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カテゴリ:演劇
1/6(日)13:00
@さいたま芸術劇場 蜷川さんと藤原竜也くんの対談「千の目」に行ってきましたよ~ 写真は、青空と暖かい日差しが嬉しい今日のさいたま芸術劇場。 空にちっちゃく写っているのは飛行船。 カメラの用意をしているうちに、あっという間にあっちへ行ってしまいました。 ほとんど時間どおりに、蜷川さんと藤原くんが登場。 藤原くんは「カメレオン」仕様? 新鮮な髪型だった。 この対談前に、「リア王」の稽古場に顔を出し、皆に笑われたそう・・・ 私は好きだったけど。 髭もうっすら生えていたけど、以前ほどヘンテコではなかった。 顔つきもどことなく精悍なかんじ。 にしても、竜也くん、さらに痩せていた。 蜷川さんも気になっていたようで、わざわざ立たせて「痩せたよね?」って。 実は、先週クランクアップした映画「カメレオン」では演技に相当悩んだそう。 監督にOK!と言われたときに、 そのOKは、本当にOKなのか、それとも、 これ以上やっても藤原竜也の演技はここどまりだからOKにしておこう ということなのか・・・ そのためお酒を断ち、食事も制限したらしい。 (完全に断酒できていたわけではなかったみたい) そういうストイックな生活をすることで、少しでも悩みを解消、自分を落ち着かせていたみたいね。 1時間みっちり、内容充実の対談。 (途中、身毒丸ロンドン公演の千秋楽カテコの模様と、ハムレットの最初のほうの場面のVTRをはさむ) 忘れっぽい私はもう順番や内容もあやふやになってきた。 きっとどこかで誰かが、詳細なレポをあげてくださるでしょう。 今回の対談で、強く感じたことは、竜也くんの演技に対する真摯な態度はもちろんのこと 蜷川さんの人間としての魅力。 蜷川さんは私の父と同世代です。 (父もまだ現役で仕事をしているけど、あの柔軟さはないな。ガンコだ) あと、自分の欠点や悪いところをちゃんとわかっている。 いい仕事をしないと、仕事ってすぐなくなるよって 竜也くんに言ってました。 今でもその危機感があるんでしょうか。 あんな72歳(だっけ)なかなかいないよね。 竜也くん「ラクしようとしないですね」と蜷川さんに言う。 蜷川さんも「竜也は?」と逆に聞き返し、「僕もないですね・・」と答えていた。 天才とはやっぱり努力できる人なんだな~ (私なんか凡人もいいところだけど、ラクすることばっかり考えてる。 この年にして恥ずかしい。といってすぐ直せるわけではないけど←と言い訳するところがもうダメだね) 竜也くんから、蜷川さんへのお願い ★蜷川さんに新作を依頼 (清水邦夫や唐十郎、蜷川さんたちが闘い、駆け抜けていった70年代の作品をやりたいらしい。私も「タンゴ・冬の終わりに」を観たときに、いつか竜也くんで清村盛を見たい!と思ったもの。でもあの役にはまだ若いよね~) ★映画も一緒にやりたい (今蜷川さんが撮っている「蛇にピアス」に友情出演しているらしい。新人監督ですって蜷川さんが挨拶に来たんだって。) ★ロンドンでまた芝居をやりたい (蜷川さん曰く、ロンドンは義理で見ている人がいないから評価が正直だそう。面白くなかった帰るし。←いくら面白くなくても途中で帰るってなかなかできないな。せめて、拍手を気のない風にしたり・・かな。 竜也くんがロンドン留学中、蜷川さん演出でハムレットやロミオをやったというと驚かれるらしい。 ロンドンでの知名度は高いですよ~という竜也くんの言葉に「やった~」と喜ぶ蜷川さん(笑)。) 全部叶うといいね。 そういえば、対談の冒頭では、「藤原くん」と竜也くんのことを呼んでいた蜷川さんに いつものように「竜也」って呼んでください、みたいなことを言ってた。 私もそう思っていたので、よかったよかった。 今回の対談では、竜也くんは蜷川さんの庇護のもとから、飛び立ったんだなということを改めて感じました。 役者と演出家、対等な立場での発言が眩しかったです(笑)。 身毒丸はもちろんだけど、次の蜷川さんとの作品がどんなものになるか、 考えるだけでわくわくします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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