6/10（日）マチネ＠帝国劇場
１階Ｂ列上手側





キャスト　橋本さとしバル・今ジャベ・坂本エポ・山崎マリ・辛島コゼ・山崎ファンテ・駒田テナ・瀬戸内テナ夫人・岸アンジョ

日本初演20周年記念。
アンサンブルほぼ総入れ替え。
さとしさんのバル目当てで、今日のチケットを取ったのだけど
あ～期待以上でした。
声も安定していて、芝居もいい。
まあ、芝居はこれからもっとこなれていくでしょう。
対決の場面で、歌詞がとんだのはヒヤっとしたけど、ちゃんと持ち直した。
どっかにプロンプが潜んでいるんでしょうか。
素声が聞こえてきたような気がしたのですが。
このまま、歌詞が出てこなかったら、どうするんだろうと一瞬怖くなった。
ただただ椅子をぶん回す凶暴バルになるんだろうか…(笑)


森で、リトルコゼットと出会ったときのバルの驚きようが新鮮。
まさか、コゼットとは思わなかったよという感じ。（笑いそうになっちゃった）


マリウスに告白する場面まで、若いバルジャンだったのに、
エピローグで、いきなり老けていたのも、ちょっとびっくり。
でもステキ♪
ステキなバルジャンって新しいんじゃないでしょうか？


カーテンコールでは、両手を上に挙げて、叫んでました。
お茶目なさとしさんが、これまたステキ。
今回、１枚をのぞき、全部さとしバルなので（狙ったわけではない）
変化も楽しんでいきたい。



新キャスト。
山崎マリウスが予想以上に芝居が出来ていた。
声楽出身ということで、いわゆる声に頼った歌唱かと思いきや
芝居の上での歌になっていたのが嬉しい。
あの難しいカフェソングも。
サビの部分の動きや歌には泣けました。
小西くんはまだ観ていないけど、最近のマリウスのなかでは一番好きかも。
ヨシアンジョとの並びが観たい！！
（手持ちのチケットをチェック。その組み合わせはなかった　泣）
ただ、メイクがね。女の子っぽい。
まゆが整いすぎなのかな。



アンサンブルは結構そろっていたかな。多少段取りっぽいところはあったけど。
フイイの石井くんは、美形で目立つ。
歌もなかなか。舞台度胸もありそう。
姿勢や動きがもっと美しくなれば、プリンシパルもいけるのでは。
目につくので、ついつい追ってしまったけど、フイイっていいソロをもらってたのね～
もう１人のフイイも評判いいようで、楽しみです。

ずっと東山アンジョばっかり見ていたので、
岸アンジョは初めて。
正統派アンジョルラスという印象。
赤いタイは目立つけど、ちょっと野暮ったいかな。
アンジョルラスの赤い旗振り場面が変更になっていたのがちょっとショック。
あそこ好きだったのに。

いくつか、演出や曲が変更になっていた。
石井さんのブロードウェイ報告にも確か書いてあったけど
ガブローシュの最後の場面の歌が変わっていた。
今日は横田くん。
達者な子だ。落ち着いているし。
リトルコゼットの赤石玲子ちゃんは、綺麗な声で上手でした。
子役はちゃんと後から後から有望な子が出てくるのね～


今日が初日の山崎ファンテは、ちょっと声量がないかんじ。
芝居も遠慮がちだし。
エピローグの佇まいは美しかったけど。


駒田さんは、やっぱり安心して観れる。
宿屋の場面、最後に自分んちのお酒飲んで、マズって吐いてたけど
前からやっていたのかな。
そういう小さな動きで、テナルディエを表現するのはさすが。
役者のキャラでやるのではなく、テナルディエという役をきちんと演じているところが好きなのです。

今さんのジャベは、相変わらず熱く、泥くさかった。
カテコでは、さとしさんとハグしてた。
２人の相性もいいのでは。