はなひな～アメリカの子育て日記～

このお話は

上の子の担任１

上の子の担任２

上の子の担任３
の続きです。




うちの子供の、Ｂをからかう口調はクラス全体の口調だったのか、と納得つつ、
担任に話しても無駄っぽいので、家で


「でもＢは、はなと同じで英語ともう一個言葉をお話しするから英語が上手じゃないんだし、
Ｂは、はなよりも小さいんだから、からかうようなことを言うのはね・・・
はな、自分が言われてうれしい？あまりうれしくないよね」

と一応お説教しておいた。うまくいえたか自信はないけど・・・。



うちの子供のクラスはみんな２００１年生まれだけど彼は２００２年の１月生まれ。
英語が話せない上に、年齢が少し小さいＢくん。



と、クラスを観察しつづけていると・・・。




まず朝のサークルタイムに、Ｂくんはよくふざける。

担任が怒ってもにやにやしていて、それが厳しい担任の怒りをさらに買うらしく、

いつも
「クラスのルールを守れないなら、あなたはサークルタイムに参加できません。
その椅子に座ってらっしゃい」


と、クラスのみんなが楽しそうに輪になって歌ったりしていても、彼は椅子に座らされたまま。



お友達にも英語が通じなくてからかわれるから、Ｂくんもついつい相手をたたき、
また担任に怒られる。


と、担任に怒られ続けているＢくん。


最近では、担任に怒られると、Ｂ君もキレテしまい、
椅子に座らされているときにわざと歩き回ったり、机を叩いたり、大声を出したりする悪循環。


それが、担任の怒りをさらに買い、サークルタイムは、副担任とＢ君が外に出ていることが多い。



たまにＢ君と誰かが騒いでいて、先生が２人を怒ると、Ｂ君じゃないもう一人が

「私はＢを注意していただけデース」って言うの。すると・・・


「あ、じゃあＢだけ座って考えてらっしゃい」ってＢ君の言い分も聞かなくなってる。
担任、Ｂに対してすこぶるショートヒューズになっとる。



以前はＢくんとはなが喧嘩したら、中立の立場で怒っていた先生も、今ではかなり感情的。




お昼ごはんのあとも、いつも教室内を走ったりするＢ君。


ある日、担任は、Ｂ君がお昼を食べ終わったのを見た瞬間、まだ食事のテーブルに座るＢ君に
少しはなれたところから、Ｂ君の目の前に、本をポーンと投げて


「Ｂご飯終わったんでしょう？本の時間よ、わかってるわよね、その本でも読んでおきなさい」
ってすごい形相でにらんでいた。



まだ走り回ってないのに・・・走り回ること前提で本を投げて渡している担任。
手渡しじゃなかった・・・投げ渡し、あれはひどかった。



他の子たちはご飯が終わったら、自分で本のあるところまで行って本を選べて、
クッションに座って、お友達と話しながら楽しく本を読んでるのに。



Ｂ君には「おまえ席を立つなよ」ってことだよね。




そういえば昨日、娘のお友達ＤＡちゃんが、食事のあと、走ったり飛んだりしていたの。
担任は親がいようとも怒る人なので、「うはっ怒られるか？」と思っていたら怒られず。



ところでＤＡちゃんは、とてもかわいい社交的ないい子。必ず帰る前に担任と副担任に
「また今度ねー」とハグをする、かわいい女の子。


あ、ちなみに地味なジャパニーズの母を持つうちの子はなは、そんなことはできません。


いつも、だまって地味に帰ろうとするので、一応私が「お別れの挨拶は？」というと、
これまたまた融通が利かないので、担任が他のママとしゃべっていようとも、ひたすら


「バイバーィミスクリースバイバーィミスジーナーバイバーーーーィ」と叫ぶ・・・・。

やや、担任「はな。聞こえてる聞こえてる、わかったよ」状態ですが（笑）
親が「担任にはぐしてらっしゃい」なんて教え込むのも嫌なので、放ってます。


とにかく、ＤＡちゃんは、自然にそういうスイートなことができるかわいい性格。
実は彼女はＢ君と同じインド系だけど、英語も上手で先生にも気に入られているの。


だから走ってもジャンプしても怒られなかったのかなあ？



だって、食後は本を読む時間なのに。Ｂ君はいつも怒られてるのに。
Ｂ君だったらかなり怒られて、椅子に座らされててただろうなー。



副担任も、この間こっそり私に、

「担任はちょっとＢくんに厳しすぎるのよ。やっと英語が話せるようになったのにかわいそう」

と、何かとＢ君には、優しく

「Hi Handsome boy how are you？」なーんて声をかけているみたいだけど、
担任とＢ君の溝は深すぎる。


何であんないい担任が？？？？？？と思っていた、ある日のこと。



９月の入園時から１０月くらいまでの１ヶ月娘のクラスいてすぐいなくなったマルティーと、
そのママに街で出会った。


で、彼女、私はてっきり引っ越したからやめたのかなあ？って思っていたら



「担任が厳しいからやめた」とのこと。


「あの担任のクラスに今でも生徒が残っていることが驚きだわ」って言ってた。



あ、そういえば、マルティー、うちの子や他の子を叩いたりしてたなーーー、
あー、担任によく怒られてたなーーー。


と思い出したけど、お母さんはそこですぐやめて、
他ののびのび方針の幼稚園に入れなおしたのだそう。



幼稚園の担任との相性ってのもあるんだなー。



私はうちの担任、厳しいけど、その厳しいお陰で、気の弱いうちの子も強くなったし、
またいじめられることはないんだけど、
マルティーママは担任のことが苦手で、私は好き。


確かに、私、マルティーがうちの子を叩いてるのがかなり嫌だったので、
担任がマルティーに注意をしてくれるのはありがたかったけど、
確かにマルティーのママにしてみたら、「厳しい」ってなるかもなーーー。


こういうのは親も子も担任との相性ってあるよね。



けど、マルティーに対しても担任の態度はそんなにひどくなかった記憶があるけど、
Ｂ君に関しては担任の態度は、かわいそうすぎるなー。



何かまとまりのない文章ですが、これに関して自分もどう言っていいのやらわかんない。



私は、自分の子供が他人をからかうような人になってほしくないんだけど、
娘とかそのお友達のＢへの口調は、担任の口調を真似てるっぽいし、
やっぱり子供と言えども

「Ｂ君に担任が厳しくしている」ってのはわかるから、自然にクラスが
Ｂ君に対してひどくなっちゃってるんだと思う。


うちの子は、まだ自分の意思ってのがないから、みんながやってるから・・・
と言う理由で流されちゃうタイプ。


うーん、難しい。


このお話は、これで終わりですが、オチはなく、
私もいまだにどうしたものかーって考えてるところです。


あまりの長さにエラーが出てしまったので、予定外の４話になりました。
オチがない話に、最後までお付き合いありがとうございます。


最初、これを一話に収めようとしていたくわっさんもちょっとすごいですか？（笑）



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