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カテゴリ:ロンドン旅行2012
6/2(土)続き
「シンベリン」@Barbican Theatre さて、ちょっと横になって体力復活。(我ながら元気。普段は疲れやすく、歩くのも嫌なのに。何かに憑りつかれたようにあちこち動き回っていた私) ボンドストリートまでぶらぶら歩き、地下鉄へ。 乗った地下鉄が途中で折り返し運転になったり、美女に降りる駅を聞かれたりとなんやかんやありつつ、バービカンに着く。 寒くて曇っているのもあり、バービカン近辺は思っていたよりも寂しい印象。 雨も降りそう。駅から5、6分。少し迷いながらたどり着きました。 ↑憧れのバービカンセンター♪ 2003年、ハムレットを観て、雷に打たれたような衝撃を受けて以来、応援している藤原竜也が舞台デビューした場所。 そして、今、自分でもよくわからないうちにファンになってしまった浦井健治が蜷川演出の芝居でこの舞台に立っている。 勝手に縁を感じて感動(笑) 日本で予約しておいたチケットを引き換え、パンフレットを購入。 チケット予約の際トラブルがあり、国際電話でなんとか押さえてもらったチケットを手にして感慨もひとしお。 キャンセル待ちの列もできている。 開演まで40分くらいしかなかったので、カフェに行くのは諦め売店でパンとコーヒーを買って腹ごしらえ。 さすがにロビーは日本人でいっぱいです。 なんとここでカメラの充電切れ(T_T) ま、外観やポスターはなんとか撮れたのでよかったが、これも撮影できていなかったら一生悔やむところ。 やや放心状態で、劇場内に入ると、あらもう幕が開いてます。 楽屋のことをすっかり忘れてた。しかもオペラは持ってきていないので細かなところは見えませんでした。 バービカンシアターは、縦の通路はなく、上手から下手まで座席は切れ目なく繋がっています。 1列ごとに左右に1つ扉があり、そこからしか自分の席に行くことはできない。どうしてこんな構造なんだろう。「シンベリン」に通路を使った演出がなかったのは、バービカンありきの作品だったからでしょうね。 席はJ列上手側。傾斜がきついので、前の人が邪魔になりません。 そのため、客席はそそり立つ崖のよう。振り返って後ろを見ると、かなり圧迫感があります。 この景色を舞台から見て、竜也さんは、浦井くんはどう思ったんだろうなんて考えていたら、 ちょっと感極まってしまいましたね。 舞台は四角ではなく、なぜか凸のように客席側の両端が少し切れています。 役者さんが後ずさりなどすると、落ちるのではないかとハラハラ。 舞台は、千秋楽という特別な空気で包まれていながらも、上滑りすることもなくきっちりと進んでいきます。 埼玉と比べて一番変わったなと思ったのは大竹さんのイノジェンかな。 前半のお姫様が一段と凛としていて、これから物語を大きく動かしていく女性をプライド高く演じていました。 クロートンはやはり英国でもうけてた(笑) 出てくるだけで、なにか面白いことが起こるぞ~という期待を持たせてくれるのは日本と同じ。 任せて安心、勝村さん&鋼太郎さん♪ 窪塚ヤーキモーも何故か笑いをとってました。 浦井ギデリアスは、多少大仰にも思える台詞回しが力強くて印象的。心情がはっきりくっきり届いてくる。 蜷川さんに鍛えられ、演技力もぐんとupしたのではないでしょうか。 秋の「リチャード3世」でその成果を見せてほしい。 そして、また蜷川さん演出の作品で彼の芝居を観たいものです。以前はオールメールがいいかもと思っていたのですが、今は断然悲劇で見たい。できれば主役で… カーテンコールでは、大竹さんが下手袖にひっこみ蜷川さんを連れてきました。 (誰が蜷川さんを連れてくるのかが千秋楽の楽しみでもある) 帰りはホテルへの送迎バスに乗るつもりが集合場所がわからず。 仕方なく、雨の中地下鉄で帰りました。 さよなら、Barbican お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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