バッファローのNAS「LS-CH1.5TL」を導入して、デジカメデータをPCからNASに移動するまでは簡単。
それらを管理するのは手間のかからないフリーソフトがよく、Windows Live フォトギャラリーを選びました。これなら人物タグも日付管理も簡単にできるはず。(確かにできます。写真が4000枚以上あったので、人物タグ設定に時間がかかりましたけどね。)
問題はビデオ映像。
といっても、当初は全然問題視していませんでした。Panasonicのデジタルハイビジョンビデオカメラ HDC-TM300に付属していた、ハイビジョン動画編集ソフト HD Writer AE 1.0を使うつもりだったからです。今までの映像データはUSB HDDに保存していましたから、それをNASに移動・・・これは時間がかかりましたが、特にそれ以外問題なし。
ところが、せっかく時間をかけて移したのに、HD Writer AE 1.0がNASをどうやっても認識しません。認識はPC本体か、接続したUSB HDDまで。
えええ! これではHD Writer AE 1.0を使ったNASへの書き込みも読み出しもできないではないですか。いや、書き込みは一端データをPCに取り込んで、それをNASにコピーすれば(あるいは自動バックアップを取れば)できますが、HD WriterがNASを覗きに行けないのであれば、それすなわち見られないということですから、NASでビデオ映像を一元管理する魅力半減です。使えねーな、HD Writer!
ならば他の動画ソフトで。写真と同じWindows Live フォトギャラリーなんていいんじゃないの?
が、甘かった(TT)
HDC-TM300で撮った映像データは1920×1080のハイビジョンで、HD Writerはもちろんデジタルハイビジョンビデオカメラで記録されたAVCHD規格に準拠した映像データをパソコン、SDカード、DVDディスク間でコピーしたり、編集するためのソフトだったのです。
そのファイルはM2TS、拡張子は.m2ts。(もっと言えば「CONTファイル」「M2TSファイル」「IISファイル」「TMBファイル」の4つのファイルに分かれているが、実データは「M2TSファイル」)
ITU-TのVCEGによって策定された動画圧縮規格「H.264/MPEG-4 AVC」形式で保存された動画ファイルのようですが、なんのことやらさっぱりですな。
やってみてわかったことはM2TSファイルは、QuicktimeやDVDWindows Media PlayerやWindows Live フォトギャラリーといった一般的なソフトでは再生できないということ。つまりサポートしていないのですよ。ネット上では、SONY社製のハンディカムで保存すると、SONYのソフトでないと開けない、なんて記述もあったり、一体Panasonicは?でした。囲い込み大好きでオリジナルなことをやりたがる(だからGalápagos化する)日本のメーカーのこと、怪しいなぁ。。。
有料ソフトを買えば対応できるのだと思います。また拡張子変換すれば再生可能なのでしょう。ただどうもネットを見る限り、このM2TSというのはいろいろな動画編集・変換ソフトにして、ずいぶんと厄介者のようです。コマ落ちするとか、音声が再生されないとか、不安定とかいろいろ報告されています。
どうせなら、QuicktimeやWindows Live フォトギャラリーで見られると、妻にも簡単なんだけどなぁ・・・。
悩むこと1日半。フリーソフトをダウンロードし、試して削除し、を繰り返しました。
結局は「Haali Media Splitter」という動画を映像と音声に分離するだけのソフトと 「ffdshow」というデコードソフトをダウンロードし、拡張子.m2tsをWindows Live フォトギャラリーに関連付けし直すことで問題半分解決。Windows Live フォトギャラリーで娘の映像が見られるようになりました。
半分というのは、映像は見られるのですが音声が不安定なことと、これはもう東芝Vistaと通信環境の限界かもしれませんが、コマ落ちやフリーズすることがままあるからです。特に音声の方が気になるなぁ・・・。
ホントに知識不足なので、根を詰めても無理そう。
Windows Live フォトギャラリー側で対応してくれないかなぁ。。。