昔々ブチルゴムをやたらに部品に貼り付け、インシュレーターもブチルゴムで作り、ケーブルを黒く巻くことが流行りました。見た目は現状復帰困難な対策で、しかもものすごく汚らしかったのですが(当時の)雑誌の影響は大きかったですね。
ただしそれはSNの向上を生みました。一方で「制振しすぎると音が死ぬ」と言われるようになりました。
音楽用NAS LaCie d2 Network2の別室移動は「静的な音」というのはというのは良い表現で、実際は「音が死んだ」が適当だと思われます。騒音源を遠ざけたのに、理論上良いはずなのに、オーディオにおける結果が伴わないということです。音が死ぬと実は音量が上げられるようになります。音量で動きを演出しなければならなくなります。今はそんな感じ。困ったな。
やれることからやってみます。
まず、NASの接続先をモデム付きルーターから無線LANに替えてみました。これはケーブルの変更も場所の変更も不要で、ただLANケーブルを差し替えるだけ。
実はたったこれだけのことで、少し生気が戻った気がします。といってもせいぜい5%改善か。
NASのLANケーブルを某Cat.7からemirai Ancoraleにしてみます。長さは同じ1m。
こえも悪くないですね。でも10回試して8回どちらか言い当てるほどの自信はありません。2%改善
音楽用NASの電源はCOSELからDC給電し、COSELにはPlitron 100VAを通じて給電しています。ただ過ぎたるは及ばざるがごとし。家電は他にもたくさん動いているわけですから、この一カ所対策したところでどうということもないと思われます。COSELには壁コンセントから給電してみます。
が、何となく、本当に何となくですが、元の過度とも思える給電方法がよいのです。元に戻します。
(続く)