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カテゴリ:演劇
9/20(木)マチネ
@天王洲銀河劇場 開演前、客席や舞台を見回しながら、いろんなことを考えていました。 左右の入り口がセンターにせり出しているため、見切れが多いだろうな~ とか、 平日昼なのに立ち見の人がいるな~ とか。 た~っぷりいろんなことを考える時間があったのです。 なんと、まさかの35分押し。 13時30分開演の予定が、5分過ぎても始まらない。 10分過ぎくらいにアナウンスあり。 『美術のトラブル(と言っていたと思う)のため、開演が遅れます』 え~~ なんか変だと思ったのよ。 13時20分くらいに着いたのに、まだロビーにヴェニスの人々が現れていないし。 もう終わったんだっけ?と思ったころ、音楽隊とそれに続き、扮装をした人々が。 木たちがいなかったんだけど、これも異常事態? アナウンス後、ざわざわとする客席に、道化たちが絡んでくる。ここは通常通り。 でも、今日は長いぞ~ いろいろやってくれるけど、飽きるぞ~ 一生懸命場を盛り上げようとする役者さんたちには、申し訳ないけど。 そのうち、隣の友人と、ホントに美術のトラブル?なのかな~と疑いだす(笑) スタッフとか誰もバタバタ出てきたりしないし。音響の人たちはリラックスしているように見えるし。 出演者の誰かがおなかが痛くなっちゃったんじゃない?とか 遅刻しちゃったんじゃない? 代役になりました、ってなことになったらガッカリだね~ とか、あれこれ想像しているうちに、幕が開きました。ふぅ~ もともと3時間10分のお芝居が4時間近くになると、結構疲れる。 おしりがイスの形になっちゃう。 集中力が持続しない。 今回でmy楽だというのに、時折意識が遠のく~~(信じられない!まったく!) 開演時間がこんなに押すって、めったにないこと。 役者さんたちの緊張感にも影響するだろうな。 客席の緊張感には明らかに影響していましたが。 さてさて、1ヵ月ぶりのこの作品。 全体的に弾けていて、「喜劇」の部分が強調されていた。 市村さんも、ちょっとした間で笑いをとっていて、それでいて崩れることなくさすが。 竜也くんは、前回より甘えた様子(アントーニオやポーシャに対して)が増え、ちょっとずるくてかわいい。 茶目っけたっぷりなところが、観ていて楽しい。 普通に考えると、バッサーニオが一番悪いやつかも。 ポーシャはやっぱり好きになれない。 夫を試すなんてね~。 寺島さんが演じると、策略家のように見え、可愛げがない。これは演出意図かな。 もっと若い女優さんだったら、また違ってみえたかも。 カーテンコール2回目、全員がひっこまずにその場に待機。 あ、グラシアーノが袖にひっこみ、それにつられてネリッサもひっこんじゃった。 恥ずかしそうに戻ってくるネリッサがかわいい。 (仁美ちゃんのポーシャも見てみたい) 座長の市村さんが、音楽をとめて、と袖にサインを出すけれど鳴り止まず ランスロットが走って伝えにいく。 そして市村さんから 「本日はあってはならないトラブルのせいで、お待たせしてしまい申し訳ありません」とのお詫びの言葉が。 これを聞けたから、ま、よしとするか。 きっとそう思った観客は多かっただろうな~ 私も、めったにない経験ができたかもね、と友人と話しながら劇場を後にしました。 夜公演まで1時間しかない。 役者さんたちもお疲れ様でした。 ※この劇場は音響に難ありですね。 役者が横向いたり、後ろを向いて喋る場面では、かなり聞き取りづらい。 そういえば、アートスフィア時代は、ショーなどでよく使われていたけれど、 ストーレートプレイではあまり利用されていなかったような。 ホリプロ経営になってから、ストプレが多いのだから、改善してほしいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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