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カテゴリ:演劇
最近、「子どものため」と銘打った演劇を2つ続けて観る機会があった。
1つは 子どものためのシェイクスピアシリーズ 「ヘンリー六世III」と「リチャード三世」 @あうるすぽっと このシリーズは以前から評判を聞いていて、気になっていたもの。 秋に新国立劇場で「リチャード三世」を観ることになっているのだが、その前編ともいうべき「ヘンリー六世」を観ていないので予習のために。 「リチャード三世」は、これまでに蜷川版(市村さん主演)といのうえ版(古田さん主演)を観ている。 が、今回「ヘンリー六世」の3章部分から見ることができて、エドワード四世とクラレンス公ジョージ、リチャードの兄弟の関係やマーガレット、アンの背景などがやっとつかめた。 うん、これで秋への準備も万全。 芝居が始まる前に、パフォーマンスが繰り広げられるのですんなり芝居に入り込める(でも実はこれは遅刻防止のために始まったことらしいbyトークショー)。 また、芝居中もクラップや「チッチッ」と口で表現することで、リズミカルに話が進む。 もう1つは こどもとおとなのための芝居 「暗いところからやってくる」 @KAAT芸術劇場 こちらは作・前川知大(イキウメ)、演出・小川絵梨子という興味をそそる制作陣。 目に見えないものは怖い。でもコミューニケーションをとれば、それはもう未知の怖いものではない。 KAATの中スタジオでの上演。 この中スタジオが持っている空気がとてもいい。 中央に舞台があり、三方を座席が囲む。 ベンチシートだから、ちょっと腰に負担がかかるけれど普通の劇場とは違う一体感が役者と観客との間に生まれるのがなんとも魅力的。 小学生低学年の子たちも、引きこまれている様子がわかる。 すっかり大人になってしまった私も、そのストーリーの展開に魅了される。 どちらも決して子どもだましではない。 上質な芝居は子どもも大人も関係なく、その世界に誘い込まれ、観終わった後の充実感に満たされる。 親子で同じものをみて、感想を共有できるなんてとても素敵♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
July 27, 2012 09:36:24 PM
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