カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
ベンツ・マイクロ(BENZ MICRO)のフォノイコライザーPP1/T9とDENON DL103の組み合わせの話。
SONY TA-DA5600ES+Pass Aleph3+Acoustic Energy AE2 Signatureにつないで、何とかなったと前回書いた。日常使いには必要にして十分だった。 自分は昔々1990年代前半にDL103Rを使っていた。それくらいのロングセラーが103シリーズだが、今回なぜなぜわざわざ買い直してまでDL103かというと、SilverHeartの美しいDL103専用シェル(いくつかver.があり、我が家のはSE-10Σオリジナル)が使いたいから。 2022年に初めてそれを見つけて、売り切れだったので再開を待って即購入した。正に一目ぼれ。こんな機能美を備えたシェルがあるだろうか。 入口がこんな感じだから、使えるだけでもその欲求は十分に満たされた。美しいSE-10Σと美しいAE2 Signature、あこがれたPP1/T9。いい音を聴きたいといいモノを使いたいは同格じゃないか。 行動が気づきを生む。音に関してはもっと簡単な手当てがあった。 TA-DA5600ESはAVアンプなので実に多機能。10年経っても全く使いこなせないから、常に機器の下に取扱説明書を置いているくらいだ。 TA-DA5600ESにはAuto Calibration(自動音場補正)以外に、通常の高域低域を持ち上げるイコライザー機能も当然のようにあったのだ。使ったことがなかった。 BassではなくTrebleを大げさなくらい、例えば+4dBくらいくっと上げると、表情がガラリと変わった。もちろんPP1/T9のRIAAが悪いわけではない。この環境ではたまたまそれがはまっただけ。あと人の耳の感性からして聴く音量(TA-DA5600ESのNight Modeは常時OFF)が大事だと思う。音量によってはTrebleはいらんもの。 入力ごとのイコライザーOFFができるわけではなさそうなので、UltraRendu+NEO iDSD2の時には切り替えないといけないかもしれない。まぁ解決の一手段が見つかったので良しとしよう。おそらく普段はOFF、ちょっと腰を据えたいときにON。 手元のJazz盤を聴くには格好。いい音だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 8, 2024 12:00:23 AM
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