、腰痛に苦しんでいるので(辛い)、あんなに激しく踊っているのを見ると彼らの身体が心配になるけど。 現に部分休演していたトートダンサーもいたらしいし。 (今日は全場面8人揃っていたと思う。そういえばルキーニが調子悪かったらしく、バートイシュルではシシィが替わりに荷車を押したり、キッチュでの客席降りがなかったり、全体的に動きが小さかった。心配ですね) 桜木くんのダンスがピカイチかどうかは、他のトートダンサーと比べられないので(比べる余裕がこっちにない)よくわからないけれども、見た目は大変美しい。 妖しい表情もマル。彼に合った役を今後も見てみたい。(まずは11月のCLUBSEVENで) で、できれば、他のトートダンサーもきちんとチェックしてみたいな。 エリザ以外でもいろんな場所で活躍するんだろうな~←(若者ダンサー好きの期待膨らむ) 石川禅さんのフランツは初見です。 初めて見たときからずっとフランツは鈴木綜馬さんでした。 綜馬さんに比べて、人間くさい皇帝でしたね。 綜馬さんは声が大変綺麗なので、どうしてもそっちに気をとられてしまうのだけれど、石川さんは、表情や演技がとても印象的。 シシィに「幸せになりましょ♪」と言われて「ああ」と嬉しそうに笑い、そのうちに自分の立場を思い出し、義務について話さなくてはならなくなる、そういった心の内側がどの場面も細かく表現されているので、いつのまにか私もフランツ寄りの考えで物語を捉えていました。 (そういえばレミSPのマリウスを見たときも、気持ちの動きがこちら側にわかりやすく的確に伝えられる役者さんだなあと思ったんでした) ルドルフ登場の場面も井上くんが、僕は頑固で一筋縄ではいかないからね、という意思を強く出しているし、 フランツもこれまた頑固なので、親子関係のこじれ具合がよく伝わる。 いくら話し合ってもこの親子はうまくいかないだろうな~という感じでした。 で、悪夢の場面では石川フランツはトートにかなり強い対決姿勢を打ち出していると聞いていたのでチェックせねばと思っていたのですが、 あ~~ここはトートダンサーの見せ場でもあったのです! トートもフランツも見ることができませんでした(T_T) 井上くんはかなり細かく芝居をしていましたね。 ルドルフの最期では銃を手にしてから発砲するまで、かなりタメていたところはよかった。 トートに翻弄されているのではなく、自分の強い意志で死を決めた孤独な皇太子。 初演の経験からか、その後のキャリアのせいか、見せ場をよくわかっている感じでしたね。 私は声が柔らかい浦井ルドのほうが好みですが。 今後、エリザを再演するならまた違った新しいタイプのルドルフが見られるといいなあ。 今日は我ながら変な偏った見方をしてしまった。 そろそろエリザベートも観すぎなのかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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