7/12（土）18時開演　「かもめ」東京楽

前回観たとき、終演時間がいつもより5分ほど早かった。
台詞がカットされたわけじゃないのに、どうして～？

で、今日の東京楽を観てわかりました。
少しずつ台詞のスピードが上がってるんです。
これで5分以上も稼げるのね～
前回（10日）よりも早くなってる？
私は、ゆったりと間をとった芝居のほうが好きだったけれど、ただでさえ、ウトウトしてしまう客席を少しでも飽きさせないようにする工夫なのかしら。

さすがに4回も観ると、それぞれの出演者の心の動きや表情を見落とすことなく、じっくりと堪能できる。
4幕のニーナとトレープレフの場面では、トレープレフの落胆、絶望がじんわりと伝わってきた。

ニーナは辛い人生を送って絶望、でも這い上がっていく。
おんなは強いからね～

それに対し、トレープレフは感じやすい青年だから、これからの人生にも全く希望が持てず、挫け、真っ暗な世界に落ち込んでしまった。
ニーナは強く生きていくのに、僕は駄目なんだ…

部屋を出て行ったトレープレフ。
トリゴーリンは、依頼したことさえ忘れているカモメの剥製をトレープレフの机の真ん中に押しやる。
破れた原稿が散らばっているのに気づいたときから、彼が命を絶った（絶とうとしている）ことを察していたのだろう。


他の演出家、役者の「かもめ」も観てみたいけれど、寝ないで観る自信がない…
来週から大阪、広島そして名古屋と、地方公演がスタート。
付いて回りたいけど、今日で見納めです。