新橋から新宿へ、ダンス公演のハシゴをしてきました。
どちらから書こうかな。
どちらもダンス公演で、7人が軸になっているのが面白い。
比べようと思わなくても、比べてしまう。
設定が似ているところもあったし。（タップ、懐中電灯、楽器など）


★5/28　マチネ　＠博品館劇場
　DIAMOND☆DOGS公演　「MIRACLEｓ」

★5/28　ソワレ＠シアターアプル
　パパイヤ鈴木プロデュース
　復活！伝説の笑パブ全国巡業の旅　SEVEN SAMURAIS
パパイヤ鈴木・坂見誠二・黒須洋壬・ＪＵＮ・群青・辻本知彦・ＥＢＡＴＯ
電撃チョモランマ隊

いや～SEVEN　SAMURAISを観た後では、ミラクルズの感想はさらに辛口になってしまいます。
だから、DDのメンバーのファンの方は読まないほうがいいかもです。
ごめんなさい（先に謝っておきます）


MIRACLEｓ

今回はブログで、楽器演奏することや芝居のことなど露出が多くて
見る前から、食傷気味。
しかも、ダンスのメインになるであろう「ボレロ」をやることも雑誌で先に公表してしまっているので
楽しみも少なく、実は2回のうち1回はチケットを手放していたのです。
もともと、義くんのダンスが好きでファンになり、その義くんが結成したD☆Dを
最初はあまり乗り気でなく応援していたのだけれど（ソロで踊る義くんが好きで
ユニット結成なんて余計な気を使うことをして欲しくなかったせいかな、今考えると）
そのうちに辻本くんや島地くんのダンスの良さに気づき、
だんだんD☆D自体のファンにもなってきたのです。
その２人が脱退した後も、身内感覚で応援しているという状態。

JEALOUSYくらいから、少しずつファンモードも落ち着き、
今に至っています。
義くんがまた、昔（と言っても２，３年ほど前）みたいな踊りを踊ってくれないかな、
と毎度毎度期待しながら。
で、今回。
ボレロと聞いて、これはまた期待しましたよ。
どうしてもベジャールのボレロを思い浮かべるじゃないですか。
ストイックで、緊張感が張り詰めた、一点に向かって浄化していくような
そんな踊りを。
しかし・・・
いつものDDの踊りでした
ポップス調にアレンジして、メンバーがカッコよくポーズを決めて踊るいつものダンス。

どうして、ＤＤの踊りは皆一緒なんでしょう
せっかく、いろんなジャンルのダンサーが集まっているのに。
自分の得意なジャンルの踊りを最大ギリギリまで高めて踊ってみては？
タップは小寺くんに任せておけば？
小寺くんは、そのタップをもっと極めて、ソロで踊り
そのタップの音に合わせて、義くんが静かに空気をかき回しながら踊る、なんて素敵じゃない？
そうやって、もっと自分の得意な分野のレベルを高めて、
異ジャンルのコラボをやるというのがいいと思うんだけど。
皆がタップをやって、これくらい出来るようになりました～というレベルでは
ファンは喜ぶかもしれないけれど、そのうち観客も飽きてくるし、
ダンス好きを新しく呼ぶこともできない。
ましてや、今回の楽器演奏は
大事なオープニングに、音はずした演奏は聴きたくなかったです。
ああいうのこそ、ファンクラブイベントでやっては？
ああ、がんばって練習したのね～
キーボード音外してるけど、そこが愛しいわ
なんて無邪気に楽しめるんですけど、イベントなら。
本公演では、やはりダンスユニットなんだから、しっかりとダンスを堪能したい。
外部から著名な振付家を呼んで、新鮮な振りを客観的につけてもらえば
メンバーの新しい魅力も引き出してもらえるのではないかなあ～
と思うわけです。
（１幕の義ソロを観てとくにそう思った。友達とも話したんだけど、義くんのダンス
色気がなくなってきているような気が・・・上島先生、また義くんに妖しく色気のあるダンスを振付けてくれませんか？）


ま、今回のミラクルズはとくにがっかりした、とかそんなことはなく
それなりに楽しめたのだけれど（観るからには楽しまなきゃね♪
でも義くんの一番印象に残った場面が女の子ってのはイヤだ～）

その後に新宿で見た、同じダンス公演を観て、ガガーンと驚いたのです、そのエンターテイメントとしてのレベルの高さに。


ではここからは「SEVEN　SAMURAIS」の感想です。


辻本くん目当てです。
実はほかの出演者はパパイヤ鈴木以外知りませんでした。
オープニングはわりと、あっさりとしていて、全編通して、切り絵のように次々と場面が変わっていきます。
もちろんパパイヤさんプロデュース。
笑い満載。真面目で切なそうに終わるかと思いきや、必ずオチがあるという設定。

辻本くんが舞台に登場した途端、私の胸はときめいた
立ち姿が素敵なんです。
醸し出す雰囲気が以前と違う。（Noismやめてから初めて拝見します）
淋しげで、アンニュイな美少年、いや美青年といったオーラが、目の前に。（最前列だったもので♪）
とくに気に入った場面は、群青さんというユニクロやRight－onなどのCMに出演しているダンサーと妖しく絡むところ。
あ～これは、昔の義くんと今の辻本くんで見たいわ！と思わせる妖しい（しつこい）ダンス。
この群青さんが、また魅力的。
群青さんの場面で印象深かったのは、
ドラムのバチを持って、たたくマネをするところ。そのドラムの音は、パパイヤさんのタップ。
パパイヤ鈴木って、あんなに体は重そうなのに、タップは軽快なんですよ～！
それがとても難度の高いリズムで、ドラムの振りマネとしっかりあってる。
そのドラムの振りもダンサーだけあって、体の動きがそれだけで芸術的。
D☆Dも実際に楽器を吹かなくても、そのマネをダンスで表現してもよかったんじゃないかな～
なんて思いながら観てました。
ちょっとワイルドな印象の群青さん。
次はボンゴ（コンガかな？）を叩く。これは本当に叩いてます。
それに合わせてまたパパイヤさんがタップを踏む。
ここだけでも、すっごく楽しかったんだけど、驚いたのは、その後、パパイヤさんと交代。
群青さん、タップシューズに履き替え、パパイヤさんのコンガに合わせて踊り始めます。
（彼は）この日のためにがんばったんだよ～てなことをパパイヤさんがつぶやきます。
それがね～、そのタップがね～
すごいのよ。
ブレイクダンスが専門のようだけど、ちゃんとタップを踏みながら（）
さらに、踊りを自分のものにしている。
タップをやっています、ではなく、ちゃんと自分のものにして、自分の味つけにして
どうだ～！と観客に見せつけているんです。
そこが、すごい！と感動しちゃいましたね。
辻本くんとも仲よさそうに、カテコで喋っていたし、またこの２人のダンスをぜひぜひ観たいものです。
そうそう、終盤は、いろんなジャンルのダンスを紹介していくんだけど、
（ロックダンス、ジャズダンス、ヒップホップ・・・などなど）
バレエ、とコンテンポラリーで続けて辻本くんの踊りが見られたのは幸せ～。
辻本くん、バレエは嫌いだった（よね？）けど、しっかりNoismで鍛えてもらって
さらにレベルアップしていた。
ほかのメンバーに比べて、ショービジネスっぽい動きや表情はできていないけれど
その無表情さが、さらに魅力的に映りましたわ～私には。

６月にはシルクドソレイユのために、ラスベガスに行くそう。
７月には舞台に立つらしい。
島地くんは、夏から４ヶ月フォーサイスカンパニーで踊るって。（DDDより）
その前に、７月公演があるんだけど、さっそくチケットも取ったし、今からとても楽しみ。

やっぱりパパイヤさんのプロデュースはすばらしい。
上質なエンターテイメントになっているし、ダンスを知らなくても楽しめる。
客いじりもスマートだしね（笑）
次回もぜひ辻本くんに出演してもらいたいけれど、もし彼が出なくても見たい作品です。
すっごく笑ったし。掛け声もあちこちからかかっていたのが新鮮。


D☆D公演、次はタンゴ！
タンゴは色気が命ですよ。
楽しみにしているので、色気たっぷりのタンゴを期待しています～（切実）

※読み返してみたら、そんなに辛口でもなかったね～♪