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コミックとアニメの「沈黙の艦隊」でイージス艦というものを知り、
映画「亡国のイージス」・アニメ「ジパング」によって興味を持ったため、 これはこれで、個人的にはちょっとしたロケ地巡礼の感があった。 (実際、亡国のイージスは「みょうこう」でロケしたらしい) ●みょうこう艦橋 実は白いドームの下にバルカン砲(20mm機関砲)が付いている。 これはレーダーと6本の砲身が一体となった最終防衛兵器。 内蔵されたレーダーで目標を捕捉、 同時に目標へ向けて発射した弾丸の弾道追尾と 射角の修正を自動で行なう。 アニメ「ジパング」で体当たりして来た米軍機を迎撃したのが、 これだった記憶がある。 艦橋の左右にある特徴的な八角形はSPYレーダー。 アメリカ製、世界最高の艦艇搭載用レーダーで、 従来の回転式と異なり、常に全周(360度)を探知できるという。 なお、これらの知識は 会場で配られるパンフや掲示パネルの説明から得られる。 おかげで、かなり詳しくなった(笑) ●魚雷発射管 みょうこう船尾部の魚雷発射管。 隣に係留された「きりしま」にも同様に備わっているのが解る。 同じ「こんごう型」イージス艦だから、 全く同じ位置に設置されているのだろう。 電子制御げなパーツが発射管に付いてる事からして、 遠隔操作で発射できるのではないかと思われる。 どうやらイージスなどの新鋭艦は、 敵の攻撃へ生身を晒す必要が無い機能を重視しているようだ。 スッポリ包み込むような艦橋のデザインも ステルス性を高めると同時に、 乗組員保護の役割を果たしていると思われる。 イージス艦はその名のとおり国防のための楯(イージス)だが、 それ自体、まさに楯のような艦艇なのだ。 ●護衛艦きりさめ後姿 格納庫に一機、ヘリが搭載されているのが解る。 イージス艦みょうこうの後部にも発着甲板はあったけど、 格納庫はなかった。 噂では、最新鋭のイージス艦「あたご」にはあるらしい。 という事は・・・、 今回の集合訓練には来ていなかったが、 「あたご」こそ、まさにアニメ「ジパング」に登場した 「みらい」のモデルと言えるのかもしれない。 ●はるな船尾甲板のヘリ:哨戒機SH-60J 海自のヘリって事で、 さすがに攻撃的なものが見受けられない。 対潜水艦の情報収集が主目的か。 護衛艦にしても、このヘリにしても、 自衛のために必要なオプションが多数ついており、 ゴチャゴチャした機能美のようなものを感じる。 一般向け乗り物のシンプル指向なデザインとは趣きが全く違って、 戦うための「理由ある形」だからこそ、重厚で勇ましいのだ。 そしてそれもまた、 方向性の異なる「美」と言えるのではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.22 15:00:29
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