はなひな～アメリカの子育て日記～

まもなく学校に送られてしまうことが決定した、うちの大黒柱？ジェイさん。



２００６年は日々子どもに対抗意識を燃やしたり、だらだら怠けたりと、

父親としての役目をちっとも果たさず、くわっさんの愛情も９割減状態でした。




まあ、ジェイさんにしてみたら

「くわっさんも女としての役割をサボっている」ってなことなんでしょうが、

日々、子どもの世話とジェイさんの世話に追われる私が、どうやったら、

ジェイさんに対して男の色気を感じたりできるんだろう？？？？？

息子にしか見えん・・・・、しかも体が大きい分一番世話がかかるし、うるさいし。




毎日疲れきって、ブログと元彼とのメッセンジャーが唯一の楽しみの私なのに、

日中は子ども以上に私に母親として世話をかけた上に、

夜になるととたんに「妻」としての役割を求めるジェイさん。




コレはきつい、という感じで２００６年の私とジェイさんの関係は終わったのですが、

学校送りが確実になり、その後の危険地帯への派遣はまだ、全然決定ではないものの、

とりあえず学校に行くわけで、あと半年は会えなくなる、一応、配偶者であるジェイさん。

もしかしたら、学校からそのまま中近東に送られちゃったらかわいそうだわ。






という気持ちが沸いてきて、昨日たまたま、子どもたちは二人とも学校だったのだけど、

ジェイさんはお休みだったので、二人で朝ごはんデートに行ってまいりました。





ジェイさんは、お付き合いしているときからそうでしたが、

貧乏生まれ、さらにモテナイ暮らしな下級軍人なので、

私がどこかに連れて行くと、それはすべて「初めての場所」いつもとっても喜んでいました。




野球とか、アイスホッケーとか行ったことないアメリカ人男性って、みたことないでしょ。

それがジェイさんだったんです。




結婚後も子ども連れて行くような場所は当然ジェイさんは行ったことがなく、

誰よりも一番はしゃぐジェイさん

それと、我が家は、私もジェイさんも家庭環境にあまり恵まれてない育ちなので、

子どもと一緒に外出するのはとても楽しくあえて、子どもを預けてまで行く場所もなかったし、

夫婦二人で出かけたのって、ここ数年なかったです。





が、この間ね、偶然、ジムでジェイさんに会い、また相変わらず「ご飯ご飯」言ってたので、




くわっさん

「ひなのお迎えまであと３０分あるから、その辺で食べる？？」


といってサブウエイでサンドイッチを二人で食べたところ、ジェイさん感動し、涙目になり


ジェイさん

「二人でご飯食べるの何年ぶり？？」




ってくわっさんの手を握って感動、っていうかサブウエイだし、怪しいよ、私たち。

ちょっと気持ち悪いよ、ジェイさんって言うくらい感動していたのでした。

私はサンドイッチが食べられないので、もれなく手はほどかせていただきましたが




だから、まあ、最期の思い出に朝ごはんデートでもしよう、となりました。



いった場所は、以前はゲイの街と呼ばれていた街Ｈクレスト。（今もですか？）

留学時代は今よりもちょっと「怪しい」要素が強かったこの街。

でもね、ゲイの男性って基本的におしゃれでお金もあるわけで、

街の治安はいいし、おしゃれなお店は増えてくるし・・・・




っていうすばらしい好循環と近くの街の再開発などにより、さらにおしゃれ度が増したこの街。

いつも行きたいなって思ってましたが、駐車場もあまりないし、お店もおしゃれだから、

子連れでも来られないし・・・と、あきらめていたこの街でご飯なんて！



くわっさんデートとは別の次元でワクワクでした。




まずお店に入ると、すでにお客さん層がオシャレ。

たとえばこのお店にいるいわゆる白人の男性が、日本語で

『僕はフランスから来た』

といったならば、くわっさんは納得するような、そんな雰囲気（あ、説明下手ですか？）




お店も普通の家を改築した感じで、オシャレーーー。

朝ごはんからディナーまでずっとやってて、食事的にはアメリカンなご飯なんだけど、

面白いから行ってみて、とこちらの日本人のお友達に言われていってみたくわっさん。




いる人皆さんカジュアルだし、朝ごはんの値段も１０ドル前後と安いけど、

どこかオシャレでした。




ちなみに、ジェイさんは「デニーズがいい、朝ごはん食べるなら」と、言ってましたが、

無視してこのお店に連れてきたくわっさん。

が、デニーズがいい、わけではなく、デニーズしか知らなかったジェイさん。

まず、お店の雰囲気に一気に飲まれてしまい、びびっとる





私たちのテーブル担当の男性は、大変物腰が柔らかく、話も面白い人で、さすがＨクレスト

くわっさん、とっても最初から楽しんでいたのですが、ジェイさん緊張中

挙句緊張しすぎてメニューが読めず、なんかうろたえてるし。





と、テーブル担当の男性、ジョンさんが、またやってきて


ジョンさん

「決まった？先に飲み物たのんどく？それとももう一気に全部注文言っちゃう？

っていうかぁ、フレンチトーストがいい人手あげてー、はーい？あれ？誰もいないのぉ？」




っていうような軽いでも楽しいノリで話しかけてくれたので、注文も決まっていたくわっさんは


くわっさん

「ジェイさん、ねえねえ、どうするの？」（←っていうかあんたは決まったのか？と言う意味）



ジェイさん（まだまだ緊張中）

「ハニー、こちらの男性がただいま言った英語はデスねえ、先に飲み物を頼むか、

食べ物を一緒に注文するか？ってことなんですよ、わかりましたか？」




と、何を思ったのか、英語を英語にて通訳、っていうかそのままだし。



くわっさん

「わかるよ、じゃなくて、私はもう食べるの決めたけどあんたは？」


じぇいさん

「あ、あ、ああ、そうそうそうね、あのですねえ、こちらのメニューなんですけどもぉ。

いったいどういう食べ物なのか教えてください」ってジョンさんに聞いておる



くわっさん

「（・・・・Ｈａｓｈって書いてあるじゃん。それ以外にも詳しくかいてるじゃん）」



と、心の中で突っ込みつつ、ジョンさんの話も聞いてみたかったので、

ジェイさんに人前で突っ込むのはやめたらジョンさんの詳しい説明があり、楽しかったです。




その後、くわっさんはピーカンバナナパンケーキ

（ジョンさんのお薦めで生クリーム追加、太るからあえて頼まなかったのに）


ジェイさんは、コーンビーフハッシュを頼みました。




と、ふと隣のテーブルを見ると、フレンチトーストを食べてる人がいました。


ジェイさん

「えええ？フレンチトーストなんてメニューにあったんだあ」




くわっさん

「いや、メニューにもあったし、ジョンさんが、最初に

『フレンチトーストの人、手を上げてー』って言ったじゃん」



ジェイさん

「えぇ！？！？

(((（ ;゜Д゜)))　」



すっかりうろたえ何も聞こえてないしわかってない状態のジェイさん（３１歳）





ちなみにジェイさんをうろたえさせた素敵な店内の様子はこちら





そして、ジェイさんが食べたかったけど気づけなかったフレンチトーストはこちら





そして、どれもこれも量が多そうだったので、ダイエット中の私が、頼んだ

量が一番少なそうなパンケーキ（ＦｌａｐＪａｃｋ）はこちら。









卵とソーセージはつけなかったんですが、フラップジャックだけで、十分でかすぎ。

大食いのくわっさんも1/3しか食べられなかったです。





この後、子どもたちのお迎えの時間まで１時間ちょっとあったので


くわっさん

「ジェイさん、どうする？？学校に行くとき用の買い物する？」


ジェイさん

「いや、買い物はいい、家に帰ろう」



くわっさん

「は？なんか忘れたの？」



ジェイさん

「二人っきりで。ホラ」



くわっさん

「あんたは！学校に行くまで２週間ないんだよっっ！用意してください、用意」



ということで、ジェイさんの買い物に行くことになったわけですが、

まあ、その話はまた次回。




というかですねえ、買い物に行き、家に帰ってきたらすっかり怠け者になり、

私の怒りを再び買ったジェイさんですので、そのお話も次回・・・。