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カテゴリ:演劇
4回目です。
平日夜公演。 仕事を終えてから、2時間電車に揺られての小旅行は結構身体にきます。 はい、どっと疲れました。 家に着いたのは、0時半。 観劇の感想も疲れが覆い尽くしてしまったよう・・・ なのでグダグダ感想。 今日の「ムサシ」では、小栗小次郎のコミカルな笑いの“間”に感心しました。 おちゃめな小次郎の、お客の心をぐっと掴むその笑いのセンス。 バラエティなどで培ったものなのか、天性のものか。 映像的とも言えるかも。 う~ん。 苦悩、怒り、笑い、泣きなどの感情を地の底から湧き出るエネルギーで演じる藤原竜也とは、役者としてのタイプが違う。 だからなのか、見ていて違和感のようなものを覚えました。 藤原VS小栗という同じ年の役者が同じ舞台に立つことはきっともうないでしょう。 (ムサシ再演はあるとしても) それならば、もう少し、ガッツリ組む芝居を見たかったのも本音。 もちろん、井上さんの新作でアテガキという贅沢な戯曲であるのは重々承知の上で 言わせてもらえば、観た後にぐわ~んと心に迫る何かが欲しかった。 だからといって、この芝居を別の役者が演じていたら。 亡霊たちが全く違う役者だったら。 ・・・ 成り立たなかったでしょう。 う~ん、そう考えれば、この2人が今この芝居をやったことはもちろん意味があるのですが。 武蔵は主役でありながら、終始受身。 見せ場もとくにない。 不思議な主役です。 そんな武蔵を周りとのバランスを考えながら演じている藤原竜也は、次の作品ではまた一段、階段を上っていることでしょう。 何回も数多く同じ作品を観ていると、余計なことを考えていけませんね~ そういう見方は好きではないのです。 新鮮な気持ちで、心が動くままに感じたい。 なので、あと1回残っていた埼玉のチケットは手放してしまいました。 昨日、会場で買った「すばる」で戯曲を読み、 新たな気持ちで大阪での公演に臨みたいと思っています。 ※今日のmyみどころ 大好きな、高速たすきがけの場面♪ なんと! ムサシは着物の袂にひっかかって、もたついてしまった。 で、笑いが起こった・・・ 笑うところじゃないのに・・・ その後の小次郎の台詞 「いま?」 これで小次郎は笑いを取りにいった。 これは敢えてやったのだろうか。 だとしたら、その判断が正しいか間違っているかは別としてちょっとすごいかも。 さぞや悔しかったでしょう、武蔵・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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