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カテゴリ:演劇
5/29(土)マチネ
待ちに待った「ムサシ」2回目。 初日に比べ、眼に見えて違っていたのが 勝地小次郎さん。 いっぱいいっぱい気味だった初日。 2週間経って、余裕も出てきて、流れがぐんとよくなっていた。 ガルル~っと噛み付いたら絶対逃さない。 そんな野生の匂いがする小次郎。 途中の笑いの場面も上手に操っていたし、終盤武蔵と和解する場面での和らいだ表情にもひきつけられる。 とにかく今日は味のある佐々木小次郎を楽しめた。 竜也武蔵には、ただただ見とれるばかり(ファンですから。でも厳しい眼も持っているつもりです)。 今日は台詞もよく響いていた。 小次郎が替わったことで、確かに武蔵も違って見える。 キャストが替わることで得られる醍醐味です。 無策の策での美しい動きや、精神統一した座禅の姿など、初演に比べるとかなり時間が短くなっているのは残念ですけど。 饒舌だった小次郎が言葉少なになって改めて、武蔵の台詞も思ったより少ないことに気づく。 その視線やほんのちょっとした動きから、武蔵が背負ってきたいろんなことが(私に)伝わるので、台詞が少なくても気にならない。 (ドメニコとは全然違う。これは演出のせいでしょうが) 素早く美しいタスキがけは、既に神がかっていて芸術作品のよう(笑) タスキがけといい、伽半を着ける場面といい 台詞なし・動きのみで、武蔵の心境が伝わってくるのは毎度のことながら驚きです。 客席の笑いは初演と比べると少なめ。 でも、私の席近辺は反応が大きな方が集まっていたよう。 五人六脚やタンゴが笑いを誘うのはわかります。 (タンゴで、すっごくツボな武蔵の動き(一瞬だけど)があるんです。あれを振付けたうらんさん素晴らしい!) 終盤の亡霊たちの口上あたりであんまり大声で笑われると興ざめです。 うさぎの場面ってそんなに「わははは」と笑うほどおかしいですかね~ ※終演後、ロビーに「ソロモン流」のカメラが入っていました。 インタビューされた人もいるようです。 あとは千秋楽1回のみ。 増やすべきが我慢すべきが、それが思案のしどころぞ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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