カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
【アクシス(AXISS)】
我が家にはAyreの製品がいくつもあった。パワーアンプ V1、そのバージョンアップ V-1X、V-1Xe、V3Mk2、プリアンプK-1、バージョンアップしたK-1X、K-1Xe。 K-1Xeは今でも我が家の主役だ。いたく気に入っており、プリアンプを買い替えることはもうないかもしれない。あってもK-1Xeは別の使い道を探し、売ることはないと思う。 そのAyreの扱いを、この夏アクシスが止めてしまった。つまりブースに行ってもAyre製品は、ない。メーカーは今でも健在だから海外では今でも売れているのだろうが、最近の日本では芳しくなかったのか。いずれにしても寂しくある。K-1Xeは部品数が少なくて、長く使っても壊れなそうだけど。 アクシス扱いのスピーカーブランドにはLumen Whiteもあるが、今回はFYNE Audioに全振りだったようだ。出音が爽やかなLumen Whiteが好きなのに、代理店が力を入れていない感はある。 もっともFYNEはFYNEでとても良い。Tannoyに寄せたヴィンテージシリーズはデザインにオリジナリティがなさ過ぎて好みではないが、Fシリーズはサイズに寄らず好ましい。より小型の同社スピーカーも立派な音がする。 デモは最上級機のF1-12Sを、Ayreと入れ替わるように扱い始めたBoulderのアンプで駆動していた。ポイントソース、大口径、ウォールナット、一風変わった特徴あるデザインが好み。音像がやや高めなのもよい。この外形質量にして圧巻の再現性能だと思うけれど、LFとHFの各ドライバーの音軸の中心を一致させたポイントソース・ドライバーシステムだから、300mm口径とはいえ、ユニットは一つに見える。故長岡鉄男氏は、ユニット数が多くないと値段があげられないから、メーカーはポイントソースがよいと知りながらも作らないと書いた。ユニット数と感覚的な値段には残念ながら関係がある。その禁を破ったのが、FYNEでありTannoyなのだが。F1-12Sは相当なお値段である。 音とは関係ないけど、アクシスと大場商事はデモの流儀が古い感じがする。流す曲もそう。
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Last updated
November 24, 2023 10:56:07 PM
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