だ、だれか間に入って…
原稿も校了し、やれやれと一息ついているA.G.真織です。ごきげんいかが?先日末っ子の3歳児健診へ行ってきたんです。うちの自治体は市内の各地域ごと、そして月齢ごとに赤ん坊を集めて、健診を行うので、3ヶ月健診も、1歳児健診も、2歳も3歳も、同じメンツの母子でやるんです。数にして15人ぐらいかなあ。だからといって、顔ぐらいは覚えているでしょ、とはならない。だって、健診の時間ってせいぜい2時間かそこら、しかも1年も会わないメンバーなんて、覚えてるかっての。よほど目立った人じゃないとね、ダメね。例えば双子ちゃんとか。うちのメンバーにも双子ちゃんがいて、そのご家族の顔は良く覚えてる。でもそれ以外はダメ。覚えてない。だから健診で顔を合わせたからといって、こんにちは~と挨拶ぐらいはするものの、後は話が続かない。健診の順番待ちの間もたしとして、広げられた玩具で遊ぶ子をぼんやり眺めるだけで、その間、暇。そこで色々話しかけてみればいいんだろうけど。私、こう見えて、人見知りするというか、人とコミュニケーションとるのが苦手というか。(あっちこっちで、嘘やろ!という突込みが入りそうだが、そうなんですよっ!実はね)それでも何か話しかけなきゃいかん、育児エッセイを書いているライターとしては、と思い、ビビる気持ちを奮い立たせて、そばにいる同期ママに話しかけはするものの。1歳とか2歳とか3歳とかって、自由気ままに動き回る月齢だから、せっかく話がのって来たと思っても、子供がふらふら~とどこぞへ出かけてしまうと、追っかけねばならない。母親として。当然だが。話している最中も、子どもが危ない事してないか、よそ様のお子さんに無礼を(乱暴を)はたらいてないか、始終目を光らせないといけないので、はっきりいっておしゃべりに集中なんて出来ません。外で働いているママや家に閉じこもりっきりのママにとって、同じ月齢の子を持つママと話したりお知り合いになったりする事って結構大事だと思う。コレをきっかけに連絡を取り合って、仲良く出来たら、いろいろ育児について相談しあったり、話し合ったり出来る。ストレスだって解消させることが出来るかもしれない。だからこういった健診の場でママさんたちと色々お話したいな~と思ってるけど。子どもが気になってそれどころじゃないんですわ。実際。しかも私のようにチキンなママは、よほどの事がない限り、他のママに話しかけるなんて事は出来ない(私もライターという仕事がなければ自分を叱咤叱咤してまで話しかけられない)。そこで、ねえ。考えたんですが。健診会場に一人か二人、話のきっかけを作ってくれる専門の人がいればいいなあと思うわけですよ。保健師ではなく。いや、保健師でもいいんだけど、健診の保健師って自分の仕事で精一杯でしょ?だから、健診の準備にも関わらなくていい、ただ私達ママの架け橋になってくれる事を専門にしてくれる人を配置させて欲しいの。確か3ヶ月健診だったか、7ヶ月健診だったか、保健師の人が、私達をいくつかのグループに分けて、さあ、話し合ってごらんなさい、とやらせたことがあったんだけど。チキンな私にとっては、5、6人のママの前で自己紹介するだけで足が震えます!でも1対2ならなんとか(どれだけチキンなんだか)。その相手の一人がおしゃべり専門の人だったら、楽だなあと思う。その最大の理由は、子どもをみる目が増えるイコール話に集中出来る、から。現状では私達は自分の子をみながら、他の人と話をしなければならない。でもそこに自分の子がいない、喋り専門の人がいることで、自分の子を見てくれる人が一人増え、子どもを監視する目をゆるめ、会話に集中することができる、ということよ。実はね、以前健診の待ち時間中、私は他のママとのしゃべりに夢中になってしまい、娘から目を離してしまったばかりに、娘が積み上げた長机の下敷きになりかけた、という事件があって。それ以来、話す事より、娘を監視する方に比重が傾いてしまった。でも、他のママとも話したい。でも、子供から目も離せない。こんな機会めったにないから、色々話を聞いてみたい、でも前の事故みたいな事が起きたら~ジレンマです。健診に話のきっかけを作ってくれる人を数人配置してもらえればなあ~。それがこの間の3歳児健診の感想でした。