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テーマ:介護・看護・喪失(5321)
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おばあちゃんに会いに行ってきました。
かれこれ3、4年ぶりぐらい。 いろんな事情があって、会いに行かなきゃと思いながら なかなか行けずにいて、 今日を迎えた、そんな感じ。 おばあちゃんは、介護センターにいる。 その前はうちで1年くらい同居していた。 そこでもいろんな問題があって、 今はもう自分では何も出来なくなってしまったので 介護してもらっている。 私の記憶のおばあちゃんは、 私の事が大好きで、いつもひいきにしてくれてた。 ちょっと気の強いところもあったけど、 私も大好きなおばあちゃんだった。 だから、おばあちゃんにあったときに、 「誰ね?」 って言われた時は、わかってたけどショックだった。 息子であるお父さんにも同じ事をいう、 って聞いてたけど、やっぱりショックだった。 おばあちゃんと一緒にいた時間、 なんども私がいる事を忘れてた。 たぶん見えてないんだろうと思う。 「お姉ちゃん、はやくして」 っていうのが口癖で、 「お姉ちゃん違う、○○(私の名前)やで」 っていうと、 「あ~。珍しいなぁ」と私がいた事に気付いてくれる。 おばあちゃんの手を握ると、しっかり握り返してくれた。 表情が明るくなった。 でも、手をはなすことがつらくなった。 「もっといてよ」 っておばあちゃんに言われたのは初めて。 1人でずっと暮らしてて、 よく泊まりにいったけど、そんなこと言った事は 一度もなかった。 結局、おばあちゃんが気付かないうちに こっそり帰ることになった。 たぶんおばあちゃんは、私がいないことも 私が今日来た事も気付かないし、覚えてないと思う。 つらかったけど、 一瞬見せた嬉しそうな顔は私も嬉しかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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