カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
自作はもちろんのこと、市販でもRushmoreみたいな、各ユニットごとにアッテネーターの付いたスピーカーの評価は本当に難しいと思います。
というのも、低音感を増すなんてのは単純な操作として、例えば口元の大きさを少し絞ったり、きらびやかさを増したり、多少音を前に出すように演出したり、なんてのが自在だからです。 まったくのオーダーメードではないものの、ジーンズの裾を詰めて、その人にピタリとあった格好にするみたいなもので、似合う似合わないはジーンズではなく、選び手のセンスに負うところが大きい。 つまりは、既製品なのに嗜好を入れやすく、音が悪ければ、より“自分のせい”傾向が強いスピーカーなんですなぁ。 今の音は、今の自分の嗜好には合っている。いや、ディスクそのものの音調や、体調や感情の起伏もあるので、平均して聴けば合っているという方が正しいかも。 2時間とかの長時間リスニングやディスクによって、耳障りになることがあって、久々にRushmore背面のアッテネーターを0.5dB、いやもっと低いレベルで、ちろちろといじっているところ。アッテネーターの魔法で、このちろちろでも変化の度合いが大きい。DG28で2dB動かしてもここまで変化はないのに。 測定を元に、部屋とのマッチングと左右スピーカーの音色差を重視したアッテネーター・ポジションなので、あまり動かさずになんとかしたいですね。 というような葛藤が、何年も続くのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 20, 2007 09:38:15 AM
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