カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
Blogの更新がなかった7年半、私自身はそれまでも併用していたTwitterに完全移行。理由は色々あるが、仕事も忙しくなり、Twitterの方が更新が楽だったのが一番か。しかも(今も)鍵をかけているから非常に狭いオーディオ・コミュニティで生きてきた。オフ会も下火だったし。
その間オーディオはぼちぼちでも、他には本当に色々なことがあった。子供は当然大きくなって個室を持ち、住環境がすっかり変わった。その上コロナ禍の3年間、大病/入院/リハビリ、勤務転換 etc.。それらおもむくままにTweetしてきてそれはそれでいいのだが....Twitterは個人的に検索が弱い印象があり、自分が書いたことすらうまくさかのぼれない。 どうしても残しておきたいものは、Blogに移すことにした。その最代表が2021年10月から2022年5月までのオーディオルーム Audio Burnのエセ石井式開口部をリフォームしたの話だ。部屋のことなのに当然図面にはないから、万が一のメンテナンスのために、つまりは自分のためにもこの記録は必要。BlogはTwitterのような140字制限もないので、だいぶ加筆した。 自分が家を建てる必要に駆られたころ、ステレオサウンド誌を中心に石井式オーディオルームが流行で、当然のように自分も惹かれてしまった。 参考のため大小色々な石井式ルームで聴かせていただいた。が、石井式はルームインルームであり一回り部屋が小さくなる(部屋の広さを最優先した)ことや音楽がスムーズでちょっと棘の欲しいポップス/ロック系には向かない印象もあり、全面採用はしなかった。ただ高天井は極めて魅力的であり縦横高さ比の思想は生きたし、壁に開口部を設けて低音吸音する発想も採用された。特に高さは建ててしまったら後からどうしようもない。 もっとも畳数と高天井さえ確保できていれば、どうあっても後悔はなかったとは思う。普通の部屋として作っていたらどうなったかの比較はできないから。部屋の広さはオーディオのあらかたの問題を解決する認識は今もある(ケーブル長とか別の問題は生じる)。 部屋は全て一発勝負。 そして反省。 出来上がった部屋を見て満足したのだが、開口部の作りだけはどうにも気になっていた。 建築中も設計士や大工さんの経験がない石井式は議論になったのだ。開口部も同様で、デザインや取付け方法等、色々決まらなかった。開口部の生地/クロスも耐燃性があるのかとか、枠の取付は釘で打ってしまっていいのかとか聞かれたっけ。私自身も当時アイデアがなく、開口部は後で自作すると申し入れても、断熱材むき出しでは家は引き渡せないと。そりゃそうだ。 当時施工会社への指示が荒かった自分が悪かったし、指示するだけの参考資料もなかったから仕方がない。今は石井式ルームの専用ムック本も出ている上に、ネットで検索もできるから失敗は少ないと思う。 あれから14年経ったか。長旅だ。例によって同時期に建築したダブルウーハーズ会長宅は、我が家のような安い壁紙を貼った部屋ではなく、板張りで正面に大きなガラス窓を備え装飾にもこだわった石井式エッセンスの30畳。プロデザイナーもアイディアを出したのだろうな。これは競い合うことすらできない。エッセンスを唯一取り入れる可能性があったのが開口部だった。 でも家も建ってしまうと後から手を付けるのも億劫だった。 更に機器が入ってしまうと壁なんか手を入れるか!という感じ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 13, 2023 10:27:53 PM
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