熊本は阿蘇山があるから、良質なお湯どころがあちこちにある。
先日書いたNHKのど自慢の時、
もし本選出場なら9時くらいまで打ち合わせがあり、翌朝は7時50分集合と聞いていたから、
これは阿蘇に泊まるっきゃない!と喜んで宿を探した。
時間的に夕飯も朝ごはんも間に合いそうにないので素泊まりを楽天トラベルで探した。
でも、観光地だけに素泊まりなんて、そうそう無く、お値段も結構するのだ。
そんな中、じゃ○んでやっとみつけた「阿蘇の湯」素泊まり5000円。
素泊まりにしてはお高めだけど、もうこれ以上も以下もなく、決めた。
ま~、泊まってみると、何とも言えない昭和の香り。
2階踊り場から下のロビーを お部屋は至ってシンプル。
見下ろして。 6畳一間。冷蔵庫、風呂・洗面所・トイレなし。
建物もそう新しくはないのだけど、漆喰の壁がとても落ち着くし、
お掃除も行き届いていて、気持ちよかった。
ぴっかぴかの廊下をつきあたった先に
共同の洗面所とトイレがあった。
これが、共同の洗面所。昭和~~~~。
なんと、水しか出な~~~い。
寒い朝はお湯でしか顔を洗ったことのない拓哉は冷たくて洗えない!軟弱なやつ!
仕方がないので給湯器からお湯を汲んで洗面ボウルにお湯を張ってやる。
私は、夜と朝、温泉に入り、大満足。
玄関を出たところに足湯もあったのだけど、とても寒い朝で、わざわざ靴下を脱いでまで
入る気がしなくて・・・。
帰るとき、ずっとフロントのお兄さんが手を振っていてくださったのが印象的だった。
ここ「内牧」は、マジさびれていて、夜なんてだ~れも歩いていなかった。
明かりさえついていないところが多くて、
人は住んでいるんだろうか・・・と思うほど。
そんな中、ここだけ異様に賑わっている、
「いまきん食堂」
すごく有名な丼のある食事処で、全国版のグルメ情報でも取り上げられたことがある店だ。
せっかく内牧に来ているのだから行ってみようということになりまして。
10時に出かけて行ったら、オープンは11時だというのにもう行列が出来ているじゃないの!
私たちもすかさず列に並ぶことに。
30分開店を早めて10時半に店に案内されて、名物の「丼」をオーダーし15分ほど待つと、
お待たせ~~~~!
で、ドキドキして蓋をオープン!
じゃじゃ~~~~~~~~~~~~~~ん。
「赤牛丼」だ~~~~~! 1260円・・・決してお安くはないけど。まるごとステーキだからね、そんなもんだろう。
そう、レアな感じの赤牛のステーキがこれでもかと載っているのですよ。
お肉がめちゃめちゃ柔らかくて、甘いのなんの。うっとりしちゃったわよ。
まんなかにのっかってる温泉卵をくずして、わさびをちょこっと乗っけて、
とろ~っとお肉と絡めて食べると、これまた美味。
そして見えてないんだけど、この下には特製肉みそも入ってたりして。2度3度楽しめる。
朝ごはんを食べて間もなかったのに、ぺろっといっちゃいました~~~~~~。やばっ。
お品書きとともにあったご案内・・・。「独身がいます。声をお掛け下さい」?(笑)
店主のユーモアが伝わってくる一文でしょ。