カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
先週末、今年だけ7月開催の東京インターナショナルオーディオショウ(以下TIAS)に半日参加した。都内に勤める人ならばオーディオショウは平日がいいという方も多いかと思う。自分も金曜日なら行くが、土日はちょっと...という感じだ。
TIASも参加予約が必要になって久しい。コロナの時と違って参加入場者数を制限しているわけでもないだろうが、悪いシステムではないと思う。予約すると行く義務感がでるから。 ここのところ株価もグググと上がってオーディオ資金は近年ないくらい潤沢(注:株価は8/2に大暴落した。この記事は事前予約投稿)。老後も教育費も何も考えなければ、TIAS展示で即金で買えないのは Sonus faber Suprema (シュプレーマ) Single Subwoofer¥154,000,000(税込)、Dual Subwoofer ¥170,500,000(税込)くらいかもしれない。ただ、TIAS参加の午前中に母の介護付き有料老人ホームを見て回り、その前払い金や月額費用を目の当たりにしたので、すっかりオーディオ購入欲が萎えてしまった。父母の介護は今後も父母の資産でまかなうものの、この先何年かかるかわからない中、年間数百万円の固定出費となると、そりゃ別財布でも気分が落ちる。 こういうのは居住地にもよるし要介護認定区分にも保険負担割合にもよるけれど、健康を崩すと老後2,000万円問題はマジと理解した。全然足らん。サービスを金で買うことになるから、老後は金次第。ポックリ死ぬ場合は問題ない。 さて本題。 特にジャンルで集中して見聞きしたものはない。が、今年は高額スピーカーが豊作だったと思う(今年最大の話題は写真右のVIVID Audio MOYA M1)。プリアンプとか、アナログもデジタルもプレーヤー系は目立った製品がなかったかも。 色々聴いて回ったし、好ましいものは当然あった。スピーカーだと今年もWilson Audioは好ましい。去年も書いたが、自分はWilson Audioが好きなのだ。 そして写真中央のWilsonのWatt/Puppy復活は大変よいと思った。この日本の部屋に大きすぎないサイズ感。 2011年に前機Watt/Puppy System 8が生産完了。(少なくとも日本では)うまく後継できなかったのは、ロングセラーの宿命か。位相だスピード感だエンクロージュアの無共振だと、かつてはこれこそがハイエンドオーディオの象徴だったのだ。その再生は現在からすればリアルと言うよりだいぶオンで、音場を見通すような2010年代以降の流行りではなく、二回りくらいして新潮流と受け止められるかもしれない。一方で値段は1,000万円弱になってしまった。歴の長いマニアは元のWatt/Puppyシリーズの値段を知っているから、割高感は拭えない。音質はSystem 8から時代に応じた向上をしたと聴いたので、もったいないところではある。 去年のTIASはずいぶん長い報告を書いていた。気合入っていたな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 7, 2024 12:03:20 AM
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