カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
我が家の環境の変化として、CH Precision C1をDACプリとして使う機会が2013年に比べて激減してしまった。LINN PURiFiが最大の効果を示した C1~Pass Labs Rushmore 直結を、今はメインとしていない。これはC1のヴォリューム調整機能に問題があるわけでは全くなく、アナログの活躍機会が2013年時より増え、プレーヤーも2台(Roksan Xerxes20とXerxes20 Plus)になったから。
そうするとどうしても操作をプリアンプ Ayre K-1Xeに頼る。一時期はアナログとデジタルを聴くときに都度ケーブルを繋ぎ変えていたが、さすがに面倒になったし、C1をラック・センターから移動したこともあり、ラインケーブルが計15Ftでも届かなくなった。 今回、C1~Pass Labs Rushmore 直結で使う PURiFiは相変わらずいい感じだった。なんだろう。なくてももちろん高性能なC1を堪能することができるが、PURiFiは月並みながらそこに血を通わせる。音楽性というよりも、自分が大事にしている「そこにいる感」が増す。 それが思い込みであれ何であれ、再現性があるのはいいことだ。オーディオの魔法は解けやすいから、激変だと思っていたのに3ヶ月後はさっぱりなんてことがよくある。 変わらないといえば、K-1Xe〜Rushmore の事実上のプリ‐パワー間ではメリットが目立たないのも2013年の感想と同じだった。ここは化かしてくれてもよかったんだが....。Jazzや古めのRockや男性女性問わずVocal系はいざ知らず、昨今のソフト、特にメーカー試聴で使われるようなEDM系など明らかにない方が良い。Rushmoreは響きが乗りやすく、立ち上がり下がりが快感な音楽にはこの使い方 PURiFiには向いていないようだ。でもケーブル選択の自由度のメリットを買って、PURiFiは今までどおり残しておく。 さて。 ずっと前も書いていた通り、電源部を持たない PURiFiであっても、そしてLot No.が近くても2台の PURiFiは音が違うのだ。作った方の名前がケース裏にあって、作り手の違いがこの差なのでは?とずっと思ってきた。ただそれは数買わないと合わせられないので致し方ない。 今回"あれ?"と思ったのは左右差だ。 これ、Lchの方が音がいいんじゃ....。 もっと言えば、今までRushmoreの右に使っていた PURiFiを左へ、左 PURiFiを右Rushmoreへ。更にLchだけでモノラル駆動すると、なんということでしょう。Rushmoreにもあるはずの個体差左右差と PURiFiが補完するように、ちょっとキマる。何を聴いてもちょっと締まる。法則性があるのか? 偶然か? よく気づいたな、俺。 久々に PURiFiの開腹をしようかと思ったが(ネジ6本くらい外すだけ)、止めた。多少引き回しに違いがあったところで、別に音の変化の理由にはならないのだ。 それよりも、また忘れた頃に試聴しようじゃないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 6, 2024 08:27:11 PM
|
|