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カテゴリ:演劇
2/6(土)13時開演
作:寺山修司 演出:蜷川幸雄 出演:森田剛、窪塚洋介、遠藤ミチロウ、金守珍、大石継太、 柄本佑、冨岡弘、大橋一輝、澤魁士、鈴木重輝、鈴木彰紀、 手打隆盛、松田慎也、江口のりこ、茂手木桜子、蘭妖子、 丸山智己、三谷昇、六平直政、寺島しのぶ 14時開演と間違えていた。 間に合う時間に気づいてよかった~ (ウーマンインブラックの悪夢蘇る) 今回、寺山修司の世界に少し入り込めたような気がする。 慣れてきたのかな。 初めて寺山作品を観たときは、どこをどう感じればいいのかわからず幕が下りた。←ちなみに作品は「観客席2001」。 主役の2人は初見。 森田くんは、想像していたとは異なり、意外と正統派のお芝居。 きちんとした真面目なイメージ。 台詞も綺麗に通るし、動きも軽やか。金髪も似合っている。 ただ、ちょっと大人しい。 もう少し突き抜けてもいいのでは。 とくに終盤。 その森田くん演じる17歳の良が憧れる若きテロリスト灰男に 窪塚洋介。 彼のイメージは灰男にぴったり。 スタイルがよく、カリスマリーダーという感じ。 ちょっと謎めいていて色気もある。 夏美が惹かれるのも納得の存在感。 台詞回しがこなれていなくて、そこだけがもったいない。 もっと自由に、大きく演じるためには場数を踏まなくちゃ仕方ないか。 たぶん日々進化していっているんだろうなと感じました。 18歳の少女を演じる寺島しのぶ。 さすがの存在感。 夏美は2人の青年の軸になる存在なので、新人さんには任せられませんっ これまで見た寺島さんの役どころのなかで、一番好きかも。 この3人と特に触れ合うことない、床屋グループがこの時代の猥雑な世界を表現。 血が飛び散った白衣の六平さん・・・ リンチの場面はうぅ~ (ムサシでは沢庵和尚。たのしみぃ~) 汚い、不潔な、それでいて何故か生き生きと鮮やかな人々。 床屋の息子(大橋一輝)はとくに印象的。 ネクストシアターの役者さんなんですってね。 体中から溢れるエネルギーみたいなものを感じました。 蘭さんはさすが。 ぎどぎどした濡れ場も。 最後ホリゾントの向こうへ去っていく人々の姿は 「身毒丸」を思い出す。 クライマックスで熱くなった観客が、芝居の終わりに気づく。 それまでのストーリーが、頭の中で駆け巡る瞬間。 いいね~ 芝居鑑賞の醍醐味を感じる時間です。 森田くんが出ているせいか、普段私が知っているコクーンと客席の雰囲気が違う。 若い女性たちはどういう感想を持ったのか聞いてみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
February 7, 2010 02:53:18 PM
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