はなひな～アメリカの子育て日記～

今日は、まじめに、大学の勉強のことをかこっかなーと思います。


まず、日本と同じようにアメリカも一般教養と専門課程があります。

一般教養はね、コミュニティーかレジで取った方が簡単だし安いってこともあって、

そちらでとる人が多いと思います。

ちなみに、今回私が取っている大学、一クラス６６０ドルです。

これ、軍人割引で、です。

一般では１１００ドルだそうです。倒れそうでしょう？

コミュニティーカレッジなら一クラス３単位だから７０ドルくらいだもん。



さて、私の場合は前にも書いたとおり、日本でのすべての単位が認められ、

幼児教育の専門課程さえ取れば卒業になります。

いっている大学は、ナショナルユニバーシティー。

シゴトを持っている人が通う大学としては、

ユニバーシティーオブフェニックスの方が有名だけど同じ感じです。




さて、今回くわっさんが取ったのは「Child Development」のクラスなんだけど、

以前カレッジで取ったことがあり、還元してくださいというと、

これは３００（スリーハンドレッドクラス）と呼ばれるクラスなので、

コミュニティーカレッジではたとえ、専門的な勉強でもレベルは２００なので、

４年制大学では、単位を還元してもらえないみたいです。





ま、１００、２００、３００、４００とクラスがあるんだけど、日本でいう

「一回生」とかそういうことだよね。




で、これが、なんと心理学の分野なの。

私は専攻は「幼児教育」だけど、この心理学のクラスを取るのが義務なので取ったところ、

先生から

『このクラスは心理学クラスなので、たとえ心理学専攻じゃない生徒も、

心理学のやり方でエッセイなどは書いてもらいます』


と言うお達しがでたの。




最初は「は？意味わからん」とインターネットをさまよったくわっさんですが。

日本語の説明は見つからなかったなー。



ライティングセンターのチューターに色々教えてもらい、

基本的なところはわかったので、もしかしたら、どなたかの役に立つかな、と思って

ここに記しておきます。



それはAPA FORM（ＡＰＡフォーム、フォーマット）と呼ばれるもので、

本当に独自のエッセイの書き方。

うちの先生はＡＰＡのサイトを教えてくれたけどそれは（アメリカン心理学学会のサイト）

違うのだ、もっと詳しく載ってる所はないの？？？とおもって探したら

詳しくは、こちらのＡＰＡＦＯＲＭの書き方サイト（英語）に、例文など載っていますが、

それでも難しかったー。




たとえば私が

「ピアジェは、認知発達と道徳判断が関連していると言うことを発見し」

と書きたい場合、ピアジェのあとにたとえばこんな感じで


Piaget (2006) stated that cognitive development was related to moral .....

の人がその理論を発見した年代を発見した人の名前の後ろに書くか、もしくは

Cognitive development is linked to ....っていう理論を書くなら、文章の最後に

(Piaget2006)と、この理論は、ピアジェの理論からの引用ですよーって言うことを書くの。

（あ、ピアジェがこの理論を発見したのはもちろん今年じゃないですよ、例です）



あとは、まず、文章の最初に表紙みたいなのをつけるんだけど、そこに、

Running headっていうのがあります。


これは「題名の最初の５単語を大文字で」なの。

だから、題名が５単語以上なら、５文字で切るんだよ。

その次がＡｂｓｔｒａｃｔ。

Summaryと違うのを私知らずに、自分のエッセイを要約して書いたらチューターに

「要約じゃないのよ、抜粋なのよ」と言われました。


まー、簡単に言うと、書くパラグラフから１文ずつ持ってくる感じで、

全部で１２０文字程度の抜粋を書くのがこのＡｂｓｔｒａｃｔになります。



あとは、各ページにヘッダーをつけるんだけど、ヘッダーにはページ番号をつけるんだけど、

ヘッダーのタイトルとページ番号の間は５文字分あけるとかねー、とにかく色々あります。




で、最初に言われたとき、全然わかんなくて、唖然としたので、

もしかしたら、私以外の人も、情報を求めて、インターネットをさまよってるかもしれないので、

とりあえず、ＡＰＡフォームについて、書いてみました。




もしＡＰＡフォームでいらっしゃった方がいたらお気軽に質問残してくださいね。

あ、でも専攻は心理学じゃないから心理学の質問には答えられませんよ



他には、やっぱりエッセイに大事なのは類義語辞典ですね。

でも、他にも英英辞典が結構役に立ちますよ。

たとえば他律的、っていうのは類義語辞典には載ってないんだけど、

英語では同じ単語を何度も使うのってあまりいい書き方じゃないので、

類義語で、みんな言い方を変えるわけですが、英英辞典には、その英語の単語の意味が

「英語」で載っているわけで、たとえば名詞だけど説明は文章だったりするわけだけど、

うまくいくと類義語が載ってることがあるし、類義語辞典よりも、乗ってる単語は多いから、

この方法はお勧めです。

そして、英英辞典のサイトはこちらです。

もしくはこちらもお薦めかな。日本語で英英辞典の使い方を説明してるサイト。


英英辞典って英語の勉強にもいいですし、お薦め。




そういえば、留学時代、お友達に「暇な時は英英辞典を読んでる」人がいましたが、

彼の語彙力と英語力アップはすごかったので、やっぱり効果あるんだと思います。





また、エッセイを書くときに「but, and」などはやっぱり使わずに、定番ですが

However moreoverなどと書くほうがかっこいいですよね。

そういうことがたくさん書いてあるサイトはこちらのハワイ大学のサイトへ。


とくに、このページに詳しくのっていますのでご覧下さい。



くわっさんは、チューターにみてもらってたこともあって、エッセイはずっと、

９６　９７　９５　９６と高得点のまま勝ち越しました。


しかもアメリカ人のクラスメイトの平均値は７０－８０だったそうで、結構高得点です。




それは内容がよかったとかいうよりも、ちゃんとチューターに聞いたりして、

書き方を教わり、単語も、簡単な単語とか使わずに、書いたからだと思います。




だって、『一応アメリカ人』の夫の文章はやはり「and but so then」とか多用されてて、

他にもインターネットで見た、若い大学生の文章も、

単語の間違いだとか、簡単な英語の文法の間違いだとかもあるから、

だから、チューターは、私達外国人のためだと思ってたけど、

アメリカ人用でもあるんだなーと思いました。



クラスの途中で先生が

「もっと高得点が取りたいなら、エッセイを提出する前に、

ちゃんとチューターにみてもらいなさい。スペルミス、文法ミス、

ＡＰＡファームにそってないなどは、言語道断」

って言ってたほどだから、英語の書き方って独特で、アメリカ人も上手に書けない人も

いるんだろなーと思いました。