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カテゴリ:ダンス
「金森 穣 Noism09 ZONE ~陽炎 稲妻 水の月」
6/18(木)19時開演@新国立劇場・小劇場 久しぶりのNoism。 そして金森さんの踊りも久しぶり。 2005年のめぐろパーシモンホールでの熊谷さんとのパフォーマンス以来かな。 やっぱり金森さんのダンスは素晴らしかった! 3部構成で 一部academicは終始バッハの「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ」が流れています。 ダンサーの体、動き・・・美しい。 そして、待ってました! 金森×井関。 これからもこのペアのダンスを見ることが出来ると思うと 結婚してくれてありがとう~と言いたくなる。 井関さんは相変わらず、独特の色気を放っていました。 ちょっとなまめかしいとも言える色気。 二部nomadicは民族調の衣装(三原康裕)でのダラダラダンス。 動きがとってもかわいいのです。 アフタートークでも言っていたけれど、あの動きはかなり難しいそう。 しかも衣装が結構主張しているので、それに負けない動き、それに合った動きに注力したそう。 金属ののれんのようなものが前と後ろに。 こんな風に、何かとコラボレーションするということは、踊るだけでなく、それを取り入れることによって、起こる変化をも意識しているとのこと。 コラボとはそういうことなんですね。 踊るだけ、よりもハードルが上がっている。 ずっとスピーカーの上に座っている穣さんがなんともおかしい。 そして三部はpsychic。 流れているのはバッハ「フーガの技法」だけれど、しかし・・・ という構成。 面白かった。 音楽の秘密を知ってから、もう一度見たらまた違う印象かも。 何度も見れる人羨ましいです。 ここでも金森さんはずっと舞台上にいました。 アフタートークは30分。 いつものごとく濃いお話が聞けました。 観客からの質問に答える形で進むのですが、金森さんは何を問われても、きちんと自分の言葉で説明出来るところがすごいなといつも思う。 信念があるから、どんな質問がきてもぶれないのね。 印象に残ったのは、とにかく練習の積み重ねが舞台を作るという主旨の話。 今は、立とうと思えば、わりと簡単に舞台に立てる。 でも6カ月前から練習したものと、1週間前から練習したものとでは、伝わるものが違う。 それを信じてやっているとのこと。 ああ、それは演劇でも同じこと! 今はテレビ役者が(安易に)舞台に立つ。 でも映像を通しての演技と、劇場で生で伝える演技とでは、種類が全く違うと思うのです。 生ではごまかしがきかない。 観客である私も、正しく見る目を持って、いろんな芝居を役者を見ていきたいものです。 他にも大学でのダンス専攻についてや、前日の読売新聞の批評についても話してました。 金森さんと井関さんのユニット、unit-Cyan。 次はさいたま芸術劇場で踊るし、高知でも楽しそうな企画があるみたい。 公私混同、虚実混同、自作自演(←ユニット紹介より。笑)で頑張ってください♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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