ラウンジプレイヤーの日常

今日はレディースデイってことで、「観るぞ！」と決めていた映画
「デトロイト・メタル・シティ」を観てきました。
と言っても、原作のファンと言うわけではなく、原作は第1話しか
読んだことがありません。(^ ^;

漫画が原作の音楽モノでいちばん気になるのは、音楽の部分を
どう映像化するのか？というところですよね。(ドラマ版の「のだめ」
はその点ものすごく大健闘だったと思います）
デスメタルと言ってもいろいろあるので、読者はそれぞれ自分の
脳内で漠然とイメージする音があるでしょうし、ファンの期待を裏切らない
楽曲を作るのってかなりハードルが高いと思うから余計気になります。

で、映画を観た感想ですが、かなり自分が期待していた通りな感じで
楽しめた映画でした。原作を読み込んでたらまた感想も変わるのかも
しれませんが、とりあえず予備知識なしで観る分にはかなり
面白かったです。笑ったし、不覚にも泣きました。。。（笑）
いちばんの見せ場と思われるライブシーンでは、ジーン・シモンズや
マーティー・フリードマンまで出演してるし！
そのへんも全然知らずに観てたので個人的にはかなりサプライズな感じ
でした。ただ、マーティーはもはやどこに登場してもさほど驚きはしない
ですけどね。（苦笑）　マーティーと言えば、ジェロの「海雪」のギターを
弾いてるのもマーティーなんですよね。
うちの旦那様が以前TVでジェロが歌ってるのを聴いて、おもむろに
「このギターの音、マーティーっぽい」と呟いたので、私も気になって
ネットで調べてみたらやはりそうでした。

まぁ、そんな余談は置いといて、原作を読んだことない身で言うのも
おかしいですが、でもかなり原作を大事に作られた映画じゃないかなと
いう印象でした。
そして肝心の楽曲についてですが、これは賛否両論あるだろうなぁ…とは
思いましたが個人的には「かなりよく出来てる！」と思いました。
真のデスメタルファンからしたら「あんなのデスメタルじゃねぇ！！」と
思うかもしれませんが（ヴィジュアル面から言っても、それ、どっちかって
いうとブラックメタルじゃん、という感じですし^ ^;)あまりに
リアルなデスメタルにしてしまうと肝心の歌詞が聴き取れなくなって
しまう恐れもあるし（原作で何度も出てくるお馴染みの曲なんかはやはり
その歌詞が聴こえてこないと意味がないと思うので）なにより
デスメタルというものを全然知らずに映画を観る人も当然いるわけで、
そのへんも考慮すると、結構良いバランスで曲を作れてるんじゃないかと
思ったわけです。適度にキャッチーで良いと思います。
あと、まぁ話の筋や雰囲気からしたらB級っぽい映画ではありますが、
これは映画館で観て正解だったなと思いました。
やっぱり爆音ライブシーンは大画面＆大音量でこそ楽しさ倍増！です♪
最近は轟音系のライブからは遠ざかっていますが、久々に爽快感を
味わいました。やっぱ嫌いじゃないんだな、と。でもヘタなバンド
だったらもちろんただの拷問ですけど。(^ ^;

しかし、松山ケンイチはスゴイ俳優さんだな～と、改めて思いました。