チビスケ日記

オシムの試合後の記者会見にて。

攻撃は最大の防御である。逆に、最大の防御は攻撃の中にある。巻はその点で実践している。つまり、攻撃の先頭の選手でありながらディフェンスもする。攻撃の能力という点で問題がないわけではない。しかし巻が果たす役割は、汚れ役だ。大事な役割を果たしていることを忘れてならない。相手のゴールとハーフウエーラインの間を走り回り、時にはスライディングタックルまでする。そういうＦＷがほかにいるだろうか？　エネルギーを使っているし、非常に消耗するわけだ。消耗する中で、ボールをもらったときに、もっと集中力があれば、もっといいパフォーマンスができるだろう。
　私は巻をよく知っているので、ここで巻がいいとか駄目だとか別の評価をするつもりはない。もう少し、呼ばないでおこうか、と思ったこともある。しかし結果として、今回は呼んで正解だったと思う。お願いだから、この選手とこの選手はどっちが素晴らしいか、と比べるのは控えていただきたい。


今後も巻には先発のチャンスを与えるか？
と言う記者の質問から始まったやり取りの中での発言。

あぁ。やっぱりオシムだなぁと会社で読みながら泣けてきた。
お弁当食べながら泣いてたから、周りから見たらおかしかったと思う。
いや、むしろ、いつもの光景か。また読んでるのか、と。
こういう言葉を聴くと、千葉にいて欲しかったなぁと、いまさらながら思ってしまう。

この言葉、ぜひ巻の耳に届いて欲しい。
やっぱりオシムはちゃんと見てくれてるし、巻は巻でいい。それを続けたらいい。
そして、これは千葉の選手みんなに言えること。
みんなのとこまで届けばいいなぁ。

叱るときは叱り、守るときは守ってくれる。
すばらしい監督じゃないですか。
こういう人間性が人を惹きつけるんだろうねぇ。
日本はいい監督を代表監督にしたよ。
きっといいチームになるよ。