カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
>なぜこんな思い出話かというと、実家にSONY TC-900という >オープンリールテープデッキと10本ほどのテープが残っていたからだ。 TC-900というのは、昭和40年頃発売になったSONY製のオープンリールテープデッキ。だだ自分はこの機器に全く詳しくない。空箱や付属ケーブルもとってあったが、説明書まではなかった。 ネット検索すると、どうもTC-900は3号(3.5インチ)直径約9cmリール対応の、1960年代に出回っていたポータブル・テープレコーダーのようだ。 単一の乾電池4本でも駆動可能らしい。通常は9.5cm/秒だが,ヘッドカバーを外し、更にキャプスタンのカバーを外して径を小さくすることで4.75cm/秒にも対応するらしい。 "らしい"ばかりなのは、全てネット情報なのと、実家の実物が動かなかったから試せていないため。昭和40年発売なら60年前の製品だから、動かなくてもそれは致し方ない。50年近く実家の押し入れにしまわれていたとはいえ、経年劣化は当然だった。ケーブルもベタベタでそれはそれで長時間は使えないだろう。 いくらオーディオマニアでも、普通ならそんな古い機器は捨てましょうだが、わざわざ自宅に引き取った。 10本のテープに、「私の声が録音されている」と言われたからだ。 昭和40年、そしてその数年後だと、正に自分が生まれた直後の可能性が高い。今ならケータイやデジカメで簡単に我が子の音声映像を撮ることができる。が。同然当時そのようなものはない。8mmで録画した大阪万博の自分の姿を見たことがあるが、8mmには音声が入らないのだ。 この3号テープに自分の声が録音されていれば、初めて乳幼児の頃の自分の声を聴くことができる。10本のテープ全てに自分の声が録音されているとも思わないから、残りに何が入っているかも気になる。 これは聞いてみたい。 ただ、動かないので、いったん分解は必要だな...。ダメもとで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 3, 2024 10:40:50 PM
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