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カテゴリ:修行のこと
今朝、朝課が終わって雲衲の皆さんと小食の時間にて。
雲衲の2人がケンカをはじめた。 「私の袈裟を踏まないでください」という後輩。 その指摘に激高する古参。 「悪かったって言ってんだろうが、ムカつくな!」と声を荒げる。 小食の終わり、皆の前で一言。 お袈裟を踏まれた後輩に言いました。 お袈裟はどんどん踏みつけられて良いですよ。 お袈裟は何でもない布切れですから。 踏まれても何されても、何でもない。怒りも悲しみも損も得もない。だからとんでもなく大切なんですよ。 それでケンカが生まれるようなお袈裟なら、身につけない方が良いです。 袈裟を踏んだ古参に言いました。 今先ほどあなたは怒りがぐわっと沸いてきた。 今が一番最高の修行できる良いタイミングですよ。 我々は修行して貪・瞋・痴(むさぼり・怒り・無知)を明らめようとしてるんですから。 今修行することは、彼とあなたのどちらが悪いかを明らめることではなくて、 今の自分自身の怒りの正体を明らめ見抜くことです。 本当に修行のできる良いタイミングでしたので、余計なことを言わさせてもらいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.03.09 07:26:30
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