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カテゴリ:演劇
演出:蜷川幸雄
作:井上ひさし 音楽:宮川彬良 出演:藤原竜也・小栗旬・鈴木杏・辻萬長・吉田鋼太郎・白石加代子 大石継太・塚本雪男・高橋努・堀文明・井面猛志 3/4(水)18:30 遅ればせながら初日の感想を。 やっぱり井上ひさし戯曲はすごいね~ 待たされても腹がたたない、どころか大満足の出来!! 新作のせいかテーマのせいか、古い作品のように下ネタ系はなし。 有名な巌流島での戦いの場面から始まり その後はすべてオリジナル。 ベテラン役者がなんとも頼もしい。 これだけのレベルの役者だからこそ、 そして主役の2人に稀に見る華があるからこそ さらに面白く仕上がってた。 話の展開も意外性があり飽きない。 復讐の連鎖を断つという流れで進む。 「オレステス」のように、突然神の声で終わるのではなく いろいろな人がかかわり、 徐々に恨みをプラスの方向で解消していく武蔵と小次郎。 小栗くん、カリギュラの時と比べると かなり滑舌がよくなってた。 びっくりした! ボイトレ通ってるっていってたもんね。 成果出てたよ。 素か?と思ってしまうような ボヤンとした頼りない小次郎は見ていて楽しかった。 で、肝心のムサシ。 ファンモードなので、甘い評価はご容赦を。 所作が美しいのよ~ すり足での動き。 座禅を組んだときのまっすぐな姿勢。 小次郎を睨む眼力。 こんな風にステキ~綺麗~と騒げる作品は珍しいから、かなり気持ちも高ぶりました。 ところどころタイミングがずれたりするところもあったけど 回を重ねるごとに良くなるでしょう。 うらんさんが振付けた動き(踊りとはいえない 笑) はコミカル。 な~んだかリズム感のない小栗くんの動きがおもしろい。 笑いどころいっぱい。 大阪も入れて6回観る予定だけど、もう一回くらい増やしたいな~ 今回は下手側通路のみ使用。 しかも主役は1回ずつしか通らない。 竜也席は下手側かなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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