昨今、住宅ローン金利の低い銀行をネットで調べることは簡単です。
うちの母親は昔大手行員で、「将来のために、口座を開いておかないとダメだ」と言ってました。つまりは給与の振込先にするとか、地元の地銀に長く口座を開いておくとか、そういうことです。信用第一だと。独身者には貸し渋るみたいな話を聞いたこともあります。社会的信用だったんでしょうか。
今はそういう時代ではありません。
飛び込みであっても、返済リスクのないよい顧客だと判断されれば、お金を借りることができます。
私もいろいろ調べ、何行か接触し、うち一行に決めました。
住宅ローンは金利第一ですが、それだけではないのも事実。大金が動きますから、信用が必要なのは銀行側も同じです。また私名義の家ですし、結局は私が動かなければならんのです。そうすると、会いやすいということも重要なポイントとなります。
選んだ銀行は元々会社とつきあいがあり、先方が尋ねてきてくれるので会いやすいし相談しやすい。私も長く他支店に口座を持っており、マイルもためられます(笑 また元々低金利の上に、金利に社員割引があり、これだけで一般客への提示金利(例えば変動金利)と比べても十数万円の差がでます。つぶれることも(きっと)ないでしょう。
借り換えをすると、別途支払わなければならない金額や印紙が発生するので、金利差のみが差額ではありません。たとえば保証会社保証料、保証会社事務手数料、抵当権抹消・設定費用、ローン契約書印紙税といった経費です。
しかし日銀のゼロ金利政策が利いたのか、私が銀行の営業窓口と接触しだした時より更に変動金利は0.1%下がっています。ここら辺が住宅ローン金利の底に近いんでしょうか。今は変動金利を選択する人が70%近いとか。私もそうします。
また、何年ローンを組むのか、月々の支払いをどうするのかも考えないといけません。借り換えであろうと新規だろうと、住宅ローン減税で控除を受けるためには10年以上ローンを組む必要があるようです。そのためあえてそのようにローンを組み、あとは適宜繰り上げ返済することに。繰り上げ返済時に手数料がかからないことも、この銀行を選んだ一因です。
返済スケジュールについては数パターンの見積をとりました。私の場合、借り換え額は2000万円以下です。それでも金利の差に上記支払いを足してなお100万円以上総支払額は安くなる計算。もちろん以後の金利は予定ですが、この経済状況で5年先に金利が1%上昇することはないでしょう。
半年働いたって100万貯めることはできないからね。銀行を見直すだけでこの差なのは大きい。
(続く)