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カテゴリ:ミュージカル
5/12(土)マチネ
ぴあのプレリザーブで予約していたところ、S席の後ろの端という良くない席。 しかも、コンサートバージョンということで、それほど期待していなかったのですが、 あ~やっぱり本場もんは違う! DVDも買ってしまった。 オープニングに鳥肌。 コルフ島と夜のボートでは涙。←どのバージョンでもここでグっとくるんですが コンサートといっても、マイク片手に1人ずつ一歩前へ、と言うのとは違い ちゃんとお芝居しています。 舞台上にオーケストラが乗っていて、それを囲むように ちゃんと場所が作ってあり、ストーリーが進みます。 大がかりな装置はなく、シンプル。 本日のキャストは、1時間前に劇場前に掲示される。 東京では、ほとんどファーストキャストのようですが、 私が観た日もそうでした。↓ 同じ金額なら、やっぱりファーストで見たいもの。 空席も目立つようなので、その対策でもあるのかな。 宝塚・東宝と比べて感じたこと。 何度も観た作品なので、字幕は不要かなと思ったけれど 結構内容が違うんです。 宝塚はオブラートに包んで綺麗にまとめてある。 よくあそこまで、ゆめゆめしく作りなおしたな~と小池さんを見直しましたよ。 少女時代、綱から落ちて、死の淵をさまよう場面。 もうそのときから、”死”(トート)側に行こうとしている。 待ってたのよ。あなたは死ね? とか言ってたと思う。トートの一目ぼれじゃないのね。 いきなり新鮮。 ほかにも、ルドルフがママに助けを求める場面。 エリザベートは聞いちゃいない。 うるさいわね、なに言ってるのよ、という態度。 もう追い詰められていて、息子の話を聞いてやる余裕はかけらも残っていない。 それに対して、僕を見捨てるんだね・・・とルドルフ。 観る前に楽しみだったのは、ルカス・ルドルフ。 美しかったわ~ 髪型は変だったけど。あれはそういうキマリなのか? ペタっと頭に張り付いていた。 でも実際に惹きつけられたのは、トートのマテさん。 なんか、噛み付きそうな勢いの荒々しいトート。 (「私が踊るとき」では、マヤ・エリザさんも負けじと歯向かってました) 服もシンプル。(もちろん白塗りもしてない) 連日の疲れか、調整しているのか、全力は出してない印象でしたけど。 闇が広がるは、ルドルフ翻弄されてましたね~ 振り回されていました。ルドルフぐにゃ~ってなってた。 妖しさで言えば、内野・浦井に一票ね。 やっぱり歴史の重みや哀しみなどが 自然と伝わってくる。 ハプスブルク家の血の匂いがした、ホントに(笑) エリザベートは強い女性だね~ 我が強い。 皇室には全く合わないね。あれじゃ疎まれても仕方ないねというかんじ。 そうそう、バラの香水やらミルク風呂やら、侍女が運んでくるところも ただ、美しさを保っていればいいんだよ! 政治に首突っ込むな! と歌ってた。 コンサートバージョンなんて銘打っちゃったのは失敗だったかもね。 もちろん梅田のウィーンそのままバージョンのほうがいいだろうけど コマも捨てたもんじゃないです。 観てよかったと久しぶりに思えた作品でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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