A/Dコンバーター(ADC)AX3-SPDIFは、機能的には
- 192KHz/96KHz/48KHz-24Bit-多目的A/Dコンバーター
- DC記録が可能で、ゼロ精度・ゲイン精度が高いので産業用の計測にも応用可能
- マイクXLRx2ch、BNCx2ch、ミニジャックの3系統の入力
- LR独立入力切替
と言うことなし(HPより引用)。評判ではなく機能で検索して買ったようなものなので、これは当然。
作りは安っぽいです。ネット購入しましたが、実際店頭で手に取ったらしたら6万円弱の値段は躊躇したかも(笑
オーディオ的な問題があるとすれば
- CH Precision C1と安定してロックするか、
- 音がいいか(満足できるか)、
です。
1については、Esoteric UX-1Limitedの時にずいぶん悩まされました(例えばこちらとか)。クロック同期が取れなかったからです。
AX3-SPDIFを用いて、フォノイコにつないで、意外に簡単に音は出ました。ただし(やはり)10MをC1にクロック供給するとロックしません。内部クロック(Audio In)にしないと。
CHORD Symphonic(RCA)→ AX3-SPDIF(TOS)→ C1(Clock Audio In)
ただしそれでも安定性は案の定でして、音以前にロックが外れてしまいます。しかも全くロックしないならいざ知らず、1〜3分に一回切れる(笑 C1のクロックポジションが内部でも、ADCのようなゲテモノは受付ないのね(苦笑
しかも実はAX3-SPDIFにはEXT INがあり、Antelope OCXの44.1〜192kを受け入れます。それなら行けそう、でもダメ、なのはUX-1Limitedの時と同じです。OCXとの相性がイマイチなのかもしれんけど。
いろいろ試しましたが、結局、
Symphonic(RCA)→ AX3-SPDIF(TOS)→ Phasemation HD-7D192(Clock 10M,SPDI/F RCA)→ C1(Clock Audio In)
だと安定再生できます。AX3-SPDIFにはクロック入れず。AX3-SPDIFは48kHz or 96kHz、それをHD-7D192で叩き直すイメージでしょう。C1は入力ごとのクロックの設定ができるので、SPDI/F RCAはAudio In、AES/EBUは10Mが可能。操作上に不都合はありません。
これで D/A Contoroller でアナログ再生が可能になりました。便利ですな。