はなひな～アメリカの子育て日記～

本日二回目の日記です。先に書いた日記の続きです。



ジェイさん帰宅後、この話を丁寧に話したところ、なんかめちゃくちゃ怒り出した。

（←一応理解できたみたいです、これはよかった）



ジェイさん

「あそこのターゲットだな。今から言って文句をつけてくる」


くわっさん

「でも、くわっさん、マネージャーと話したいっていっても回してもらえなかったよ。」


ジェイさん

「でも、僕が話をつけてくるよ」




そう、ジェイさんは以前、下の子ひなの幼稚園の話のときに、

ジェイさんの中では「くわっさんの英語は問題ないからすべてまかせておけばよい」

と思っていたのに、やはり世間には多少なりとも

「男尊女卑」もしくは「人種による差別」みたいなものが存在することをはじめて知り、

こういうことには敏感になりだしたんです。



以前だったら

ジェイさん

「文句ぅ？くわっさん文句いうの得意じゃん。自分でいいなよ」


くわっさん

「でも英語が下手だから」


ジェイさん

「問題ないない、上手上手（←単に自分が言うのは恥ずかしいのと面倒くさいのとがあるから）」



でしたが、一度幼稚園で成功したときに、Miffyさんに教えていただいたように、

ほめて、丁寧にしゃべり、お礼をいい、その後もことあるごとに御礼を述べていたくわっさん。




まさか、ここまで効果があるとは思いませんでしたよっ！！




さて、話を戻して・・・・

子供の世話はダメでも、くわっさんがお店で嫌な思いをした場合に関しては、

文句言う気満々なジェイさん。



でも、ジェイさんが直接お店に行くと、話が大きくなるし、

っていうかAHOがばれるとまずいし、ジェイさんろくな洋服持ってないし・・・。



くわっさん

「カスタマーサービスでいいじゃん」



ジェイさん

「だめだ、あそこのマネージャーと話すから」



くわっさん

「あ！じゃあ、あのお店に電話するってのは？」



ということで、ジェイさんが電話したところ、

あっさりマネージャーに取り次いでもらったのだそう。



私の怒りポイントは「お客に対する態度がなってない」だったんですが、

ジェイさんの怒りポイントは「人種差別」



ええええ？



電話する前にもしつこく

ジェイさん

「差別を受けてるって感じた？」ってきいてくるのですが・・・


くわっさん

「そういうわけじゃないんだけどぉ。。。なんか英語が下手だから馬鹿にされた気がする」


ジェイさん

「それだ！やっぱり差別だ、じゃ、電話してきます、子供たち、静かにね」




結局ジェイさんは、まずざっと事情を説明したあと、


「僕の妻はお宅のターゲットに７年も通っています。とても気に入っています。

が、本日はじめて不愉快な思いをしました。

僕は軍人で、留守にすることが多いのですが、

僕は、妻が僕の留守中にまた不愉快な思いをしないかとても心配です」



ということを言うとマネージャーはあやまったけど


マネージャー

「ポップコーン売りの気分が悪い日だったのかもしれません」。

だから聞き取りにくかったのかも」


と言い訳を言ったので、ジェイさんには珍しく


ジェイさん

「こっちは彼女が気分がいいとかわるいだとか、わかりませんよ。

それなら店頭に立たせないでください。

妻の英語がNativeじゃないとはいえ、英語が聞き取れないような耳なら、

彼女はそういう仕事をするべきじゃないと思うし、

それは妻が失礼な態度を受けたいいわけにはならない。」



マネージャー

「おっしゃるとおりです、すいませんでした」



で、ジェイさんはなんと肝心な

「スーパーバイザーが同僚の名前を知らなかったこと」は言い忘れたそうですが、

でも、しっかりと



ジェイさん

「妻はそこで、マネージャーと話したいといったそうです。

でもスーパーバイザーは『用紙に記入しろ』とだけ言いました。

そして今僕が電話したらあっさりあなたと話ができている、これも差別ですか？」



マネージャー

「いえ、そういうことはないですが、末端にはいつも、苦情がきたら自分で処理せず

私にまわせといってあるので、ポップコーン売りのことも申し訳ないと思いますが、

私はスーパーバイザーが、奥様が苦情をいったときに私に話を持ってこなかったことを

特に申し訳なく思っています。今後は、あなたの奥様のように不愉快な思いをする方が

でないように努力しますが、もしいらっしゃった場合にも、すぐに私と話ができるような、

システム作りをがんばります」



って言ってくれたそうで、くわっさんの気持ちもおさまりました。

（ジェイさんがここまで立派な作り話をできるとは思えんので、

間違いなくマネージャーさんのおっしゃった言葉だろうな）





そのあとジェイさんが

「ウオルマートは苦情を言うとすぐマネージャーが出てくるぞ。

胸にバッジもつけてて、フレンドリーではないが、対応も悪くない。

僕はいつもウオルマート派だからね。

でも僕の妻はターゲット派なんだよ」って言うので


「それをマネージャーに言ったの？すごいね」


ジェイさん

「いや、いえたらかっこよかったよね」




・・・・ああ、やっぱり。


色々言い忘れたことも多かったみたいですが、でもイインデス。

今日はジェイさん大活躍だったので、よしとします。




が、この間の幼稚園のときと同様、普段使わないパワーをつかったらしく、

またまた７時前にご就寝のジェイさん様なのでした、とほほ。