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カテゴリ:ミュージカル
1/29(土)13時公演@赤坂ACTシアター
演出:河原雅彦 キャスト:小栗旬 橋本さとし 武田真治 高良健吾 山内圭哉 ムロツヨシ 矢崎広 桜木健一 石川禅 キムラ緑子 吉田鋼太郎ほか 観劇連続3日。 少々疲れた。 「時計じかけのオレンジ」はキュービリックの映画が有名ですが 原作は結末が違うそう。舞台版は原作に沿ったもの。 パンクオペラと謳っています。 まず、何故このテーマを今やるのか? それが掴めなかった。 これだけの豪華な役者陣を揃えてこれ?という思いが終始頭をよぎる。 (バルジャンとジャベール、トートとフランツ♪とたまに遊んで観てました。すみません) 歌ったり踊ったりポップな流れの中に、残虐な暴力、レイプ、殺人などを織り交ぜていく。 前方席だったので、音量はかなりなもの。 ひとつひとつの場面は面白い。 橋本さとし演じるドクターや、禅さんの神父は濃いキャラクターで見ても聴いても魅力的。 また、武田真治くんの、よくよく見ないとわからないくらいの七変化はスゴイ! 彼は真のエンターテイナーね。 ムロさん、山内さんも目が離せないんだけど、小劇場で見たい芝居。 高良くんは、立ち姿がステキ。舞台度胸もあるとみた! お目当ての西田健二くんのダンスはあまり堪能できませんでした。 (そういう場面がなかったので) キャストは皆、盛り上げようと力を合わせている。 明日が東京の千秋楽なので、このチームでの完成形に近いのでしょう。 ただ、作品が観客を楽しませようということはあまり問題にしていないのか、客席との温度差があったような… 主役の小栗くんは、華のある容貌。 歌はご愛嬌。 ただ、この役は別に美しくなくてもいいのでは? アレックスの内面がもっとダイレクトに伝われば、また違った感想になったかも。 全体的に役者、音楽、白いシートのようなカーテンなどの装置の関係がちぐはぐな印象。 まあ、ACTシアターという劇場が大きすぎたせいかもしれませんね。 もう少し小さな劇場なら、後ろの隅っこまで河原さんが表現したかった空気感を満たすことができたのでは。 1回しか観ていないので、もう一度観ればもう少し理解も深まるかもしれませんが。 この後、仙台、大阪、北九州、愛知と回るそうです。 東京まで観に行けない人たちにも見てもらえるのはイイ! (「ろくでなし啄木」も九州や東北にも行ってもらいたかったな~) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
January 29, 2011 10:08:58 PM
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