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February 7, 2010
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カテゴリ:演劇
2/6(土)13時開演

作:寺山修司
演出:蜷川幸雄
出演:森田剛、窪塚洋介、遠藤ミチロウ、金守珍、大石継太、
柄本佑、冨岡弘、大橋一輝、澤魁士、鈴木重輝、鈴木彰紀、
手打隆盛、松田慎也、江口のりこ、茂手木桜子、蘭妖子、
丸山智己、三谷昇、六平直政、寺島しのぶ



14時開演と間違えていた。
間に合う時間に気づいてよかった~
(ウーマンインブラックの悪夢蘇る)

今回、寺山修司の世界に少し入り込めたような気がする。
慣れてきたのかな。
初めて寺山作品を観たときは、どこをどう感じればいいのかわからず幕が下りた。←ちなみに作品は「観客席2001」。

主役の2人は初見。
森田くんは、想像していたとは異なり、意外と正統派のお芝居。
きちんとした真面目なイメージ。
台詞も綺麗に通るし、動きも軽やか。金髪も似合っている。
ただ、ちょっと大人しい。
もう少し突き抜けてもいいのでは。
とくに終盤。


その森田くん演じる17歳の良が憧れる若きテロリスト灰男に
窪塚洋介。
彼のイメージは灰男にぴったり。
スタイルがよく、カリスマリーダーという感じ。
ちょっと謎めいていて色気もある。
夏美が惹かれるのも納得の存在感。
台詞回しがこなれていなくて、そこだけがもったいない。
もっと自由に、大きく演じるためには場数を踏まなくちゃ仕方ないか。
たぶん日々進化していっているんだろうなと感じました。


18歳の少女を演じる寺島しのぶ。
さすがの存在感。
夏美は2人の青年の軸になる存在なので、新人さんには任せられませんっ
これまで見た寺島さんの役どころのなかで、一番好きかも。

この3人と特に触れ合うことない、床屋グループがこの時代の猥雑な世界を表現。
血が飛び散った白衣の六平さん・・・
リンチの場面はうぅ~
(ムサシでは沢庵和尚。たのしみぃ~)

汚い、不潔な、それでいて何故か生き生きと鮮やかな人々。
床屋の息子(大橋一輝)はとくに印象的。
ネクストシアターの役者さんなんですってね。
体中から溢れるエネルギーみたいなものを感じました。

蘭さんはさすが。
ぎどぎどした濡れ場も。

最後ホリゾントの向こうへ去っていく人々の姿は
「身毒丸」を思い出す。
クライマックスで熱くなった観客が、芝居の終わりに気づく。
それまでのストーリーが、頭の中で駆け巡る瞬間。
いいね~
芝居鑑賞の醍醐味を感じる時間です。

森田くんが出ているせいか、普段私が知っているコクーンと客席の雰囲気が違う。
若い女性たちはどういう感想を持ったのか聞いてみたい。








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最終更新日  February 7, 2010 02:53:18 PM
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