|
カテゴリ:演劇
1/28(金)@神奈川芸術劇場
幸運なことに公開稽古を見ることができました。 新しい劇場は、椅子もホワイエも全部ぴかぴか。 トイレも綺麗で気持ちがいいっ! 15分前から教室のようなセットに登場人物がパラパラと出てくる。 そして開演。 開演前は、あの広い広いステージをどう使うのかと少々不安に感じました。 天井も高く、運動場のように広い舞台上で、テンションを高めるのはきっと大変でしょう。 うまく使えば効果的。 でも失敗したら・・・(ブルブル)。 今回は、主人公の気持ちの高ぶりを表現するように現れる大駱駝鑑の小気味いい動きや 不可思議な雰囲気をかもし出す山川冬樹さんのホーミーが 広い空間を埋め尽くします。 大駱駝鑑の面々が登場するたびに、身を乗り出したくなる衝動に駆られます。 う~ん美しい。 主役の森田剛くん。 「血は立ったまま眠っている」以来。 あの舞台での経験が生きてます! あのときは窪塚くんというユニークな存在に少し圧倒されたような印象でしたが 今回は、彼なりの個性が溝口という役にぴったりはまり、なかなか! 惜しむらくは、感情が高まるにつれて増える怒号、嘆きの声が聞き取りづらくなること。 音響のせいか、発生のせいか。 後半の肝になる台詞が聞き取れないのはストレスがたまります。 原作を読んでいないので、なおさら。 初日の幕が開けば、きっとどんどんよくなるでしょう。 瑳川哲朗、花王おさむ(アルコ伯爵ですよ~お懐かしい)、高橋長英さんベテラン勢が作品に深みを持たせています。 「金閣寺」。原作を読んでいなかったのを後悔する。 深い深いストーリー。 舞台では、溝口と鶴川の関係がもっと美しく際立てば・・・ そんな2人の関係を見てみたい。 それも日が経てば生まれてくるかも。 終盤にまた観てみたいと思わせる作品でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
January 28, 2011 10:02:54 PM
コメント(0) | コメントを書く
[演劇] カテゴリの最新記事
|