>接続は、光回線ONU → WN-7T94XR → オーディオルーム にしたが、
>Panasonic Switch-M8eG PN28080K のSFPポートは活用したいので、
>将来的にはメディアコンバータとともに途中に挟む予定だ。
さてWi-Fiルーターを変えて、オーディオルーム Audio Barn の音はどうなったか。
Sonore ultraRendu をプレーヤー、ROCK専用PCを Roon Serverにするのはいつもの通り。再生源もNASかTIDALと同じだ。Roon Remote は iPhone 15 Pro Max だが、これが新しい I-O DATA WN-7T94XR にWi-Fiでつながるのは当然のことだ。世間ではRoon Remoteの接続先で音が変わるという話もあるが、無視はしないものの重視もしない。
以下の記載は主にAE2Siganture再生時の感想だ。
漠然とした表現になるが、期待を上回る音の向上でちょっと驚いた。2016年産の古いWi-Fiルーター(NETGEAR 11ad AD7200 Nighthawk X10)を、2024年の新しいものに変更したところ、予想以上に再生音に影響があったのだ。
新しいWi-Fiルーターに交換するだけで、音の明瞭さ、空間表現力、そしてスピーカー間に43インチディスプレイがあっても定位がよくなった。また、音場は透明感を増し、演奏の一音一音がくっきりと浮かび上がった。
加えて、ディテールの再現力も向上した。ダイナミクスの豊かさが広がり、繊細な表現力がライブ感そのままに体感できるようだ。低域の躍動感と量感も増し、音楽全体にしっかりとした骨格が生まれる。音の輪郭が明瞭になり、音楽の静けさも強調される。
非常に大げさに書いたが、ネットワーク周りの変更としては(← これ大事)、これまでにないレベルで楽器や声の存在感を享受できた。
「デジタル信号に含まれる微細なノイズが削減され、音楽が持つ本来の表情が引き出された」とか言いたくなるが、WN-7T94XR はもちろん一般的な製品である。それでこれだけの効果があるなら、オーディオ専用ルーターの音質向上は、オーディオマニアにとっては十分に投資する価値があるのだろう。ただし、ただし、仮に音がよくなってもそこにン十万を投資する価値を感じるかどうかは人それぞれだ。
なお、主題であった
>もちろん安定動作という意味では新しい機種の方が望ましいし、昨今の
>多くのデバイスが同時接続する状況を考えると、やはり最新のルーター
>には利点がある。
に関しては、満足できる結果だ。家族的にはこれ一番。