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テーマ:60年代米国音楽(321)
カテゴリ:60年代米国音楽
“I’ve Been Loving You Too Long (愛しすぎて)” by Otis Redding 1965 オーティス・レディングのアルバムで一番好きなのは何と言っても『オーティス・ブルー(Otis Blue/Otis Redding Sings Soul)』です。
オーティスをはっきり認識したのは、ちょうど彼が亡くなった直後のラジオ関西の電リクでのこと。これについては随分前に書いたので、今ここでは繰り返しませんが、忘れられない出来事でした。(2016.12.16の日記を参照) 数えてみたら、あれから55年。つまり今年の12月10日はオーティスの没後55周年だったんだ。 10日はちょうど土曜日だったので、ラジオではちょっと多めにオーティスをかけようかと思ったんですが、彼の歌を流す頻度は高いので、ちょっと凝ったつもりで、まずリクエストをもらった『アイヴ・ゴット・ドリームズ・トゥー・リメンバー』、同じくリクエストでストーンズのカヴァーの『サティスファクション』を、次にストーンズがカヴァーした『愛しすぎて(I’ve Been Loving You Too Long)』を、そのあとアレサ・フランクリンの『リスペクト』を、そしてカーラ・トーマスとデュエットで歌った『ブリング・イット・オン・ホーム・トゥー・ミー』をと、5曲プチ特集してみました。 ここで一つ気になったのが、ローリングストーンズの “I’ve Been Loving You Too Long” で、ストーンズはこれを66年に出た最初のライブ盤 (Got Live If You Want It!) に収録しているけれど、スタジオ録音盤はあるのだろうかということ。ライブ盤は、レコードも持っていたしCDも持っている。これ以外のスタジオ録音盤の存在は確認できていない。 しかしながら、皆さん、騙されてはいけませんよ。実はこの曲、ライブでの音をそのまま録音しているのではなく、スタジオ録音したものに観客の声を重ねたものだということで、僕らは完全に騙されていたっていうわけです。 アルバムの中では、これと “Fortune Teller” が「スタジオ録音へのオーヴァーダビング」と、Wikipediaさんもおっしゃっています。 そんなわけで、この時代、当然のことながら YouTube にはありましたよ。後から付け足した観客の歓声を消して、すっきりとした音源に戻したものが3つほど。音の専門家にしてみれば、後から付け足した観客の声を消すぐらい、簡単なことなのかもしれませんね。 恋をしすぎた1 、 恋をしすぎた2、 恋をしすぎた3 「オーティス・ブルー」の中でも名曲の誉高い『愛しすぎて』はストーンズがカヴァーした時の邦題が『恋をしすぎた』になっているけれど、「恋をしすぎた」という表現は恋をした回数のことに聞こえませんか。 原題からするとやはりここは『愛しすぎて』に軍配が上がるのは仕方ないでしょうね。 オーティスの “Satisfaction” に対して、ストーンズが “I’ve Been Loving You Too Long” でお返しをしたというのはいい話ですよね。やっぱ。 “I’ve Been Loving You Too Long (愛しすぎて)” by Otis Redding 1965
********** 12月10日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。 1. White Christmas (ダーレーン・ラブ) 2. Woman Is the Nigger of the World (Plastic Ono Band) 3. Many Rivers to Cross (Nilsson) 4. I’ve Got Dreams to Remember 5. Satisfaction (以上、Otis Redding) 6. I’ve Been Loving You Too Long (ローリング・ストーンズ) 7. リスペクト (アレサ・フランクリン) 8. Bring It on Home to Me (Carla Thomas & Otis Redding) 9. Baby, It’s Cold Outside (エラ・フィッツジェラルド&ルイス・ジョーダン) 10. Only You (John Lennon) リクエスト曲は、3.疑惑さん。4.酋長Kobaさん。5.座波ソーメンさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.はフィル・スペクターのクリスマスアルバムより、ダーレーン・ラブのホワイトクリスマス!2.&3.と10.はジョン・レノンの命日(12/8)に一番近い日だったので。4.~8.はこの日がオーティス・レディングの命日(1967.12.10没,享年26)で。9.は「今月の歌」『外は寒いよ』。
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Last updated
2022.12.16 02:34:15
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