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カントリーライフ ~起立性調節障害~

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2008.08.02
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カテゴリ:カテゴリ未分類

昨日昼すぎ、主人からの電話で、「東京のNさんが今、こっちに来てるんだって、自転車で。寄るかもしれないからよろしく。」って。本人からの電話でもないらしい。
私は??!!でした。東京から自転車って!

彼とは3年ほど前、東京の落語会に行った時に一度会っている。カラオケにも行った。まだ高校生だったから今は二十歳位なはず。いつも落語会を開く場所を借りているおうちの息子さんだ。

その時の落語会は、東京深川の清澄庭園と言うところで行われ、主人と二人で出かけた。昼食は、深川飯を食べて、江戸資料館や門前仲町、深川不動尊、富岡八幡宮などを訪れ、夕飯は、深川鍋というコースだった。東京でも、都会とは違った趣のあるところで、おもしろかった。

落語は、三遊亭享楽(真打ち)さんで、福祉や環境落語をやったりしている。
こちらにも呼んで、うちに泊まり、小学校と老人福祉施設で落語会を開いてもらったことがある。

会社にくるというので、待っていると、真っ黒な顔をした男の子が、荷物をたくさん積んだ自転車に乗って「こんにちは」とやってきた。確かに見覚えがある顔だった。
自転車は、クロスロードバイクだった。

7月12日に東京を出て、ここまで、20日かけてやってきたことになる。
きのうは、どこかの駅で寝たそうだ。半分は野宿だったと。
で、今日泊まるところがないというので、当然、突然うちに泊まることになるわけで。
まさに田舎に泊まろうである。

ねぶたを目指してやってきたそうだ。
彼の彼女の親が東京でハネトの会だったか、ねぶたの会だったかをやっていて、毎年きていて、3日から7日までこちらにいるそうで、3日に彼女や仲間みんなで落ち合う約束らしい。フェリー埠頭でテントを張るらしい。

彼は大学生ではない。バイトを掛け持ちしてお金を貯め、こうして旅にでてきているようだ。東京から自転車で来るってすごいよなあ。
それをやろうとする気持ちがすごいなあ。

うちは、電気自動車で東京に向かったことがあったけれど、ホテル泊まりだった。
8時間の充電で50キロくらいしか走らないから40日かけて東京に着いた。
(詳しくは、昨年2月10日のブログに書いてます。)

自転車なのに、その半分で着いたわ。

昨年は、カナダに25日間、ヒッチハイクで、バンクーバーからトロントまで行ったそうだ。
すごいなあ、そのバイタリティー。強い生命力。

東京では、彼の弟君(息子と同じ年)にも秋葉原や、息子のおみやげのために、自転車専門店等を案内してもらった。

その弟君も、バイトをしていて、この前、フランスとベルギーに、自転車で行ってきたのだとか。

兄弟揃ってすごいなあ。
東京で会った時も、確かに若いのにしっかりしているなあとは感じていた。
大人とも対等に話せていた。落語会などでいろんな大人(結構、くせのある人達が多い)と接する機会が多かったからなのか。

結局、ほとんど息子に付き合わせることになった。
息子も自転車で旅をしたいと言っていたから、実際やっている人と会って話を聞けたし、
刺激になったことだろう。

こういう生き方もあるんだなあ。
俗に言うフリーターなんだけど、しっかり自立して、自分がやりたいことをやっている。
なんか、何にも縛られていないで、自由だなあ。強いなあ。
そしてまた、その経験でいろいろ得ることも多いんだろうな。

次の日の15時頃彼は、また、自転車に乗って、青森を目指して50キロの道程を手を振りながら走っていった。

今度は、息子が東京へ行くかもしれないからね。







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最終更新日  2008.08.04 00:27:37
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