カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
東京インターナショナルオーディオショウ(以下TIAS)も参加してしまえば、それは楽しい。3時間弱を会場で過ごした。
今年は目当ての製品も製品ジャンルも特になかった。各ブースとも複数の製品を扱っているから、真に聴きたくば、事前にプレゼンスケジュールを把握して参加するのが当然よい。今は、巡り合わなければ縁がないくらいにしか考えていないので、入室した時に鳴っているものでいいのだ。また混んでいるブースには無理して入らない。未見の怪物がドアの向こうにいたのかもしれないが、それはそれ。YG ACOUSTICS SonjaとかSonus faber Stradivari / Amatiとかは有名製品であっても、代理店ブースでも縁がないからあまり聴いたことがない。今回もそうだった。 代理店をいくつか挙げておく。 【ハーマンインターナショナル】 今のマークレビンソン(ML)が、あの1970年代80年代の黄金期のMLと同質かと言われれば全く違うだろう。でもブランドが長く存続するだけでも立派だと最近は強く思う。 ハーマン扱いであれば、MLよりJBLの方がよほどブランドイメージを保ち続けている。デザインも音もJBLはJBL。 オーディオコマーシャル的スペックが重視されてきた。定位だ奥行きだスピード感だ位相だ筐体の無共振だというワードのオーディオがここ20年流行って、そして進化してきたわけだが、最近の方がよほど音楽性みたいな漠然としたものに寄ってきた感じがする。基本性能が高くなって、オーディオワードが普通になってきたんだろうな。あるいはそれが宣伝文句だと気づいたか。 この夏も色々なスピーカーをあちこちで聴いたが、一番良かったのはJBLの最新でもない4312Gだった。 JBLフラグシップのエベレスト、もうダブルウーハーズ会長もいらっしゃらないので、近所で聴くこともない。黄金期のMLも、MLのハイエンドプリ・パワーアンプも同様だ。12inchウーハーなんてもっと機会がない。自分の日常からはJBLとMLは消えてしまったな。残念。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 21, 2023 06:32:10 PM
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