なぜ Soulnote X-3 マスタークロック・ジェネレーターなのか。クロックなのか。
プロ機のクロック需要が減ったことはないはず。それでもマスタークロック・ジェネレーターや10MHzクロックは、オーディオでは10年15年前の方が流行っていた気がする。クロック入力を持つCDプレーヤーもEsotericを中心に機種が多かった。Esotericが日本の民生デジタル機器のクロック機能をけん引したのは間違いない。実際自分もユニバーサル・プレーヤー UX-1やクロック・ジェネレーターG-25Uを使っていたっけ。
CH Precision C1が(オプションだけど)クロック・インターフェイスボードを積んだのは、結構画期的だったと思うし、自分がCHを選んだ一因ともなった。
で、クロックがあると接続したい。
謎10Mと称して10年以上前にはルビジウムクロックを導入、CH C1をロックしてきた。この話は探せば結構Blogに書いてあると思う。この謎10M、ヤフオクで数万円で落としたにしてはよくやって、それこそ比較試聴でEsotericやRMEやMUTEC相手に戦え、最善ではないものの勝ち残ってきた。
が、作りがチープで自作感満載、CH Precision C1とどうにも釣り合わないのはずっと気になっていた。そして昨年自分の不注意で動作不良になったのだ。ルビジウムモジュール自体に問題はなく修理はしたものの、もういいかな感が出始めていた。
そこにきて意外な伏兵は昨年末に2ndシステム用に導入したiFi audio NEO iDSD2だ。これにもクロック入力がある。クロックがあると接続したいのはCH PrecisionもiFi audioも変わらない。
これはもう買い直すかな、予算は50万円以下。
先ほども書いたように選択肢はあまりない。ブランドとしてはAntelope Audioか、RMEか、Esotericか、Mutecか、Sforzatoか、Cybershaftか、Soulnoteか。(結構ある?)
いずれにしても現行機は積極的に聴いたことがないから、機能とデザインとWeb写真の雰囲気で決めることにした。聴かずとも、部屋に置いたイメージができる機器がよい。
最後はCybershaftか、Soulnoteかの二択だった。機能的にはCybershaft製品の選択肢が広かったしデータ重視ならこちらかと思う。ただし機種が多過ぎてどれがよいのかわからないのと、結構DCにこだわらないと実力を発揮できなそう。DCの方が安価だが対策が難しいのだ。
結論は、Soulnote X-3 10MHz クロック・ジェネレーターにした。CH C1は多数周波数を受けられるが、10MHzだけあれば十分。Soulnoteはケーブルも使っていたし嫌いじゃない。